2017.09.25
西浦の帰り道。
夏至の頃は家を出る頃うっすらと白んでいた空も今では帰り道
蒲郡まで戻ったころとなっています。


季節の移り変わりをひしひしと感じます。

2017.09.25
最近ちょっとへこたれ気味、時間が取れたので久しぶりに
気晴らしで文庫本をもって散歩に出てみました。


先日偶然見つけた本です、読み始めたたらとまりません。



いつも頭の隅にあって、ことあるごとに思うことがあります。
この業界(フランス・イタリア料理)に一部、ほんの一握り
の先駆者の料理人(リストランテ・ピエモンテの革島シェフ
数年前に80何歳でお亡くなりになられました。偶然ですが
ご案内をいただいたので当日お参りに伺うことができました。)
とかを除けば一番長老でもラベットラの落合シェフやアルポルト
の片岡シェフで60歳代。フレンチになると70歳代の方もおられ
ますが、今だ二代目に引き継ぐとか、お店を仕舞われたりとか
(閉店ではなく)っていうのはもう少し先で、自分としても日々
踏ん張って自分のことをやっていますが、この業界の終活って
いうのがイメージとしてわいてきません。


偶然手に取った本でしたが、知っている方や一緒に仕事した方、
はたまたイタリア時代に知り合った方と割と身近なシェフや
食をささせている創世記の方々の名前を見つけて即購入。
当時の苦労話や、今までの生い立ち。いろんな局面で自分を
見失わずにどうやって自分と対峙してこられたかって、
自分史がとつとつとつづられています。


一億層グルメ時代が来るって20年以上前に辻静雄さんも
書いていましたが、何にもないところからひとつづつ積み
上げていくような気の遠くなるような職人の世界、ネットとかで
(ほとんど見ないですが)コケおろしている人とか、そういうの
知らんでしょうし、これだったら自分でできるって(ま確かに
そんなとこもあるでしょうが)借金何千万円とかあって
やっている人がほとんど、家族もいて。それ背負って、覚悟して
料理をお出ししているって言う側面もあるはず。もうちょっと
レストランを楽しく過ごすおらかさってこんな時代だから必要
なんじゃないかって。レストランて素敵なとこだよって僕は
イタリア人に教えてもらえて、今になって思うと彼らから
いただいたギフトだったんだなあって。

いろんなことがあるけど、家族も支えてくれるし頑張れていて、
一気に読んでしまうのがもったいないぐらいだったけど、
元気もらえました。

最近ちょっと気になる人には薦めている本の話。










2017.09.24
可南子さんお誕生会
今回の可南子さんの誕生会は諸事情のため繰り上げ開催に
なりました。


10月4日東京アクアパッツッアで日高シェフの還暦・同窓会を
兼ねたパーティーの招待の案内をいただいているので、それに
絡ませて料理講習会をこの週で開催することになり、10月1日
当日は日曜日ながら仕事と言うことになってしまいました。
一週間繰り上げてお誕生会です。


この子が受からるときに10年後にはどうにか自分もなっている
のでは。と儚い希望を抱いていましたが、早14年!全然です。


ま。そんなもんでしょう。それじゃあ20年。頑張ります。

2017.09.24
秋野不矩美術館
新城も大河ドラマの舞台がかかわっています。


宇利城祉は家から5分ほど、天竜に向かうのに久しぶりに
通ってみるとこんな幟が立っていました。
なんか疲れたので、家族を誘って天竜にある秋野不矩美術館へ。
ここの展示ももちろん好きなのですが、一番奥の展示室で
(靴を脱いで靴下履きで鑑賞する形態)真ん中のポッコリ盛り
上がっているところにペタンと胡坐をかいて下から見上げる
ように鑑賞している時が一番リラックスできて、それをしに
1時間半ほどかけ出かけます。



少し心が軽くなった様な気がします。

2017.09.23
鰆がぼちぼち始まりました。
うちのお花畑。


怒られるかなあ。



なんだかんでいって仲がいいようです。

2017.09.23
フランス産仔羊
もう20年近くなるでしょうか、やっとフランスから四つ足(牛、
仔牛、仔羊、豚)などの試験的輸入が始まったと思ってワクワク
していたらヨーロッパでの口蹄疫と続く狂牛病で輸入禁止。
一気にしぼんでいった本場の食肉の輸入でしたが、近年少し
づつ復旧してきました。でもその輸入禁止の時代があったから
こそ日本国内での欧米的な食肉の国産での生産者が増えたのも
事実。でもそれも弊害が、とりあえず○○豚、○○鶏って
かっこいい名前だけつけてくるとこも多く、結局そういった
ところもここ5年以上前頃からは聞かなくなりましたが。



