「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

 

 

「平等院鳳凰堂の裏側を確認に、京都へ行って来ました」

 

 清八でございます。あけまして、おめでとうございます。今年も、よろしくお願い申し上げます。

 私の今年の年賀状ですが、四文字熟語から「丑去寅来」と書きました。文字通り、「丑年が去って、寅年が来るよ」なんですが、中国四千年の歴史の「ことわざ」の意味では、「どんなに辛くても、丑年の次には寅年が来るよ」という意味なんです。正に、「コロナ禍」の年明けを意味しているのでは、と勝手に解釈し、書かせていただきました。

 さて、前回までは一年間、「食」に関する書籍・漫画・DVDなど、主に中古品を買い求め、それらの中からレポートさせていただき、お付き合い願いました。今回は、違います。12月19~20日、2年半ぶりに京都に行ってきました。前回は、2019年6月27~28日、京都迎賓館・仙洞御所・修学院離宮を見学、京都町中華と「麩懐石」を食してきました。くわしくは、「ちりとてちんNo.174」をお読み願います。

 今回の目的は、平等院鳳凰堂の裏側をしっかりと見ることでした。コロナ禍で外出自粛、他県移動自粛の昨年、1月6日に通院している新所原の山本歯科医院さんに、歯のクリーニングに伺ったところ、「まだ、ジオラマ制作は出来ますか?」と尋ねられました。・実は、一昨年の9~10月、新居町内の元・芸妓置屋「小松楼まちづくり交流館」から要請され、私が12年前に制作した「鉄道模型ジオラマ」を計3台展示しました。その時、10月に歯科医院の技工士さん達が見学に来てくれたのです。「今は制作してませんが、道具は保管してあります…」と答えると、何と「木製の平等院鳳凰堂を制作して欲しい。もちろん、仕事として…」と依頼され、1月16日から3月27日まで制作、初めて「モデラー」という在宅勤務をしました。元々は、ウッディジョーと言う静岡の模型屋さんのキットで、税込55,000円という超大作でした。当初は、白木の木製模型の組立だったのが、「着色」を追加され、中堂内に阿弥陀仏を入れ、LED内部照明を追加、そして池を造成、樹木を設置して「鷺」まで置いたジオラマ化に進展したのです。池の造成だけで約二週間を要しました。あの、平等院の池なんです。ジオラマ台は、「90.60㎝」という大きさになりました。作業時間は、190時間でした。現在も、山本歯科医院の一階待合室奥に展示されておりますので、ご興味のある方は、ご見学願います。(画像①)

 


(画像①平等院鳳凰堂のジオラマ)

 

 この作業中、どうしてもわからなかったのが、鳳凰堂の裏側でした。絵葉書にもHPの画像にも、裏側はありませんでした。確認の為に見学に行くことが出来なかったのです。もし、とんでもなく違っていたら修正が必要かもしれないと、行ってきたのです。結果、大きな違いはないと判り、安心致しました。(画像②)

 


(画像②鳳凰堂の裏側 )

 

 今回、京都に行くにあたって、最新のグルメガイド本を中古本で探しました。「MeetsRegional2021.6」と「Leaf2021.12.01 新・京都案内」の二冊(画像③、画像④)を購入出来ました。結果論ですが、この二誌に取り上げられていたお店には立ち寄りませんでした。ごめんさい。

 


(画像③MeetsRegional)

 


(画像④Leaf)

 

 たいへん長くなりましたが、ここからが今回の京都グルメ情報です。宇治の平等院に向かう途中、駅から5分ほど、宇治橋通りの途中にある「大阪屋食堂」さんに飛び込みました。ネット上のグルメサイトや駅にあった飲食店案内には、修学旅行生向けかインバウンド時の外国人観光客向けのご案内が多く、惹かれるものが無かったからです。このお店は、サンプルケースと御品書きに、「うどん・丼物」とあって、おそらくは長く、おじちゃんとおばちゃんが続けてきただろうな、と感じさせる食堂でした。二階の店内に入ると、全く想像どおりの食堂でした。私は、「木の葉丼とわんこ蕎麦セット」(画像⑤)、奥様は「こん玉定食(きつねうどんとミニ玉子丼)」を頼みました。入店した時からおばちゃんが喋ってたとおり、お出汁が絶品でした。関西のお出汁でした。久しぶりに、ホンマもんの「木の葉丼」を経験出来ました。浜松市内や湖西市内のお店でもメニュー化して欲しいものです。

 


(画像⑤木の葉丼とわんこ蕎麦セット)

 

 このお店での収穫がありました。おばちゃんがご常連の方と喋ってはったんですが、「ずっとラーメンやってたんやけど、コロナで一日一杯になっても寸胴空けて、洗わなあかんさかい、もったいないやろ。もう、出来へんわ…。」、これが、長い間常連客の絶えないお店なんでしょうね。平等院の見学後、宇治から中書島に移動、酒蔵の月桂冠「伏見夢百衆」に立ち寄り、「こだわりセット」(画像⑥)で三酒を試飲、あの寺田屋旅館を外観のみ見学、京都駅に移動しました。

 


(画像⑥こだわりセット)

 

