「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

 

 

「2021年、コロナ自粛中のエトセトラを報告?します 9月篇 」

 

 清八でございます。まだまだ、お暑うございます。9月末で「緊急事態宣言!」「まん延防止!」解除になりましたが、9月も 相変わらず、「食」に関する書籍・漫画・DVDなど、主に中古品を探しては買い求め、読んだり、観たりして学習しておりました。

 それでは、9月分を報告させていただきます。

 

「深巳琳子著 沈夫人の料理店1、2小学館」(2009.8.4発行)中古コミック本
昨年、中古コミック本を見つけ購入出来た「沈夫人の料理人1~4」の続編と知ってリサイクル店で探して購入出来ました。前作は明朝時代でしたが、今回は1920年代の中国が舞台となっていました。主人公は、劉家の妻女である沈夫人と下僕の料理人・李三が「沈家飯店」をオープンさせるまでのストーリーです。今回の料理は、「広東粥」「椒麻鶏」「紅焼獅子頭」「冰花鶏蚕鳳凰球」「紅菱乳鴿」「麻婆豆腐」「桂元蒸鶏」「揚州炒飯」「三絲瓜巻」「八宝糯米鶏」「白汁鮰魚」「冬菜扣肉」「洋菜炒蝦仁」「影美鶏蚕撻」「清燉冬瓜盅」「塩梮鶏」といった客家料理が主に取り上げられています。コロナ自粛明け後は、京都の町中華から都内・横浜、神戸の客家料理店をハシゴしてみたいものです。(画像①)

 


(画像①沈夫人の料理店)

 

 

「安倍夜郎 著 深夜食堂14 小学館」(2015.5.5発行)中古コミック本
テレビ版「深夜食堂」の原作で、新宿・花園界隈の路地裏にある、深夜0時から朝7時までの小さな「めしや」で、メニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」のみだけど、マスターが作れるものなら何でも作ってくれる居酒屋で、マスターと常連客たちとのエピソード漫画なんです。今号のお品書きは、「そら豆」「鰆の西京焼き」「ニラ玉定食」「アメリカンドック」「ナポリうどん」「ネバネバ」「チキン南蛮」「アサリとキャベツの酒蒸し」「豚小間もやし炒め」「たまご豆腐」「もろきゅぅと梅きゅう」「タバスコ」「カニかまサラダ」「おにぎり」でした。「ネバネバ」は、長芋とおくらと納豆を混ぜた一品です。(画像②)


(画像②深夜食堂 )

 

 

「椎名 誠 著 おなかがすいたハラペコだ②おかわりもういっぱい 集英社文庫」(2021.3.25発行)中古本
シーナ的グルメエッセイの第二弾です。164から168頁に掲載されている「うどんすきの謎」。大阪の「うどんすき」のことなんですが、「お正月のおせち料理の余った奴をうまく再利用しているのではないか」という一文がありました。「うどんすき」の内容物からの発想なのでしょう。私が「うどんすき」で最初にイメージするのは、大阪の「美々卯」さんです。名古屋へ出かけた時は、かなりの頻度で高島屋店でいただいてました。オンラインストアから取り寄せたこともあります。宗田鰹節と昆布の出汁が絶品で、日本酒を飲みながらでも味わうことが出来ました。京都・大阪に行けるようになったら、久しぶりに再会したいものです。(画像③)

 


(画像③おかわりもういっぱい)

 

 

「平松洋子 著 かきバターを神田で 文春文庫」(2019.11.10発行)中古本
エッセイストの平松洋子さんが食文化と暮らしをテーマに書かれたエッセイでした。書名に惹きつけられて購入したのですが、22~24頁に掲載されていたのは、神田須田町の定食屋「とんかつ万平」の「かきバター定食」でした。「白い皿に整列する熱いバター醤油にまみれた立派なかき六個、清らかなせん切りキャベツ、黄色い辛子。あの光景を思い浮かべただけで、辛抱たまらん気持ちになる。」神田には古書街がありますが、神田須田町には「神田連雀亭」という座席数38席(コロナ感染防止対策として、現在は20席)の小さな寄席があるのです。二ツ目の修業の場で、木戸銭は演者数、時間帯によって500円、1000円、1500円…とリーズナブルで、超若手の落語を聴くことができるんです。私が、40年継続している湖西市新居町内での「本果寺寄席」に出演していただいている二ツ目の落語家さんたちは、この連雀亭で見つけた方が多いです。「コロナ移動自粛」前は、超若手を聴くために、定期的に通っておりました。また、この連雀亭のぐるりには、「かんだやぶそば」「竹むら」「あんこう鍋いせ源」「神田まつや」「洋食松栄亭」などの名店が揃っているのです。コロナ自粛明け後は、また通いたいものです。(画像④)

