2008.08.26
帰り支度
昨夜の宴会で大工の新川さん、かなり酩酊されていたようでしたが
女性人と意気投合して、あちら側で盛り上がっていたなと思っていたら
なにやら「シークワーサーとドラゴンフルーツはここいら辺では、
何処の屋敷にも植わっていて(その証拠に渡口さんのお宅にももちろんあり
泡盛を頂く時に娘さんに捥いできてもらってお酒を作っていただきましたし、
子供達にはドラゴンフルーツをきってきて食べさせていただいていました。)
そのドラゴンフルーツは、サボテンだから本土でもつくよ。だから明日の朝、
宿まで持っていってあげる。」っという所まで話が盛り上がっていたらしく、
昨夜は自分も結構酩酊していて「なんかそんなこと言っていたような?」
と朝、管理事務所にちょっと用を思い出して扉を開けたときに一瞬にして
それらのことを思い出させるように、買い物袋にざっくりと突っ込まれた
5ー6本のサボテンの枝のように見えるドラゴンフルーツの枝が、開けた扉の勢いで
ゆさゆさと揺れていました。昨夜帰り際に完全に撃沈していた新川さんの
椅子で寝ていた姿を思い出しながら「びほー(青山)昨日あんなだったのに
ホントに持ってきてくれたよ新川さん。」と叫んでいました。
その件も含めて管理義務所に伺い、この辺りで宅急便を扱っている所を伺うと、
すぐそこの街道から入ってくるところの三叉路にあった小さな小間物屋さん
が扱っていると伺いその他の送る荷物と一緒に彼のドラゴンフルーツの枝も
持ち込んで梱包、送り状書きをしました。



その小間物屋のなんともいえない昭和の雰囲気に店番をしている
【おばあ】と意気投合して、四方山話をしていると「ちょっと、
裏で朝畑から捥いできたグアヴァを煮てジュースを造っているから
もっていかんか?」と言われちょっと覗かしていただきました。
で、一本詰めてもらって持ってきました。

「一日置いたら美味しくなるよ。」


ホントに持ち帰って冷蔵庫で冷やしてみると、驚くほどの
香りの良さに吃驚です。
二泊三日の旅行中、怪我も無く無事戻って来れました。


何を感じてくれたのでしょうか?

2008.08.25
パパラギ王国 其の二
美ら海水族館から10分ほどの場所にあるこのパパラギ王国、
7割が地元客だそうで、他のどの駐車場に車を止めても、
(わ)ナンバーのレンタカーが目に付くことが多い沖縄の
観光スポットの中で、ここだけは我々が泊まった2日間でも
一台も目にすることはありませんでした。
2日目でだいぶ子供達もリラックスしてきました。


出かけにさサッと洗って干しておいた自分のTシャツ、
帰ってきたらずぶぬれです。局地的なスコールでもあったのでしょう。


でもまたすぐに乾いてしまいました。め
目の前のプライベートビーチです。


この辺りにはいろいろ危険な海中生物がいるようで、
遊泳区域もかなり限られていました。
ちょうどチビたちには、よい大きさで波打ち際で「きゃあきゃあ」と
奇声を上げながら遊んでいました。
こちらに着いてからも何度か沖縄商店の渡口さんとコンタクトを
取り合っていましたが、ちょうど今日新築祝いで自宅がばたばた
しているとのことで、かえってお邪魔しても御迷惑と思い、
現地の情報を二三伺ってみようと思い、気になっていた食材【山羊】
はこの辺りで何処のお店で食べれるのか?伺ってみると、
「お店で食べれないことはないけれど、家で我々島の人たちが食べているのと
違うしなぁ。・・・よかったら今日うちで山羊食べるから
来ればいい。」と話の流れが変わっていきました。


今日一日の観光予定が一通り終り、せっかく貸し別荘を借りたので
庭でバーベキューをして軽く夕食です。小腹を満たしてから8時半過ぎの
宴もたけなわ、も少し過ぎただろう頃を見計らって渡口さんのお宅へと
全員で向かいました。


初めてお会いする渡口さんはいかにも島人と言う風貌の方で、
気さくでおおらかな雰囲気でした。その渡口さんに輪を駆けて
島人ぶりを発揮していたのはもちろん初めてお会いする大工の
新川さんと言う方でだいぶもうお酒が入っていて、初対面とは
思えないような人懐っこい真っ黒の日焼けした顔を、我々に向けて
いろんなお話をしてくれます。



