「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「本八戸の屋台横丁、スタンディングオベージョンです」

 清八でございます。ごぶさたしております。10月7日、8日、9日と、八戸、盛岡、花巻と廻ってきました。目的は、昨年10月、岩手国体のため宿が確保できず断念した「みちのく潮騒トレイル」を歩く事と、地元の居酒屋さん探訪でした。このトレイルルートですが、あの東北大震災と大津波によって被害を受けた海岸線沿いを整備して、新しい東北自然歩道として、全国からのハイカーを呼び込もうとしている環境省の一大プロジェクトです。全行程は、八戸市の蕪島から福島県相馬市までの約700㎞ですが、まだ全面開通はされていません。私は、設立目的「失われた緑を少しずつでも回復させよう」に感銘して、個人的に「緑の地球防衛基金」という団体に36年間入会していて、国内・世界中への植栽活動に、ほんの少し協力させていただいております。震災や津波で被害にあわれた地域への、ほんの少しのお手伝いとして、その地元を訪問して、ほんの少し、現地でお金を使っております。

 硬い話は、このくらいにして…、7日朝6時44分、新居町を出発、東京経由で、東北新幹線で、八戸駅へ、12時1分に到着しました。(画像①)駅前から100円バス(画像②)に乗って、中央卸売市場前の「八食センター」に向かいました。ここで、ランチの予定にしておりました。ここには、青森県内の食材が販売されていて、まぁ、大きな焼津さかなセンターですな。館内には、ラーメン、蕎麦、鮨屋、定食屋、お弁当屋さんと、いろいろ出店されているのですが、有名なのは館内で購入した食材を炭火焼で楽しめる「七輪村」です。二時間一人300円で、火起こし済みの七輪、皿、箸、おしぼり、トング、塩・胡椒・醤油がセットされています。館内で、食材を調達できるのですが、刺身も生牡蠣も生ホヤ(画像③)、地魚(画像④)、天ぷら、フライもあります。おにぎり、お鮨、ウニ丼、イクラ丼、海鮮丼、せんべい汁もあります。もちろん、生ビール、地酒、生絞りサワーも用意されています。昼から、生牡蠣、焼き牡蠣、ホヤ刺身で、生ビールと豊盃の三種セット(画像⑤)(画像⑥)をいただいてしまいました。ランチの後は、200円バスで、本八戸(画像⑦)へ移動、今夜のホテルに向かいました。ホテルの近くのバス停で降りると、ショップのウィンドウにポスターが貼ってありました。「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を2017」(画像⑧)(画像⑨)と10月6日、7日18時→21時「横丁オンリーユーシアター」の二枚でした。さっそく、一本20分のスタンダップコメディ、韓国太鼓、金粉ショー、バラエティトーク笑、ダンスなどのうち三公演とドリンク一杯付きで1000円のチケットを確保しました。結局、紙コップの生ビール片手に、清水宏さんのスタンダップコメディ(画像⑩)と、地元芸人の十日市秀悦さんのひとりコントライブ(画像⑪)、韓国太鼓(画像⑫)を楽しみました。19時半過ぎから、居酒屋探訪のスタートでした。ホテルのすぐ近くに、みろく横丁、花小路、鷹匠横丁、たぬき小路、ハーモニカ横丁、八戸昭和通り、長横町れんさ街などの居酒屋街があるのですよ。数十年前の浜松市・千歳町の様です。事前にリサーチしておいたのですが、土曜日、それも横丁月間の最初の週末、空いている店などありません。三軒目に席を確保できたのが、みろく横丁の「マンキ食堂」さんでした。カウンター8席の屋台です。さっそく、生ビールと八仙の三種セットを頼みました。肴は、看板料理のおでん盛り合わせ+ホッケのつみれ(画像⑬)、しめ鯖(画像⑭)、親父のポテサラ(画像⑮)、田子産にんにくバター焼きを頼みました。事前の情報は間違っておりませんでした。若いご主人に伺うと、おでんの汁は、出汁のみで醤油は一滴も使っていないとのこと。どうりで、締めのメニューに「おどん」があったのです。「おどん」、お判りでしょうか?おでんの汁のみの素うどんのことです。この、醤油を一滴も使わないおでん、いつか拙宅で再現してみたいです。

 さて、この八戸屋台村ですが、2002年の東北新幹線・八戸延伸開業に合わせ、オープンした固定式屋台です。全長80mの路地に25店舗あり、一つの屋台は、3.3坪、8席です。年間総売上げは、約6億円だけど、三年間契約で、収益・納税額・集客力・評判等によって契約更新の見直しがあるため、お爺ちゃん、親父の代から営業しているから、では更新されないそうです。25店は、仲良し倶楽部ではなく、全店がライバルなんです。飲食店、居酒屋関係者の方々は、十二分、ご承知の事と存じますが、何のご商売も厳しいもんですな。それでは、明日は朝5時起きなので、だば、寝るべい!

 追伸
 この八戸屋台村を立ち上げた時の、「スローフード」時代へのコンセプトを紹介しておきます。
1.ありとあらゆる多様な注文が可能であり、その注文に対応できること。
2.会話が豊富であり、人と人との交流があること。
3.そこで働く人々の個性が輝いていること。
4.定義 食べ物の質と安全性と経済性に立脚した、人と人、人と自然の関係性を追求する運動
※これが、1999年当時の公表資料に掲載されておりました。

 浜松市、遠州地区、静岡県内の議員さん、市役所職員さん、商工会議所の職員さん、飲食業に携わっておられる方々、既にこの屋台村に視察に行かれていたと思いますが、どのような感想を持たれたのか、地元に情報提供されていたのか、私の情報源としては全く入っておりませんでした。たいへん失礼ですが、再度情報収集及び報告するべきだと思います。地元のために、よろしくお願い致します。

 

画像① 画像② 画像③
画像④ 画像⑤ 画像⑥
     
画像⑦ 画像⑧ 画像⑨
     
画像⑩ 画像⑪ 画像⑫
     
画像⑬ 画像⑭ 画像⑮
     

八食センター http://www.849net.com/
酔っ払いに愛を事務局 http://www.yopparai8.jp/2017/
みろく横丁 http://www.36yokocho.com/

2017.10.15 清八



35年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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