2006.12.20
カマスとボタン海老のサラダ仕立て

2006.12.19
今日の魚伊さんの仕入れ
今日は珍しいとこ買いで“魚伊さん”お勧めを頂いて
きました。その一つは、上のボタン海老で三河湾産
です。自分がボタン海老自体の個体数を触っていない
ので北海道産との違いまでは判りませんが食材として
良質ということと魚伊社長お勧めの理由で買いました。
下は、カマスです。この食材も今年になってから
使うようになったお魚なのでまだ勉強中です。
魚伊社長曰く「この時期にまだこんなカマスが出るのは
気候がおかしい。」ってことは好いってことですか?





で、この二つを仕入れるイメージは出来上がっていました。

2006.12.19
ポルチー二のパッパルデッレ

2006.12.19
今日の魚伊さんの仕入れ
三重産の真鯛、鮑、文甲烏賊です。


真鯛は最近取ったものの中では身質の滑らかさ香り、
脂ののり方全てにおいて最高でした。

鮑、とてもいい感じに蒸しあがり明日の御予約に
お出しします。

文甲烏賊、好いイカ墨が採れイカ墨のソースを仕込みました。

2006.12.19
カルチョーフィ

2006.12.17
ローマ料理の考え方で“自分流に”
“カルチョーフィのラビオリ、十勝産仔羊
   とカルチョーフィの煮込みローマ風を添えて”
今年の“Cena di Natale”のプリモ・ピアット
(パスタ料理)です。4年間住んだローマ(内2年
はフラスカティ)を料理人として自分なりに表現し
一皿に思いを込てみました。現時点では“カルチョーフィ
のラビオリ”の味の確認のみが出来ているだけの
状態ですが、今回のこのお皿は頭の中でイメージが、
味の部分そしてビジュアル的構成部分にしても今までに
無いくらい出来上がっています。




ローマ料理で印象深い“Abacchio alla carciofi"は自分の
知る食材の知識では、ヨーロッパから輸入されていない
現時点での仔羊の輸入状況で、ニュージーランドや
オーストラリア産の肉質の違いにおいて北海道で
肥育されたものでしか現地でのAbacchio【ローマ弁で仔羊】
料理は向かないと思っています。ただ安定供給できる先の二国
のうちニュージーランド産は通年使用しています。
逆に北海道産はホントに割り当ての頭数が少なくて
スポットでの“おすすめ”で売り切れごめんなさいな状況は
否めません。先ほど予約しておいたものが一頭ようやく
割り当てていただいたので今年は是非パスタで自分らしい
お皿が表現したいと想い続けていた所に先ほどの
アイディアが思い浮かびました。





写真は、まだ煮込み部分の材料が揃いきっていないので
後日掲載します。



2006.12.16

2006.12.16
朝の散歩で鼬を見つけました

2006.12.15
クリスマスメニュー
やっと出来上がりました【クリスマスメニュー】
生みの苦しみとはこの事です。



普段の営業の中での一万円前後のコースの場合でしたら
すぐに大まかなイメージが立つのですが、こと
クリスマスメニューとなると話は別で、九月頃から
なんだかそわそわしてきます。それというのも
いつもいつもおまかせでそのくらいのコースを季節
ごとに召し上がって、お互いの手の内を解りあった関係の
お客様と、まったくの初めての来店で、ましてや若いカップル
の方々にとっては“一世一代”とまでは言わなくても
一年に一度特別な日には変わりありません。
極端に言うとこのくらいのギャップのある各テーブルが
この23.24日には存在します。これらのとても広い
ターゲットに向けて【これが今年のフラスカティが
送るクリスマスメニューです。】
と満を持して送り出すわけです。・・・・そんなこんなで
なんとか間に合いました。(昨年は、この段階が22日でした。)




・蝦夷鹿の炙り焼き、ルゲッタとパルメジャーノのサラダ
     バローロヴィネガー風味
・美味しい野菜のバーニャカウダ
・アンティパストミスト
  チンタセネーゼのラルドとコッパ
  平目のカネロ二仕立て、自家製カラスミの香り
  コテッキーノにじゃが芋のビューレを添えて
・カルチョーフィのラビオリ、十勝産仔羊とカルチョーフィ
     の煮込みローマ風を添えて 
・茨城産仔牛にスーゴ・ディ・カルネ・トリュフ風味で
・苺を12年物のバルサミコをかけバニラのジェラートを
     添えます。



今年も難産でした。

2006.12.14
ボローニャからの便り
うちの元スタッフ青山からエアメールが届きました。
イタリアに行って早いもので二ヶ月が過ぎました。
手紙の内容からもだいぶ新しい環境になれ筆を執る
余裕が感じられ、刺激の多い充実した生活を送って
いるようです。




この渡航の前哨戦とも言うべき一年半前にウンブリア州の
小さな町トディにステイして彼女自身が本当にイタリアに
行ってみたいのか確かめる五ヶ月間のショートステイ
を試み、そして今回の本渡航です。
そしてもっと言うと、うちで彼女が社員として三年間
働く切欠も「フラスカティは厳しいから、自分をこの
場所で3年間鍛え見つめなおすために入社しました。」
でした。
(うちは普通のことを普通にやっているだけだと思って
いますし、自分がこれまでに出会え巡り会えた
素晴らしい先輩たちの教えを自分なりに表現している
だけなんですけど・・・。)
で、彼女は自分というものを掴み、色々な経験を積み
次のステージへ巣立っていきました。
そして今回、トディから帰国してからの一年二ヶ月
の間で、現地で働かずに一年弱の渡航滞在予定の間、
語学学校に通いながら学生アパートで暮らす生活費を
派遣とうちでのアルバイトで捻出していきました。
そんな彼女を陰ながら応援して来ました。そしてこの
手紙から伝わってくる、もちろん大変ながら充実した
現地での新しい生活を伝える文面や字の張り。
自分にもエネルギーが沸いてきます。




今年はいつに無く若い子達との交流が多くありました。
彼女も含め若くエネルギーに満ち、眼が
キラキラ輝いた人たちとの出会いや再会、青山の
ような門出、どれも印象深い出来事です。
彼ら彼女たちのターニングポイントに触れるチャンスを
与えてもらったような刺激的な一年でした。
自分もそういった事をする側の世代から見守る側の
世代になってきました。

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