 京都に戻って、ホテルモントレにチェックイン。今回の収穫の二番目は、「接種証明割引」で宿泊料が半額になっただけでなく、チェックアウトが14時まで無料、かつ、13階にある「スパ・トリニテ」に二回無料(通常、宿泊者料金1,770円)となっていたことです。ディナーは、ネットで探して予約しておいた、西院の「蘭桂坊(ランカイフォン)」(画像⑦)を探して行ってみました。西院は、右京区と中京区の境目に当たり、下町といった雰囲気の地区です。駅から壬生西檜町という直線で500mの所にありました。広東料理をベースに和洋・エスニックを加えた創作中華料理店とのことです。2年半前の京都では「京都町中華」を食しました。今回も、同様に探しました。麻婆豆腐、北京ダック、ふかひれ、なまこ、あわびなど中華料理の定番は揃えられていたのですが、ベースは広東料理でした。今回、注文したのは、「ピータン」(画像⑧)「京豆腐のサラダ」(画像⑨)「サーラータン・スープ」(画像⑩)「焼売」「牡蠣の甘酢炒め」(画像⑪)「豚の角煮」(画像⑫)「五目焼き飯」とボトルの紹興酒でした。住宅街にあるだけに、ランチの時間帯は予約なしでは無理なようです。もっとも、京都ではどの飲食店も予約ですけどね。

 


(画像⑦蘭桂坊ランカイフォン)

 


(画像⑧ピータン)

 


(画像⑨京豆腐のサラダ)

 


(画像⑩サーラータンスープ)

 


(画像⑪牡蠣の甘酢炒め)

 


(画像⑫豚の角煮)

 

 割引のホテルには申し訳なかったのですが、朝スパの後、ホテル内ではなく、蛸薬師通烏丸西入橋弁天町の「京菜味のむら」さんのおばんざい定食(画像⑬)を朝食にしました。おばんざい四鉢を選び、ご飯・味噌汁お代わり可、コーヒー付きで、税込650円也。玉子もハム・ソーセージ、チーズ、焼き魚、カレーも無いけど、コスパ良し。7時から10時まで、100食限定とのことでした。失礼ですが、ホテル朝食ビュッフェ3,000円…、もう、そない食べられしまへんもん。

 


(画像⑬おばんざい定食)

 

 14時チェックアウト可能だったのですが、奥様の希望で上賀茂神社まで歩くことになりました。スタートは、三条河原から北上、車両の通行も信号機もない河原を歩きました。上賀茂さん(画像⑭)に着いたのが、お昼少し前、ランチのお店を探していたら、「今井食堂」(画像⑮)を見つけました。確か、「さば煮」のみのお店で、学生さんたちの御用達とか?のれんの横の張り紙には、「コロナ感染防止の為、土日祝日はお持ち帰りのお弁当のみ」と書いてありました。今日は月曜日、店内で食べることが出来ました。


(画像⑭上賀茂神社)

 


(画像⑮今井食堂)

 御品書きは、「さば煮定食」(画像⑯)と「おすすめ定食」のみ。三日間煮込まれた鯖は、骨までトロトロ、大根と油揚げの味噌汁はやさしい味で、寒い日に「ほっこり」させてくれました。ちなみに、「さば煮定食」は、税込720円。「おすすめ定食」は、チキンカツ、卵焼き、コロッケ、小さば煮のセットで税込1,000円です。近くの学生さん達は、助かっていると思いました。行きは徒歩で、約2時間半、帰りは市バスで駅まで約1時間、230円でした。駅から東本願寺さんに向かい、ご参拝、また駅に戻り、京都高島屋に立ち寄り、「551蓬莱」で「海鮮焼きそば弁当」「エビチリ弁当」「豚まん」「焼売」を買い込み、帰宅後のディナーにしました。

 


(画像⑯さば煮定食)

 

 今回、久しぶりの京都でした。当時は、コロナウィルス新規感染者が京都市内で、一日5人の頃でした。それでも、ホテルのフロント・ロビー、百貨店の出入り口・各フロアー、各老舗店、喫茶店なでの検温・消毒・アクリル板設置などなど、徹底されておりました。この「ちりとてちん」が公開される頃には、もっともっと対策されていると思います。

 「緊急事態解除」後に、浜松市内の協働センターでの「落語講座」が再開され11月から廻っておりますが、まだまだ高座と客席の間が3メートル以上だったり、高座の前にビニールシートが設営されていたりしました。昨年、一番喋ってきたマクラがあります。

 健康講座で、人間二つの事が同時に出来ると、ボケ防止・認知症予防・アルツハイマー予防になると、よく言われておりますね。私、二年程前に東大医学部の先生から伺ったんは、違うんです。二つではなく、三つなんやそうです。何々?かと言いますと、一つ目は「人の話は、ちゃんと聞く!」、二つ目は「その話を聞いて、笑う!」、そして三つ目が「その話を聞いて、拍手をする!」。そんな難しい事や、ないでしょ。これからのお時間、どのように対応したらお互いに笑って快適に過ごせるか?よ~く考えられて、行動していただきたいと思います。こんな事を二年間喋ってきたんです。ところが、世の中は進んできたんですね。もう、三つではあかん、四つになりましたね。その四つ目というのは、「マスクをしながら…、なんですね」

 こんな内容に変わってしまいました。「第六波」拡大させないよう、「うがい・手洗い・洗顔・消毒」を継続しましょうね。

 

2022.1.10 清八



38年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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