2018.07.29
休日に ブランチ ”ホットドック”
今日は疲れて家でグダグダ、買い物にもついて行かず、
夏バテ気味の体を引きずって午前中三味線の新曲の練習。
これがなかなか手ごわい大物連獅子”なかなか体に
曲が入っていきません。一曲が20分強・・・だから長唄って
言うんですって。

で。集中力も一曲通して練習すると結構消耗します。長唄は
リズムではなく間なので(メトロノームでは表現できないこと
になります)なので新曲をいただくと1ヶ月ー2ヶ月弱はその曲の
間を自分の中に入れていく作業は結構もがき苦しみます。
一度通ってしまうとあとは馴染ませていく作業、ひたすら
弾き込むと言うことになります。

この”連獅子”っていう曲が頂いて一ヶ月ちょいなので今ちょうど
貫通まじかで今が一番しんどい時期。今日の練習は一通り確認で
約30分。ここのところの疲れも手伝って今日の自分の集中力は
ウルトラマンちょい。そんなもんです。へなちょこです。
    

で、ちょっと自分にもご褒美を。皆が帰ってくるまでDVDでも
観ようと。先日借りておいたDVD東京ウィンドオーケストラ”
をのんびりと鑑賞。一本観終わる少し前に買い物から帰って
きました。好いところだったのでそのまま映画を観ていると
台所から3人の楽しそうな声が聞こえてきました。その頃ちょうど
映画も観終わって台所を覗きに行くとあら珍しい。ホットドック!
を作っています。


こりゃあご馳走だ。
ホットドックって大好きだけれど、あらためて買って食べない
ような食べ物。


ホットドックの思い出を思い出しました。


12年ほど昔。可南子さんが2歳くらい奈津美が8歳くらいで
しょうか。以前は新城にも市民プールがありました。それも
一部流れるプールでした。レトロで昭和な雰囲気の漂うとても
良いプールでした。勿論由貴さんやさおちゃんも子供の頃には
通っていたプールでした。

ちょうど10年ほど前に千葉県の同じような流れるプールで少女が
排水溝の網が外れていて吸い込まれて亡くなるという悲しい事故が
起き、一斉に各地のそういった市民プールの見直し点検の流れの
中で廃止の運命をたどることになりました。その少し前の話。


夏休みになると、極力時間を作って、奈津美と関わるようにして
いました。プールに誘うと喜んでかどうかは分かりませんがついて
来てくれました。そして可南子もつれて行きました。
家族ザーヴィス兼子守です。

ただ7歳年の差があるので一人で連れて行くと大変。浅い幼児用
プールで遊びたがる可南子をなだめながら浮き輪にはめて流れ
ながら頃合いを見計らって今度は奈津美を伴って幼児用プール。
こっちもそれぞれの顔色をうかがいながら、流れたと思うと
幼児用プール。そしてまた流れるプールと。気を使います。
飽きさせないために。


へとへとになって2時間ほどプールで過ごしてのご褒美は
市民プールの出たすぐの木陰で、テキヤの母子が暑いさなかに
プル利用の親子をターゲットにチョコバナナとミニウインナー
の一口ホットドックを売る屋台があり、そこで一本づつホット
ドックを買い食い。食べながら少し駐車場側に進むと、おばちゃん
がかき氷とジュース、ちょっとした駄菓子を商う小さな出店が
あり、その軒先で各自思い思いのかき氷を食べていると由貴さん
が頃合いを見計らって車で迎えに到着。そんなことを3年ほど、
ひと夏3回くらい計10回ほどもしたでしょうか。


あのプールの水と直射日光でで気怠くなった体に何の変哲も
ないホットドックにマスタードとケチャップをセルフでたっぷり
と塗って食べると子供の頃に帰ったような感覚になれました。


かき氷もイチゴ、レモン、メロン、せんじ。そんなもん。
それがそうやって食べるもんだからいまだにその頃のことを
思い出します。普通に食べたらそんなに美味しいものでも
なかったとは思いますが。そういった経験て忘れられないん
ですね。いい思い出として残っています。
ほんと。こりゃあ久々の楽しいお昼のひと時です。
今日はこれから予定もないしビールでも空けましょう。


そうそう。ダイエット”今ちょっと中止中です。
この2週間ほどの激暑、食べないと体がもちません。

ちょうど来店された同世代のドクターにお伺いを立てると
「今やめた方がいいよ。死んじゃうよ。まあ。涼しくなって
からでいいんじゃない。」


ただ、一応食事改善中です。夏野菜をいろいろ手を加えて
たっぷりと摂るようにしてお腹は満たされながら食物繊維を
たっぷりと摂取する。イタリアに住み彼の地の食生活にも親しみ、
イタリア料理を日々摂取して体重コントロールと言うカード
を突き付けられて改めて日本人として日本の四季に沿った
食生活を改めて取り入れる。気候風とにあった食文化に立ち返る。