自分が躊躇していると、代行あるしせっかくだから飲みましょうとなり
オリオンビール、泡盛(表の軒下にゴザをひいて車座になっているところの
そば、庭に生っているシークワァーサーをもいできたものを絞ってくれて)
と、朝の話の【山羊刺し】と【山羊汁】を奥さんが運んでくださり一気に
皆のボルテージが上がっていきました。


渡口さん新川さんたちのこの土地のことをとても愛していることが、
いろいろ伺ったお話の端々に滲み出ていて、こちらも一日半とは言え
沖縄に来てその思いを間近に聞け、こういう人たちの扱う食材を
もっと自分達も伝えていかないといけないと、と言う想いがより一層
湧いてきました。


宴もたけなわに渡口さん「せっかく来たから三線(サンシン)聞きたい?」
《もちろんです。》

やんばる豚をきっかけにお付き合いが始まりちょうど一年、ほんとに
沖縄着て良かったーと思う瞬間。


なんか南イタリアの友達の家に遊びに来たような感覚です。
あと、懐かしい子供の頃の近所の人たち、その当時にタイムスリップ
してきた様な、今まで忘れかけていた昭和の匂いがこの
渡口さん、新川さん両家族との交流で電流が流れたように
ハッとさせられ、その夜からずっと、書いている今でも(9月10日)
帰ってきて3週間経とうとしているのにいまだにその興奮覚めやらずです。



2008.08.25
美ら海水族館
今回の旅でいちばん印象に残っている事の一つ。


上の子は5年生なので別としても、4歳と2歳の子達、何か感じて
くれているといいなあと想いながら嫁さんとこの旅行を決めました。
記憶や思い出に大きくなって残っていなくても、今の年齢で感じる
ことが今してほしかったので。


この子達にとってのファーストインパクトは、もちろん飛行機に
乗ることで、何度も「早く飛行機、乗りたい。」なんていっていました。


で、今の子供達はちっちゃくてもテレビの旅番組や
情報番組などで情報を仕入れているのでこちらの方が教えられたりします。


飛行機に乗る頃から「美ら海水族館・ジンベイザメ」とチビたちが言っているの
を聞いていても連れて行く側である自分の方がそんなことも知らない有様です。
でも逆にそんな所からも何かを感じてくれて、発信しているこの子達の感性に
対して嬉しくなりました。


帰ってからもこのジンベイザメ、ちょうど食事の時間のこのショット
【ジンベイザメの食事ショー】を爺、婆や御近所の方々に
語っていたそうです。
お盆も過ぎた平日なのに凄い人の出でした。


そしてものすごく暑い一日でした。

2008.08.25
渡久地 高山食堂
今回の旅の一つの山、お昼ごはん(この2泊3日の旅の予定でで決めてきたことは
美ら海水族館に行くことと渡口さんに会うことで、あとはすべてフリー、
真っ白のタイムテーブルです。)朝、パパラギ王国を出る際に
管理人の地元の方にこの辺りで地元の食材を買えるところを聞いてから
出発してきているのでその情報を元に一路渡久地港へ、港の船着場
に面した海沿いにぽつんとあった高山食堂に入ってみました。
やはり美味かったです。ソーキそば。


食事に対していつもクールな真ん中の可南子が、いちばん
積極的にソーキそばに挑んでいたのが印象的でした。
高山食堂の食事風景です。


たぶん家族経営のこのお店、表を切盛りしているオバシャンに、
お勧めされたゴーヤチャンプル、ふーチャンプル、煮付け
ソーキそば、オリオンピールで、沖縄お昼ご飯は大満足で
皆さらにテンションが上がってきました。
食事の後、渡久地の市場を見学しましたが、小さな港町の
小さな市場は、地元に出来た大型スーパーの影響で、
ここの所元気がないそうで、シャッターが下りている店舗が
目立ちました。そんなことを軒先で商いをしていた
3人のおばあに伺いました。そこで手作り沖縄味噌を頂き
別のお店でアンダーサーギーも買って一路美ら海水族館へ。

2008.08.25
今帰仁城址 其の二
奥さんもすっかりリラックスしています。


後日談ですが、この日の夕方うちの奥さんを見た渡口さん、
「奥さん沖縄の人?それともアイヌ?」

《いやいやただ濃いだけです。》亭主談


もう一つ、結婚して14年。スカート姿はほとんど目にした事がない
位のパンツ等の彼女、が、満を持してのリゾートファッションが今回
スカートだったんです。朝見て「お・お・おー!!!」でした。
だからでしょうか?明け方にものすごいスコールのような雷を伴う
集中豪雨があったのは?
チビもご機嫌です。


