「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

 

 

 

「2021年、コロナ自粛中のエトセトラを報告?します 5月篇 」

 

 清八でございます。 ご無沙汰しております。 新年度になっても 「外出自粛!」相変わらず、「食」に関する書籍・漫画・DVDなど、主に 中古品 を探しては買い求め、読んだり、観たりして 学習して おります。

 それでは、5月を報告させていただきます。

 

「安倍夜郎著 小学館 深夜食堂9」 (2012.5.2発行)中古漫画本
テレビ版 「深夜食堂」の原作漫画なんですが、テレビ版のDVDと同様、中古コミック界でも市場価格は下がらない作品なんです。新宿・花園界隈の路地裏にある、深夜0時から朝7時までの小さな「めしや」で、メニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」だけだけど、マスターが作れるものなら何でも作ってくれる「居酒屋」 で、マスターと常連客たちのエピソード漫画なんです。今号のお品書きは、「もう半分」「肉野菜炒めライス」「白菜漬け 」「きびなごのフライ」「オニオンスライス」「サイコロステーキ」「ピーマンの肉詰め」「マカロニサラダ」「梅干しと梅酒」「枝豆」「しょうが湯」「卵きくらげ炒め」「焼きうどん」「まいたけの天ぷら」 でした 。「 緊急事態 宣言!」「まん延防止等重点措置」等により現実では、この深夜営業は出来ないし 、アルコールも提供できない。だからこそ、この作品のお店と常連客に引き込まれてしまうのです。(画像 ①)

 


(画像①深夜食堂9)

 

 

「DVDアミューズソフト深夜食堂第四部①③」(2017.4.26発行)中古DVD
2016年10月21日からNETFLIXで配信されていた第31話から第40話のDVDです。今回のお品書きは、「タンメン」「アメリカンドッグ」「トンテキ」「オムライス」「たまご豆腐」「梅干しと梅酒」「白菜と豚バラの一人鍋」「長芋のソテー」「ハムカツ」「年越しそば、再び」です。特典映像として、「お茶漬けシスターズ女子会」がありました。漫画版の実写化ですが、お品書きのレシピや盛付けではなく、なぜ、その料理が、この店内が存在感を持って伝えられるか。究極のサービス業、客商売を教えてくれる傑作中の傑作だと思います。(画像②)

 


(画像②深夜食堂第四部)

 

 

「山口恵以子 著 婚活食堂1 PHP文芸文庫」(2019.9.20発行)中古本
名物おでんと小料理がが並ぶ東京・四谷の「めぐみ食堂」の女将の恵は、元・占い師、結婚に関する様々な悩みを抱える常連客とのやりとりで展開されるシリーズの第一巻。今回のお品書きとレシピは、「タラモサラダ」「ホウレン草とチョリソーのキッシュ」「茶飯」「シラス入りだし巻き卵」「タケノコとアサリのバター炒め」「トマトの冷やしおでん」「瓜の印籠漬」「蒸しイチジクの甘味噌かけ」「里芋の和風ステーキ」「長芋・豚コマ・シメジの炒め物」「サンマのオーブン焼き」「貧乏人のアスパラ」「牡蠣のカレー煮」でした。ちなみに、「貧乏人のアスパラ」は、オリーブオイルやチーズを使わないで、マヨネーズのみで食すものです。(画像③)


(画像③婚活食堂)

 

 