 


(画像④かきバターを神田で)

 

 

「和田はつ子 著 料理人季蔵捕物控 天下一の粥」(2020.12.18発行)中古本
2007年から発行されている「料理人季蔵捕物控シリーズ」の40巻。日本橋・木原店の一膳飯屋「塩梅屋」の季蔵が料理人と奉行の隠れ者としての活躍を描いた大ベストセラー小説です。今回は、何と「コロナ感染?」を取り上げておりました。例えば、恐るべき流行風邪が猛威を振るい始めた頃の物語…、奉行所からの高札には、「昼餉、夕餉や茶、菓子等を供する大小料理屋、汁粉屋、甘酒屋、水茶屋、揚弓屋等は一時休業。これには屋台の蕎麦屋や天麩羅、鮨屋も同じ。正月に向けての師走市は縮小する。縁日、寄席、芝居は中止する。」と書かれていました。やがて奉行からの依頼で「塩梅屋」を「為朝屋」と名前を改めさせられます。それは、源為朝が流行風邪退治の大明神であった、という理由から…。そして、病人や家族を癒す食べ物のレシピも依頼されます。お粥から丼物に移っていきますが、「小松菜飯と浅蜊の生姜煮丼」「三つ葉飯とタレ焼き蛸丼」「赤紫蘇飯と漬け込みさわら焼き丼」「ねぎ海苔飯と新巻鮭ほぐし丼」「おかか飯とちりめんじゃこ丼」「きんぴら飯と穴子の卵とじ丼」「椎茸飯と蛤の胡麻醤油焼き丼」「高菜飯と真鯛塩焼き丼」「ひじき飯と小海老の卵とじ丼」「甘辛飯と揚げまたは焼き白身魚丼」の十日間、日替わりで食べられる贅沢丼が登場していくのです。レシピも完成品の画像もありませんが、ソルトドットコムのご常連の方々は容易にイメージできると思うのです。(画像⑤)

 


(画像⑤別冊うかたま)

 

 

「暮しの手帖 第14号 通巻502号」(2021.9.25発行)新刊本
今号は、渡辺有子さんの「グラタン」のレシピ5種、按田優子さんの「粉もの料理」のレシピ6種が紹介されていました。104頁の「暮らしのヒント集」の一つに、「毎日を損得勘定だけで生きるのは、けっこうつまらないもの。楽しんで、めいっぱいやる、それでいいじゃありませんか。」134頁には、プロボクサーの村田諒太さんのエッセイ「人生に向き合えば」。「…私は、地位と名誉などというものは、神様ではなく、人間が作った、脆く崩れやすいものであり、人生を懸けて追い詰める必要はないものだと再確認致しました。最も大切なものは外ではなく内にある、そういったことに思いを強くする今日この頃です。」自民党総裁選の四人、その後見人、国政選挙の立候補者、立候補予定者さんたちの言動を見聞きして、全く、その通りなんだな、と強く感じております。(画像⑥)

 

 


(画像⑥)

 

 

 

※「緊急事態宣言解除」の後、いつから「第六波!」という心配もありますので、書かせていただきます。「二回、ワクチン接種してるから!」と言って、マスク無しで映画館やスーパー、コンビニ、飲食店に入店されている大人の方々、「頭を冷静に」行動していただけないでしょうか。それから、昨年の「アルコール消毒液」が高騰又は入手困難な時期ならともかく、特に飲食店では「次亜塩素酸水又は亜塩素酸水」による入店時又は着席時の消毒は、改めて、「アルコール消毒液」による消毒に換えていただけないでしょうか。私は、医師でも看護師でもありませんが、「化学物質管理者」資格で仕事をしていたキャリアがあります。「次亜塩素酸水又は亜塩素酸水」が今回の「コロナウィルス」による手指の除菌・除ウィルスに効果的ではない、ことぐらいは理解できます。「第六波」が来ないように、「冷静なるご判断と行動」をお願い致します。

 

 

2021.10.12 清八



38年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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