「ちりとてちん」?
実は落語の演目です。三味線の音色から取られた“微妙な”食材(?)「ちりとてちん」。
噺家の目から見た“食”の話題を取り上げてもらいます。さて、どんな話が飛び出すのやら・・・

「ディープな沖縄、その5」

 清八でございます。ごぶさたでございます。
久しぶりに沖縄へ行ってきました(それでも13ヶ月ぶりなのですが)。親戚の法事でしたので、いつものように新しい飲食店を探しての飲み歩きはできませんでしたが、ご紹介します。

 今回は、13時15分那覇空港着後、一路南へ、南城市玉城の玉城中学校の近くにあるタイ料理レストラン「シャム」でのランチとなりました。空港から車で約40分というアクセスでランチのラストオーダー14時のところ、14時20分のチェックインとなりました(それでもOKなのが、てーげーなのです) 。

 糸満市の妹家族と5名で、トムヤンクン、チャーハン、タイ風そば、グリーンカレー、チキンのココナッツミルクスープ、そしてアルコール6.7%のCHANGビールという豪華なランチになってしまいました。このお店は、マダムがタイの方で、おそらくはミス・タイであったと思われる美貌の持ち主です。まだ3月ですが、7〜8月の盛夏の頃は、トムヤンクン目当てのお客で混み合いそうです。

 ご興味のある方は次のURLを覗いてみて下さい。
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/03genchi/03eat/gohan/sham.htm

 次のお店は、あの宮本亜門さんの豪邸の近くにある「浜辺の茶屋」です。この場所は、いろいろなタウン誌に紹介されているので、ご存知だと思いますが、同じ南城市の新原ビーチの近くにあります。建物は仮設の海の家のようですが、宮本さんが、なぜこの地を選ばれたのか、ベンチに座ってみるとよくわかります。目の前に、空の青と海の青だけの借景が広がっているのです。コーヒー又はティーの一杯で何もしないで一時間という、ほっとする空間がここにはありました。

 こちらも、ご興味のある方は次のURLを覗いてみて下さい。
http://www.churashima.net/shima/special/cafe/okinawa/hamabe/

 ランチもカフェも、沖縄時間で遅くなってしまったので、晩御飯(宴会)も20時過ぎになりました。那覇市小禄に5年前にオープンしていた「酒工房かんから・カン」に初めて入りました。このお店は、築50年の民家を改造、梁や畳間を昔ながらの生活空間そのままに利用して「おじぃ、おばぁの家」という雰囲気にしています。この店名の由来ですが、「かん蹴り」から名づけられたそうです。

 一階が木造赤瓦の一般住宅、二階が陶芸教室「闘工房」、そして三階には「マンハッタンクラブ」と名づけられたビアガーデンがあります。今回、予約できなかった為、この三階に案内されました。ただし、まだまだ寒いので、ぐるりにはビニールシートが張られ、室内にはハロゲンヒーターがかなりの台数設置されていました。いくら沖縄とはいえ、この時間帯では屋外の温度は16度でしたから。場所が場所ですから観光客も多いのですが、地元の常連さんが多く、酒の肴にしても、各テーブルでの雰囲気にしても、かなりディープな沖縄が楽しめると思います。

 こちらも、ご興味のある方は次のURLを覗いてみて下さい。
http://www.kankara-kan.com

 今回、初めて「山羊の刺身」をいただきました。臭みはまったく無く、おいしかったです。地元のタウン誌には、お寿司屋さんのメニューに「山羊刺握り」が紹介されていたのですが、さすがにこれ以上ネガティブな行動は取れませんでした。そうそう、沖縄では「魚の刺身」と注文しないと「肉の刺身」が登場することがよくありますので、くれぐれもご注意願います。

 そうそう、那覇市内のいかがわしい「山羊料理」の店の外装がきれいになって、「観光客大歓迎」の看板が架かっていました。時代が代わったのか、何か、うれしいような寂しいような複雑な気持ちでした。

 翌日は、泡盛が残っていい気持ちのまま、お墓参りへ出かけました。この日のランチも当然14時過ぎ。改装の為、2月まで閉店されていた糸満市真壁の「真壁ちなー」での「沖縄そば」へ行きました。

 「真壁ちなー」の意味は、「真壁地区にあるお茶屋と解釈して下さい。日曜日で観光客が多いため、すでに駐車場は満車、約20名が行列していました。

 今回は、「野菜そば」の小盛を頼んだのですが、隣のテーブルで頼まれた大盛を見てびっくりしました。三年程前に中盛を頼んだ記憶があり、その時、麺の上にのっている野菜がいくら食べてもへらず、どうしようかと悩んだことがあったのですが、他人事ながら、あの大盛を何分で食べられるのか興味を抱いてしまいました。時間が無くなって完食まで見学できなかったのですが、それほどおそろしい量でした。

 沖縄県内では食べ物の単価は上がっていますが、その代わりなのか異常に量が多いのです。くれぐれも、安易に大盛と注文されないようご注意申し上げます。

 こちらも、ご興味のある方は、次のURLを覗いてみて下さい。
http://www.u-r-u-m-a.co.jp/01eat/soba/chinar.html

2007.3.26


38年間、お付き合いしている長野市戸隠の森の喫茶店です。


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