でも今日はちょっとろり道ですが。


ホットドック4本とフライドポテト、缶ビール2本とくれば、
暫らくダイエットはお休みということになりますね。


涼しくなってからです。



でも。美味しかったー。ほんと今週一週間厨房立ち眩みする
くらい暑かったので。今日は体にご褒美の日ということにします。


2018.07.29
映画スィングガールズと東京ウィンドオーケストラ
今週末台風上陸で外にも出れないのも鑑みてTSUTAYAでDVD
を借りてきおきました。


三女が中学入学と共に吹奏楽部に入部。バスクラリネット
の担当になったのを機に自宅で練習、ちょっと吹かせて
もらったりと初めての経験。そんなことがあったので今借りて
きたDVDは久しぶりにホックリしていて疲れない映画お気に入りを
再見しようと言うことでウォーターボーイズ”とスイング
ガールズ”。それになんか面白そうなのないかと棚を物色して
いて見つけたのが吹奏楽つながりで東京ウィンドオーケストラ”
どうかな?とダメもとで借りてみたんですが、結構OK。

スイングガールズとは対極な設定で演奏はダメダメなんだけど、
実人生ではこんな設定はないにしても、人生こんなふうに
ちょっと引いてみると結構楽しいく見えてくるよなって思え
るし。有名な俳優さんや知っている人あんまり出てないけれど、
結構伏線が上手く引かれていて、脚本もしっかりと書かれて
いるのでしょうか?設定としては何気ない普通の人たちしか
出ていないのに登場人物にちゃんと設定を持たせ、皆だんだん
切羽詰まっていくのにコミカルに見せている。ちゃんとそれを
支える俳優陣の演技も最後まで飽きさせません。それぞれの
キャラ(緩めに)が立っていていいバランス。


もっぱら最近好んで借りるのは日本映画が多くなっています。
近年の面白そうな俳優さんの出てるものと、内容が興味を引く
ものと、飛んで黒沢監督のもの。どうもCGとか入りすぎる
のは一度は観るけど…。

やっぱり人っていろんなことあるけど面白い生き物って思わせて
くれる。そういう映画って好きです。

何にもない休日に観るにはもってこいのホックリするいい映画でした。




2018.07.26
NA

2018.07.26
NA

2018.07.26
名前
イタリアで過ごして一番に印象的なのは、自己紹介後に必ずと
言っていいほど「あなたの名前の意味は?」と聞かれることです。
他の国で過ごしたことがないのでイタリアだけそういった習慣
があるのか,他の国ではどうか?は分かりませんが、榊原弘盛や
由貴乃・・・日本でもうちら二人どうやって書くんですかって
名前なのにそれを日本語の意味でイタリア語で説明するのは
無理!


若い頃の自己紹介の一節はこう。(日本国内でさえこうでした。)

※榊原の榊ってあの葉っぱの神社などに…えっとその榊で。
原っぱの原で。えっと榊原郁恵ちゃんの榊原です。それから
名前の方は弘盛で。ヒロは弘法大師の弘です。で、うち普通の
家ですが、じいちゃんから男3代弘”がつくんです。じいちゃん
が弘明。親父が弘彦。で自分が弘盛。で。前親父に俺もし自分の
子が男の子が出来たら弘”は付けんで!なんか。・・・そう
いうのやだから。って言ったことがあって。盛は母ちゃんが
鹿児島県なので西郷隆盛から盛をいただいた。んだってイタリア語
にもできませんし、しても意味通じんし・・・。

由貴さんもおんなじで、イタリアついたばっかで二十歳
そこそこで東洋のかわいらしい女の子だったもんだから
よく自己紹介の時に名前の意味を聞かれて苦労していました。
由・・・自由のゆう。
貴・・・たっとぶなんて日本語でも意味難しいのにです。
乃・・・乃木坂の乃。もしくは乃木将軍の乃ってのもないで
しょうし。


そんなこんなで、自分たちの子供ができた時には日本人
らしい名前にしよう。と言うことと、翻訳できる名前にしよう。
という二つの条件を満たす名前。+オプションで女の子では
子”か美”がつくような名前がいいなあ。事実ぼくの
同級生はそんな感じで今聞いても響きがいいし、50年後でも
古びず、女の子らしいんじゃないかと。


長女奈津美・・・初めての子で女の子だったので響きのいい名前
を二人して選出して共通した名前がこれで、イメージの漢字を
当てていって決定。

次女可南子・・・南に可能性が向くように育ってくれるように
願いを込めて。(由貴さん選出)実際の彼女は、【可】が可能性と
言うより不可思議の【可】の方がいいかもな育ち方をしていますが。

