「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「ディープなコペンハーゲン、その2」

 清八でございます。
 前回のレポートで、ホットドックは万国共通の食べ物なので、この場面は割愛、と書いてしまいました。ところが、朝10時くらいから街のあちこちにオープンする屋台(手動で移動していました)には、フレンチドックといってパンに穴があいているところにソーセージを差し込む形のホットドックがありました。ソースはマヨネーズかケチャップかマスタードが選べます。市内の広場には、こうしたスタンドと共にビールスタンドがあって、お茶代わりに一杯といった雰囲気です。

 さて、5月1日、現地での午後1時、半日の古城めぐりツアーに参加しました。5時間のコースで295クローネ(約5,000円)でした。コペンハーゲンの市庁舎近くのバス乗り場から約1時間半でハムレットの舞台とされたクロンボー城に着きました。この城はオアスン海峡を隔てた対岸にあるスウェーデンの港町ヘルシンボリへの定期フェリーが発着するヘルシンオアの岬に建っている海の城です。この定期フェリーですが、週末になるとスウェーデン側からの乗船率が急増するとのことです。どうしてかと言うと、スウェーデン側では、一人が一度に購入できるアルコール飲料の量 が制限されている為(ロシアほどではないのですが、アル中発展途上者が多いんだそうです)、お好きな方は週末に車一杯に空き瓶を積んで、買出しツアーを繰り返すのだそうです。それも世界で初めてデポジット制を導入したのがデンマークだという理由もあります。返金の額もばかになりませんからね。ハムレットの舞台となったのは、当時、北欧一の大広間があった事から想像できるのですが、他国との交流が盛んで威厳と権力を感じさせる造りであること。天候が不順で、すぐに霧に囲まれ幻想的なシーンになることが、当時のシェークスピアに好印象を与えたのではないでしょうか。この後、デンマーク王室の夏の別荘である、フレーデンスボー城(中は7月のみ一般公開だそうです)を写真撮影して、エスロム湖に浮かぶ島の上に建つフレデリクスボー城へ向かいました。この城は火災によって一部が焼け落ちた後、カールスベア財団のカール・ヤコブセンの資金提供により再建され、国立歴史博物館として一般 公開されています。カールスベア財団の源は、あのカールスバーグ・ビールです。

 ホテルに戻ったのが、夕方の6時、まだまだ外は日中の明るさでした。昨日の時差(日本とはマイナス8時間です)の疲れもあって、「お昼寝タイム」。目が覚めたのが8時頃、でも外は日中と同じだった為、歩いて3分の「チボリ公園」内のレストランに行くことにしました。本家本元のチボリは、このシーズンは夜11時まで開園していたからです。しかも、園内には37箇所のカフェやレストランがオープンしていました。昨日の日本人ガイドからアドバイスされたデンマーク料理のレストラン「Perlen」に入ったのですが、困ってしまいました。メニューがデンマーク語だったからです。あわてて、用意してきたデンマーク語の会話集を取り出して、何とか、ビールとサーモン・グリルを注文できました。

 今回、料理の画像が無いのですが、あまりにも立派なレストランで、しかも満席状態でしたので気後れして撮れませんでした。ご参考までに、ビールは「エル」、生ビールは「ファズエル」、サーモンは「ラクス」といいます。私たちの近くで品のいいご夫妻が食事をされていたのですが、何とビール・大とワイン・クーラーに入った「焼酎」を頼んでいました。これは、ご主人が焼酎で奥様がビールかな、と勝手に解釈したのですが、そうではありませんでした。これは、現地では当たり前の飲み方で、「じゃがいも焼酎スナップス」をギンギンに冷やして、小さなグラスに注ぎ、口に含んで、ビールで流し込むのだそうです。この焼酎はアルコール度数45%なので、こういう飲み方をしないと体内に入っていかないのだそうです。ともあれ、現地ではこうした飲み方で、べろんべろんになるのだそうです。試しに、試飲用の小さなサイズを買ってホテルの部屋で試してみましたが、そのまま寝てしまいました。恐ろしいアルコール飲料でした。酔いつぶれてしまいましたので、これで、失礼します。

2005.5.27


34年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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