「滝田ゆう 著 昭和夢草紙 新潮社」(1980.2.25発行)中古本
1990年に58歳で亡くなられた漫画家、滝田ゆうのエッセイ、新潮社版。古き良き昭和の下町を描いてくれました。106~107頁の「もんじゃ焼き」では、子供たちの駄菓子の一つだった時代の「もんじゃ焼き」が登場してました。「イカテン、エビテン、アンコテン、ソーステン……。もちろん、イカもエビも干し屑みたいなものだし、アンコテンは、こしアンを一へら入れるだけだし、ソーステンなどはただもうソースのしょっぱさだけが頼り。」134~135頁の「冷たい煮込うどん」では、煮込みうどんの冷めての後の趣が書かれていました。「このあたりになると、うどんはおつゆをことごとく吸い込んでおじや状になっている。自然に冷めたのもおいしいが、積極的に冷蔵庫などへ入れて冷やしておくと更においしい。好きずきもここまでくるとどうしようもないが、あつあつの煮込みうどんを冷やすというのは、ある種の高級?料理とも言える。…これも好きずきだけれど、この冷たい煮込うどんを、炊き立てのあったかア―いゴハンの上に乗せて食べると、またまたおいしいんだからやんなってしまうのだ。」(画像④)

 


(画像④昭和夢草紙)

 

「新潮社月刊誌波6月号」(2021.5.27発行)新刊本
毎月、月頭に書店でいただいて読んでおります。南沢奈央さんが掲載されているコラム「今日も寄席に行きたくなって」を読むのが目的だったのだが、筒井康隆大先生の短編を読む楽しみも加わっております。さて、この「ちりとてちん」で紹介させていただくのは、阿川佐和子「やっぱり残るは食欲」の44回目。今号は「帰ってきた鶏飯」。マレーシアのチキンライスではなく、鶏そぼろと炒り玉子と胡瓜の載った丼のことでした。お母さんのレシピによれば、普通の「三色丼」であったのが、茹でたいんげん、椎茸の甘煮、紅生姜、かぶの葉っぱの梅炒め、などどんどん追加されて和風ビビンバみたいになっていった、と書かれていました。(画像⑤)


(画像⑤波)

 

 

「別冊うたかま伝え継ぐ日本の家庭料理いも・豆海藻のおかず」(2021.6.1 発行)新刊本
昭和35 年から45 年の間に全国に各地域に定着していた家庭料理から、「いも」「豆」「海藻」「こんにゃく」料理を集約してくれました。これらのうち、39 頁には磐田市内の「えびいもの煮物」、110 頁には水窪の「こんにゃくの味噌おでん」、111 頁には「こんにゃくのくるみ和え」が紹介されていました。(画像⑥)


(画像⑥うたかま)

 

 

「暮しの手帖 第12号 通巻第499号」(2021.5.25 発行)新刊本
80~87 頁に、「また旅。徳島」。2017 年、徳島県神山町に「かま屋」と「かまパン&ストア」が誕生、「フードハブ・プロジェクト」を展開されている。若手の農業家を育てる農業支援の仕組みを取り入れて、料理や加工品をみんなでつくる場所、一緒に食べる場所として、地域の人が集まれる場所をつくろう、という農務省推奨の考え方なんだそうです。この「かま屋」で出しているランチを監修されているのが、東京・神田のレストラン「ザ・ブラインド・ドンキー」のシェフ、ジェローム・ワーグとの事。その内容は、「出来る限り神山の無農薬・減農薬栽培のものを使用」した、人参のサラダ、ゴボウのスープ、菜の花とフキノトウの天ぷら、釜炊きのマスターシードご飯、タンドリーチキンと菊芋のチップスなどなど…。私は、「暮しの手帖」自体は、高校二年生からの愛読書で、1978 年から定期購読、全冊を保管してあります。時々、このような他誌には取り上げられない貴重な情報が掲載されることがあります。これからも定期購読を継続します。(画像⑦)


(画像⑦暮しの手帖)

 

私は、湖西市新居町内のお寺で1982年10月30日から、普通に「笑って過ごせる寄席」を企画、継続しております。5月30日、第90回本果寺寄席「皐月の宵 瀧川鯉昇独演会」を開催することが出来ました。前回3月28日の開催日にご予約を受付、感染者の増加、「ステージ4」、ワクチン接種日程など、様々な事情によりプラスマイナスが続きましたが、当日は59名+関係者5名により無事終演させていただきました。本当に、ありがとうございました。(画像⑧、⑨)



(画像⑧,⑨第90回本果寺寄席)

 

2021.6.7 清八



37年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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