三女千春・・・イタリア語に直訳するとmille(1000)primavera
(春)で、milleはイタリアではいい意味でたくさんの意味もあり
春は華やかな印象、ちょっと飛躍させると幸せの意味も含ませて。
(由貴さん選出)
で本題。Frascatiにしたきっかけ。当時(20年前)東京では
もうすでに本格的なイタリア語表示のレストランテができ始めて
いましたし、イタリアに本店を置く有名店サバティーニや
エノテカ・ピンキョーリとかがありましたが、今ほどネットなどの
情報やもっと言えば今の様に1億総グルメ時代の前夜にもなって
いない時代です。当時のイタリアレストランの名前のイメージは
メルカート”(市場)ポモドーロ”ペペローニ”(パプリカ・
ピーマン)極端に言うとそんなイメージの時代。


お店のオープンが近づいてくるにつけ肝心の店名が決まりませ
んでした。一つ候補だったのがIL piccolo Sole”。二人での
研修先のAlbergo del Sole”のフランコさんに帰国に際して
二人の将来の夢であるレストランの名付け親になってください
とお願いして着けて頂いたのが先の名前でしたが、僕にとって
あまりにも大きな名前(ただpiccoloが間に入って入るものの
ですが。)の大きさに自分が当時ひるんでしまって付けること
ができませんでした。


とは言え、差し迫ってくるオープンに際して店名が決まらないと
ロゴに始まり事業所の印や印刷物一切合切始まりません。

結構逆算して差し迫ったころ由貴さんに言われたひとことがあり
ました。「あなたがこれからお店をやっていくに際して一番思い
がある場所とか物とか人とか居たりするでしょう。」と。
正直当時フラスカティと言う名前が一番ではなく、とはいえ
それ以上これと言ったイメージの伴うイタリア語の語彙も出て
こず、言い回しがイタリア語らしくなればなるほど、当時では
店名としては現実離れしていくように思われました。

現にフラスカティとして起動し始め、買い物をして領収書を
いただくときも年配の人ならまだしも、それなりに若い人でさえ
え?…カタカナですか?ってのならまだしも聞き取ってもらえ
なかったりいろいろありましたけれど、20年もたつと自分と
しても愛着はもちろんわきますし、今自分が向かっている料理
についての考え方やアプローチの仕方のベースを肌で感じ
ていた場所ってやっぱりフラスカティでの生活ってかなり
大きな部分を占めていたんだといまさらながらに思わざるを
得ません。


名前の方に寄っていくもんだとこの頃つとに思います。


でもカタカナですか?って言われた時にいつも心の中で
どうやって漢字で書くんだ!っていつもつぶやいていました。
で。ちょっと考えてみました。不羅酢嘉亭?昔のヤンキー
みたい?

2018.07.07
Asino ロバ
数年前に解禁されたイタリアからの四つ足の食肉の輸入。
知らぬ間にこんなディープな食材も輸入されていました。


ロバです。もちろん初めて使います。

イタリアでは一度お店で煮込みにしたのを見たことがあり
ました。ローマに居る間には一度も見たことがなかったので、
地域性がある食材であることは間違いありません。


お店で使ったのを見たことがあったのはロンバルディア州
マレオ村のRis,Albergo del Sole。その奥に位置する
ピエモンテ州でもロバを使った料理があるのを聞いたことが
あるのでイタリアでもロバを食べる習慣があるのは北部に
限られるのでしょうか? 
取引先の担当の子から、実はロバが入るのですが・・・。
って案内され、先日仕入れたロンバルディア産馬肉骨付きロース
のクオリティーの高さにびっくりしていて、その直後の提案・
案内なので信用できる情報と踏んで仕入れてみました。
質のいい赤身の肉、焼くとこれがまた説得力のある味になります。
塩だけでガーッとフライパンで焼いただけ。




すいません途中です。

  これより先のページはありません

このページのトップ | トップページ | お店紹介




月別アーカイブ
2018年
2018年 8月
2018年 7月
2018年 5月
2018年 4月
2018年 3月
2018年 2月
2018年 1月

2017年
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年 9月
2017年 8月
2017年 7月
2017年 6月
2017年 5月

2015年
2015年11月
2015年10月
2015年 9月
2015年 8月
2015年 7月
2015年 6月
2015年 5月
2015年 3月
2015年 2月
2015年 1月

2014年
2014年12月
2014年 8月
2014年 7月
2014年 6月
2014年 5月
2014年 4月
2014年 3月
2014年 2月
2014年 1月

2013年
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 8月
2013年 7月
2013年 6月
2013年 5月
2013年 4月
2013年 3月
2013年 2月
2013年 1月

2012年
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 3月
2012年 2月
2012年 1月

2011年
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年 9月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月

2010年
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月

2009年
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 8月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 5月
2009年 4月
2009年 3月
2009年 2月
2009年 1月

2008年
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 5月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月

2007年
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年 9月
2007年 8月
2007年 7月
2007年 6月
2007年 5月
2007年 4月
2007年 3月
2007年 2月
2007年 1月

2006年
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年 9月
2006年 8月
2006年 7月
2006年 6月
2006年 5月
2006年 4月
2006年 3月
2006年 2月
2006年 1月

2005年
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年 9月
2005年 8月
2005年 7月