で久しぶりのフランス産仔羊です。やっぱりうまく出来てい
ます。でも、やはりフランス的な調理に適しているようです。
イタリア的ながりっと焼く。っていうのには向かない感じ。
北海道ボーヤフャームさんの仔羊はそうやって見てみると
イタリア的な肉質って改めて思いました。


で。定番。でも久しぶりのミントバター焼きに。
こうやって焼くと力を発揮してくれます。

2017.09.23
新城は栗の産地
住んでみて気付いたことは新城は栗の産地、通勤路新城を出て、
(豊橋との境界線が東名高速の高架下)豊橋に入るとすぐ柿畑
で次郎柿が名産、山の峰を越えて静岡側に入ると三ケ日。は
言わずと知れたみかん(三ケ日ミカン)このあたり果樹園
だらけです。


その分、栗は7月真っ白な花を咲かせる栗のシーズン、駐車場前
にちょっとした栗林があるのですが、車を降りるとむせ返る
ような濃密な栗の花粉に僕の花粉症の鼻は悲鳴を上げます。

でも、お世話になっている新城栗なので文句は言えません。
これからまた栗剥きのシーズンが始まります。

2017.09.23
曼殊沙華
昔はなんってことも感じなかったことが、琴線に触れるってことが
増えました。年ですかねえ。


曼殊沙華。もその中のひとつ。毎年律義にお彼岸の前から咲き
始めて、ちょうどこのころにほぼ満開を迎えるって毎年感心させ
られます。でも今年は夏の暑さが堪えたのか、咲き始めが少し
遅いような感じがします。


いつもの好きな場所(こんな咲き方が好きかな)に今年も楚々
と咲きました。

2017.09.21
甘鯛頑張って。俺も頑張るで。


いいのが入った。って電話が入ると予約なくっても、そっか電話
わざわざかけてくれたし。ってちょっと無理して仕入れます。

わざわざうちに来てくれたんだからいいとこ見せてよって。
その前にいい見せ場用意してって言われちゃいますかね。
今日もイタリア人の4人組が来店。

何をオーダーされるかと思ったらカルボナーラをショートパスタ
でって。初めてイタリア人に作るかも。久しぶりにちょっと緊張。
でもどちらかというと期待の方がおっきいかも。
今年も始めました。ジビエのパテのパイ包みのサラダ仕立て
バルサミコ風味、リンゴのサラダ添え。


これもイタリアの方のオーダー。これはアレンジしているの
でどうかと思っていましたが、綺麗に召し上がられていたので、
一安心です。

2017.09.20
Minestrone
イタリア人のお客さんが突然来店しました。トリップアドバイザー
を観て来たとのこと。暫く仕事で滞在するって言って帰られた
ので、“ボリート”を仕込み、ミネストローネも仕込みました。
彼らも結構好き嫌い、はっきりとした食べ分けがあり、住んでいる
エリアに由来する傾向もあります。今回はローマから100qほどの
村出身の人たちだったので、料理の傾向はあんまり気にしなくて
もよさそうですが、御一人ニンニクと玉葱が✖。これって結構
突然聞くと大変で、それを踏まえてこのミネストローネも
ニンニクと玉葱抜きで仕込んであります。“ボリート”も。



この辺を仕込んで持っておいて、メニューで対応ほぼできるので
ひとまず安心です。


今回、そのまんまのうちの料理を4日間、先日イタリアから
渡航してきたばかりの見ず知らずのイタリアのお客様に体当
たりして料理してみて、そのままで通用して、美味しいって
言ってもらえたり、このミネストローネや“ボリート”も続けて
オーダーされるって受け入れてもらっているんだなあ。って
かなり嬉しかったです。
それと、改めて吃驚したのがパンの消費量。これが1s一回戦を
×2回戦です。一回戦で3個できるのですがこれで6個なんですが、
彼ら4人で一食で2個食べてくんですね。これ由貴さんに聞くと
土曜日で満席くらい入って日本人20人くらいと同じ消費量。
2個から3個あればよっぽど足りるかな。とのこと。

四日間来店されたのですが、来店初日には余裕のストック
だったのが、2日目に何気に冷蔵庫のパンのストックを確認
したらぐっと減っていてびっくりして二回戦の仕込みです。
今日来店してその話をしたら彼ら笑っていました。

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