「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「噺家さんたちの食生活…その3からワインテイスティングの話になりました」

  清八でございます。たいへん、ごぶさたしました。

画像①

  別冊ちりとてちんで紹介させていただきました5月18日(日)の本果寺寄席「ご存じ瀧川鯉昇の会」も盛況に終えることができました。画像①は、今回のゲスト、桂米福師匠です。湖西市新居町内の地域寄席は、浜松出身の瀧川鯉昇師匠の二ツ目時代(春風亭愛橋)、勉強会として昭和57年から始めたのですが、33年70回続けてきました。これまで来演していただいた噺家・芸人さんたちは37名、延べ243席、聴いていただけました。これまで、私のマクラでは「若う見えてますけど、古うおまんねやで、わたいは…」言うてましたけど、3月10日に還暦になってしまいました。シニア料金、どんどん、利用させていただいております。
画像②
67回目までは、夜7時とか6時半開演でしたので、高座に上がられる前に食事をご用意してきました。業界用語で、「のせモノ」と言うてますが、浜松市内の会では、当然のように「鰻弁当」が多いです。土地の名物という意味もありますが、早く食べられることと、ご飯が硬くないですから、歯が悪くてもご高齢でも食べられるという利点があるのやそうです。私の会では、「梅うどん」とか「おぼろうどん」、初夏ですと「冷し中華」でした。鯉昇師匠が浜松ご出身なのに、鰻がダメ、生の刺身がダメという体質で、当然のように生の寿司もダメでしたので、ゲストの方に対しても麺類にしてしまったのです。ところが、高座に上がられる前は、殆どの噺家・芸人さんたちは軽いモノを食べられているんです。満腹にしてしまうと緊張感が薄れてしまったり、声が変わってしまうからで、おわかりになりますよね。
 さて、終演後は、恒例の打上げです。(画像②)33年前、当時の新居町内では夜9時半過ぎから営業してくれる居酒屋さんも無かったし、出前してくれるお寿司屋さんも無かったし、コンビニもテイクアウトの店も存在していませんでした。そのため、必然的に「持ち寄り散財」になって、スタッフやお席亭の差し入れや手作りの肴がテーブルに並べられ、90分飲み放題ルールも無く、和気あいあいで進みました。同時進行のように拙宅で30年近く続けている「わいわいワイン会」も「持ち寄り散財」です。上方落語に「寄合酒」という噺がありまして、落語国の世界では運転免許も自動車も登場しませんので、町内の若い連中が集まりますと、「なぁ、おい、一杯飲もか」から始まります。ところが、誰もお金を用意できませんので、「今日は、俺が出しとこ、われが出しとこやないで。持ち寄り散財やさかいな」「何や、それ。何でもかまへん。昨夜のお菜の残りでも、今朝のお菜の残りでも、家にあるやつを一人一品、持ってきたらええのや…」こうして宴会が始まるというパターンです。もう死語になってますけど、「持ち寄り散財」、えぇ言葉や、思いまへんか。
 
画像③
今回は、日曜日の開催となりましたので、豊橋のフラスカティの榊原シェフに差し入れしていただけました。バーニャカウダ(画像③)とチーズと生ハム(画像④)です。ご常連のお客様からは、わらびの煮物(画像⑤)。当方で用意したのは、牛すじ煮込み(画像⑥)と野菜の煮込み(画像⑦)でした。演者もスタッフも同様に一歳ずつ年齢を重ねていきますから、夜の打上げ料理は、野菜や山野草がメインの方が、お酒が進むようですな。ところで、今回は、半年前に仕入れておいたボージョレー・ヌーヴォーの最高級品を開けました。熟成は当然してなかったですが、飲みやすくなっていたようです。また、ドイツのビールで「エッテンガー・エクスポルト」「エッテンガー・ヘーフヴァイス」の缶をご用意致しました。逆に遅くまで営業している居酒屋とかレストランが無い町に暮らしている良さを感じることができる「打ち上げ」または「わいわいワイン会」だと自負しております。これからも続けさせていただきます。
画像④
 さて、24日(土)ですが、久しぶりに、名古屋の稲葉商会と高山の坂本酒店共同主催の「ワインティスティングの集い」に出かけてきました。会場は、名古屋市千種区の吹上ホールでした。50種類のティスティングワインが用意されており(画像⑧)、小売価格で1万円以上が4点あり、この4点は一人1グラス限定でした。50種類のうち15点は味わったでしょうか。高山市(合併前の久々野町)の坂本酒店さんが私のワインの師匠です。逆に、ベルギービールは私が紹介したのですが。跡継ぎの息子さん、坂本雄一さんは、あの田崎真也さんのスタッフになっていて、東京都内でのワイン会に講師として招かれています。地質学出身なので葡萄畑の土壌の専門家になってしまわれたのです。この坂本酒店さんとは30年前から家族ぐるみのお付き合いをさせていただき、拙宅での「わいわいワイン会」のワインは、すべて依頼しております。そうそう、1グラス限定のワインを紹介しておきますね。
2009 Amarone della Valpolicella 画像⑨
2011 Chacai Chardonnay 画像⑩
2010 Atteca Armas 画像⑪
2012 Erdener Pralat Auslese 画像⑫
詳細は、ネットでお調べ願います。よく日本国内に入ってきているな、と話題になっているワインです。

画像⑤ 画像⑥ 画像⑦ 画像⑧
画像⑨ 画像⑩ 画像⑪ 画像⑫


坂本酒店 http://waiwai-wine.com/

2014.5.30


34年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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