「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

 

 

「ソーキ汁膳のランチから、夜はトビウオの刺身で泡盛になりました」

 

 清八でございます。3月28日から30日まで、久しぶりに沖縄に居りました。その二日目の出来事でございます。

 28日はセントレア発の外気温が14度、那覇空港到着場は24度、那覇市内では暑かったのですが、29日は朝9時で14度、予報では一日雨模様となっていて、世界遺産の「勝連城跡」(画像①、画像②)に着いた頃には降り出していました。沖縄県内には、200位の城跡があるとの事ですが、首里城・中城城跡・座喜味城跡・勝連城跡・今帰仁城跡が世界遺産として登録され、観光スポットになっています。この勝連はその中で最古のグスクで、まだまだ発掘と整備が続けられています。雨で滑りやすかったので、途中で引き返したのですが、標高71mまで登れば、太平洋側が見渡せて、何故この地に造られたのか、その意味がわかります。


世界遺産の「勝連城跡」(画像① 画像②)

 さて、この日のランチは、うるま市の海中道路を渡って平安座島、宮城島、そして伊計島までの間で新しいお店を探す予定でした。ところが、市役所与那城庁舎を過ぎた頃から、どしゃ降り状態、晴天であれば海の上を走っているような感覚にさせてしまう道路上からは雨粒しか見えず(画像③)、AJリゾートアイランド伊計島の駐車場に着いても、車から出られず、ランチメニューの確認もできない為、そのまま引き返しました。


道路上からは雨粒しか見えず…(画像③)

 車中でネット検索していたら、浜比嘉島に古民家食堂「てぃーらぶい」がある事がわかりナビを頼りに向かいました。赤瓦屋根の古民家(画像④)に入ると、ちょうどお昼の満席状態が緩和された為か、すぐに注文できることになりました。メニュー表面(画像⑤)にあるように「ソーキ汁膳」と「中身汁膳」の二種類、ご飯は「もずく入りじゅーしー」か「もずくの佃煮のせごはん」から選べます。「ソーキ」は、骨付き豚あばら肉、「中身」は、豚のもつです。「じゅーしー」は、炊き込みご飯の事です。


古民家食堂「てぃーらぶい」(画像④)


メニュー表面(画像⑤)

 メニュー裏面(画像⑥)には、「でじゃーと」と飲み物がありました。コーヒーの「ひじゅるー」はアイス、「あちこーこー」はホットです。私は、「ソーキ汁膳、もずく入りじゅーしー」(画像⑦)にしました。沖縄の正に家庭料理の定食、おいしくいただきました。


メニュー裏面(画像⑥)


「ソーキ汁膳、もずく入りじゅーしー」(画像⑦)

 食事後も雨は止んでくれませんので、屋根のある場所に行こうと、検索、何年も前から熱望していた「宗像堂」(画像⑧)というパン屋さんを探して行くことにしました。宜野湾市の嘉数にあるのです。2015年11月の沖縄ツアーで読谷村の「パン屋水円」に行くことができたのですが、このオーナー夫妻が修業されていたのが「宗像堂」さんなのです。自家製の天然酵母、国産小麦のみで、卵・牛乳・バターを使わないハード系(画像⑨)のパン屋さんなのです。


「宗像堂」(画像⑧)


自家製天然酵母、国産小麦のみ使用の、ハード系パン屋さん(画像⑨)

 長くなりますが、お店のご案内にありました。「宗像堂が大切にしているもの。それは、パンの持つエネルギーです。それは人が生きるみなもと。原材料がどこから来て、誰が運んでくるのか。原材料が、パンになるまで幸せな空気の中で作られているのか。私たちに提供できる最高のエネルギーがパンに込められているのだろうか。空間、人間、関係性、健康、精神、人生の歩き方、あり方。宗像堂に関わる人、ものすべてが幸せでありますように。そんな願いが込められています。」

 私は、こういうパン屋さんが大好きです。こういう調理人が大好きです。豊橋のフラスカティさんご推薦の豊橋市内のパン屋さん「かぜのようにはなのように」の天然酵母・国産小麦、人生の歩き方、共通するものが多々あります。使い方が間違っていたら、ごめんさない、ですが、私には「一期一会」のパン屋さんでした。

 いろいろな収穫のあった二日目、妹宅へ戻ったのですが、お腹いっぱいで夜の居酒屋さんへは20時頃に連れて行ってもらいました。糸満市内の居酒屋「海ぼうず」さんでした。この夜は、年度末の金曜日、殆どのお店で歓送迎会が行われていたようです。

 さて、この居酒屋さんですが、ランチの時間帯には開店前から行列ができている人気店とのことです。後から聞いたら、いくつか「きまりごと」があるのだそうです。

「一つ、オープン前に店先に行列してはらない」
「一つ、シャッターオープンと同時にどんどん入店して席に座る」
「一つ、料理の提供は地元優先、観光客は後回し」
「一つ、店内、料理の撮影は禁止(ランチタイムは絶対)」
「一つ、席に座る人が前のお客さんの食器を片づける」
「一つ、お冷はセルフで」。

 ランチメニューは、ぶり丼、マグロ丼、中おち丼、魚煮つけ定食、さしみ定食、魚汁定食など、どれでも700円だそうです。もし、機会がありましたら、上記の「きまりごと」を守って食してくださいね。私は、今回は糸満市民の妹夫婦と一緒でしたので、刺身の盛り合わせ(画像⑩)、煮魚(画像⑪)、紅イモの揚げ物(画像⑫)を撮影することができました。トビウオの刺身は酢味噌でいただき、煮魚には島豆腐が添えられており、魚のお汁がしみ込んで、よいお味でした。この後、もう一品、串なしの焼き鳥をいただきました。もちろん、ビールと泡盛も共に堪能させていただきました。


刺身の盛り合わせ(画像⑩)


煮魚(画像⑪)


紅イモの揚げ物(画像⑫)

 観光客向け、移住者向けの東京メニューの居酒屋が増えている沖縄ですが、こうした地元店もたくさん営業されております。ご旅行の時には、沖縄料理、地魚、地元の味付け料理で楽しんでみて下さい。

 

勝連城跡
https://www.katsuren-jo.jp

てぃーらぶい
https://www.urumajikan.com/portfolio_page/thirabui/

海ぼうず
https://retty.me/area/PRE47/ARE144/SUB14404/100001263439/

 

2019.4.17 清八



37年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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