「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「ディープなソウル、その3」

 清八でございます。
お正月にソウルに行ってきました(遅いレポートで、すんません)。今回のテーマは、高級宮廷料理とB級グルメでした。さすがに元日は、一番高いだろうと勝手に憶測して、2日からの出発にしたら、韓国は旧正月なので元日の方が安いんだそうです。セントレア9時40分発で11時50分、仁川空港着、現地の気温は5度でした。しかし、現地ガイドの説明では、元日は最高気温が氷点下2度だったそうです。空港からホテルへの途中でご案内されたロッテ免税店では係員の説明から開放されてから12階のレストラン街へ直行、「すし広場」へ入りました。自由時間(免税品を買いなさいという拘束時間です)の30分間を使って、B級グルメのスタートです。回転寿司ですから、メニューを見なくてもわかるのですが、一応、メニューと見比べながらいろいろとトライしてみました。お店のメニューそのまま書いてみます。「WHITE KIMUCHI ROLL(キムチひらめ)」「FRIED TOFU(稲荷寿司です)」「WHOLE SEA EEL(一本うなぎ)」「UDO(日本語メニューでは、たらのめ、でした)」


写真①

写真②

 実は、この夜は北岳山の「三清閣(サムチョンガッ)」という国賓のための高級料亭でマッコリを飲みながら、宮廷料理をいただいたのですが、今回はB級グルメのレポートです。翌日、ソウル市庁舎周辺を散策、市庁の食堂街を歩きました。お昼は、全州の伝統料理の食堂「オボッチョン(五福亭)」(写真①)を探して入りました。この食堂は、「コンナムルクッパッ(豆もやしスープご飯)」「トルビビンバッ(石焼ビビンバ)」「ポッサム(蒸し豚)」の三メニューのみで官公庁職員御用達というお店なんです。(国内でも同様なんですが、初めての土地で食堂に困った時は、官公庁の裏手に回るようにしています。たぶん、毎日のように職員の方が利用されていますから、観光客として入っても悪い対応はしないからです)ネット情報では、昼11時20分頃から1時頃までは行列が出来る店として大混雑という事だったので、2時頃から入店、「トルビビンバッ」を注文しました。待っている間に、塩辛と青唐辛子、味噌がセッティングされ、つまんでいる内に、あつあつの石鍋(写真②)が運ばれてきました。ほうれん草、ニラ、豆もやし、シメジ、銀杏、松の実、栗、大根、人参などいろいろと入っていて、さすが、市庁職員が毎日通うだけの味と値段でした。お昼時間を外したので、店を出る頃には、近くのテーブルで食堂のおばちゃん達が賄い料理で盛り上がっておりました。超お勧めの一店です。

夜は、やはり市庁舎の裏手にある「イブクソンマンツゥ」(写真③)という居酒屋に入りました。昼間、下見をしておいたので場所がわかりましたが、夜は迷ってしまうような路地裏です。日本語メニューはまったくありません。日本語での注文もできません。実は、友人夫妻が昨年、このお店に入った際、料理の写真を撮ってくださり、今回、その写真を持って入店、指差しで頼みました。正式な料理名はわかりませんが、写真④が「マンドゥ(スープ餃子)」ですが、洗面器のような大きな鍋に大きなマンドゥが三個入っていました。写真⑤は、「ヂヂミ」ですが具の内容はわかりませんでした。さて、問題は写真⑥です。この真っ赤なスープはキムチ汁です。しかも氷が入っているんです。店の外は氷点下の時間に。このスープの中に冷たいご飯が入っているんです。「冷たいキムチ汁ご飯」なんです。こうした料理で回りも焼酎を飲んでいましたので、同じ焼酎を頼みました。次から次へと、スーツ・ネクタイのお客が入れ替わり立ち替わり、確かに官公庁の職員御用達のお店の一つだと思います。前日、現地のガイドに尋ねたところ、そんな店は知らないと言われました。翌日、ホテルのフロントで尋ねたところ、そんな料理は知らないと言われました。初めて見た時は、驚きましたが味も値段も「○」です。結局、今回も焼肉と肉料理の店に入りませんでした。まだまだ、知らない料理があるようで、これからも楽しみです。


写真③


写真④

写真⑤

写真⑥

2008.3.10


34年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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