チビの付き人?の青さんもこれまたスカート(ワンピース)です。


【今朝のスコール】確信に変わる?
今帰仁城址の御土産物屋さんで頂いた【黒糖白玉ぜんざい】
あずきではなく大正金時豆?の黒糖シロップ煮がたっぷり掛かって
いて今まで味わったことのない南国情緒満点な御味です。
みなのボルテージも上がります。昨日始めていただいたソーキそば
のお店もありましたがここはぐっと我慢して次へ移動です。

2008.08.24
今宵の宿(パパラギ王国)
首里城を後にし沖縄自動車道路で一路今帰仁へ。


渡口さんの親戚がやっている貸し別荘【パパラギ王国】に向かいます。
高速を降りて名護のマックスバリューで食料の調達です。
思ったより沖縄色が押さえられている店内を探し回ってなるべく島の食材を
調達です。そのためにホテルや民宿にせずに貸し別荘にしました。
【自分達の真っ白なタイムテーブルにどんな時間の帯が描けるのか】
子供達それぞれ三者三様の、大人の自分達もそれぞれ感じたままに過ごす
その準備だけして後は何も考えずに飛行機に乗ってきたのだから。


食品の陳列ケース、目が慣れてくるといろいろ隠れています。
島豆腐、チーマミ豆腐、ゆしどうふ、ソーキ、ひじきの炒め物(クーブイリチー)
島の魚《イラブチャー(ブダイの仲間)、たまん(はなふき)》の刺身
朝食用にパイナップルとドラゴンフルーツ、忘れちゃならない
【お酒】は、CAVA、オリオンビール、もちろん泡盛以上恙無く
買い物も終えて一路今宵の宿へ向かいます。
この時点で夜中の12時ごろです。


10時過ぎに「ママもう寝ようよ!」と真ん中と下の子に二階の寝室
に一緒に上がって行った【ママ】だけ、あえなく撃沈、自分や今回一緒についてきてくれた
青山もその後も何度も子供達にせがまれ「二階へ上がろう。」と上がっていきました。
何度か奥さんの薄れ行く意識の中で発した言葉。「(子どもたちに)謀られた。(恨めしい)」
と聞こえたのは僕だけではなかったはず。
そんなことはお構いなしに夜は更けていき子供達はますますボルテージが
上がっていきました。
ママは10時ごろで楽しみにしていた沖縄の初日の夜に幕を下ろしていました。
そうして沖縄の暑い夜は更けていきました。


              めでたしめでたし。

2008.08.24
夏期休暇と夏休み
一年中体のどこかのスイッチが入っている経営者としての自分には【夏期休暇】を、
父親の部分と子供達には【夏休み】ということで、そして今年開業10年の
節目として沖縄に行って来ました。


いつもの夏休みとは違った記念に残る何かをと、春ごろから考えていた所
偶然に注文と一緒に世間話をしていた沖縄商店の渡口さんから
「沖縄はいいところですよ。一度着てみてください。」と言うような会話になり
その件を奥さんにも相談し、沖縄に行った人にもいろいろ伺ってみると
うずうずと【行きたい、行ってみようか、行かなければ、今年行かなければいつ行くの】
と想い思い切っていくことにしました。


結論から言うとホントに行ってよかったです。
今書いていても脳ミソがまだ覚醒しているのか、醒めきっていないのか
うずうずします。



初めての飛行機の真ん中と下のチビはとてもご機嫌です。
上の子の奈津美も、一度経験済みとは言えやはりとても楽しそうです。
あとで伺うとちょうどこの時期の沖縄らしい気候だそうですが、
飛行場を降り立つと、ある意味日本じゃない暑さに皆嬉しいやら
吃驚やらです。


日差しも違います。
植わっている植物も亜熱帯な感じです。
飛行場からレンタカーを借りて、一箇所だけ那覇観光です。
【首里城】は押さえておきたいなあぐらいの感じだったのですが、
実物を見て感激しました。写真や映像で見るよりこの南の日差しの中で
鎮座する雄大な姿は、やはり実物を生で見るほうのが何倍もよかったです。



場内の敷地の中にあるレストランで食べたソーキソバとジーマミ豆腐
そして女性人はオリオンビール(生)で興奮気味でした。



                      つづく

2008.08.24
今帰仁城址 

2008.08.18
天然鰻

2008.08.17
お盆休み 其の二
【ほほえみ】さん、歩いて帰ってこれる距離にあるので、
大人は安心して生ビールをいただけて、ほろ酔いでふらふらと
子供達は“きゃっきゃ”とはしゃいでそれぞれ御帰宅です。
最近庭先に住み着いた蛙さん、真ん中のちょっと白い所が
掘ってあって自分の巣になっているようです。
帰ってきているかなとチェックしてみたらちょこんと収まっています。

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