「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「ちりとてちん」

 今回から始まります、このコラムのタイトルでニヤッとされる方は、かなりの落語好きだと思います。

 東京落語では「酢豆腐」という演目のこの落語、町内の友だち仲間が集まって歓談中、横町の通人気取りの若旦那を困らせてやろうと、腐った豆腐にカビが生え、酸っぱいにおいがしているものを台湾からの土産物として試食をさせます。鼻ツン・目ピリなるしろものを一気に息もつかさず口に流し込みます。その後、この若旦那のリアクションは&、というような噺です。

 食に関するコラムですから、これ以上は書けませんが、現実にあてはめてみるとグルメブームの行き着くところ?と考えるのは、ゴメンナサイでしょうか。

 さてと、これからどれだけ続けられるか、読んでいただけるか、心配なのですが、私は遠州生まれの遠州育ちです。地元の米や魚や野菜を食べ続けていますが、関西系の味付けが好みです。ビール大好き人間ですが、発泡酒やドライビールは嫌いです。ベルギービールにはまっています。ワインも国内で入手できるドイツワインを試飲し続けて体を悪くしました。紹興の紹興酒(メイドイン台湾ではない)も大好きです。島の泡盛も大好きです。

 このような好きな飲み物に合う食べ物は、と、いつも考えています。「食文化」という言葉がありますが、やはり食前・食中・食後酒を含めての食べ物という概念まで広げられては、いかがでしょうか。

 私の薄博な経験と独断の知識がお役にたてれば幸いです。

2003.2


34年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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