2009.07.11
ほろ酔いコンサート【オペラの夕べ】

2009.07.09
夏トリュフ
この時期の定番【夏トリュフ】冬のものに比べると
香りも穏やかですが、その分肉にも魚にも、そして野菜にも
なんにでも、と言うわけではありませんが、寛容に食材との
相性の良さを持っていると思っています。



秋冬夏と季節を問わずトリュフがある期間中は、いつも置いている
定番のトリュフを使ったお皿です。

2009.07.07
Barbabietola
ファットリアさんから頂いたビーツ、缶詰・瓶詰め
もシーズン外れには使用しますが、今回はせっかくなので
フレッシュの好さを生かしてニョッキに仕立ててみました。



買う分には気安いのですがこのフレッシュのビーツ、ボイルして
火が入るのに一時間ほどかかります。火が入ってしまえば後の扱いは
他の野菜と違いませんが、ボイルするのにひと手間かる野菜です。
通常のジャガ芋のニョッキのベースにこのボイルしたビーツ
のピューレを混ぜ込みます。と、こんな色になります。
セージを効かせたクリームのソースで合えます、好みでこの時期の
夏トリュフとも相性のよいお皿です。

2009.07.05
潮騒
昨年の秋ごろにうちの奥さんのセレクトで借りてきたDVDで偶然鑑賞した
【メゾン・ド・ヒミコ】 犬童一心監督・主演オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯他


PS,その他脇役(洋ちゃん・ルビイ他)陣がそれぞれいいです。








メゾン・ド・ヒミコ ― ゲイのための老人ホーム




賑やかで、哀しく、温たかな場所・・・そこで生活を共にしている
ゲイの人たち・・・微妙で不思議な関係が芽生えていく。






その情景を表すように淡々と流れていく細野晴臣さんの音楽。


最近観た映画の中でもキャスティングも含めて心にずーンと沈んで
ボディーブローのように効いてくる映像のインパクトを感じた映画です。



そのDVDの特典映像の中に監督と製作スタッフが二人、計三人が
製作中のエピソードを映像に沿って語っているコーナーがあり、
ロケ地の話になりました。設定では神奈川県だったのですが、
実際には御前崎で営業していた(現在閉店・Cafe Welcome Tea)の
カフェでロケをしたことを語っていました。



その映画を見て暫らくしてドライブがてら御前崎に行ってみましたが
それらしい建物を発見できなかったため、その後調べ直しておきました。



今回静岡市に行く用事があったので、早めに家を出発し少し
寄り道をして御前崎まで足を伸ばすことにしました。
海を見ながらドライブ、そしてロケ地探し再チャレンジです。



150号線、浜岡原子力発電所を通り過ぎて御前崎灯台方面(海岸線通り)
に右折し、暫らくすると映画で見たような坂道がありました。
そこを上りきり、進行方向右側にその建物は遠目でもはっきりと
分る様に建っていました。



そしてそれを発見した時、自分でもちょっと興奮しているのが分りました。




今、これを書くために映画の公式サイトをチェックし、背景にエンドレスで
流れている細野さんの音楽を久しぶりに聴き、それらの音が体の
中に染み込んでいく感覚を味わっています。




この文章を書き始めると、その作用かこの半年間に起きた印象深い
出来事が思い起こされてきました。




その出来事とは、うちの可南子がちっちゃかった頃、隣の杉浦さんと言う
ご夫婦(うちの奥さんの両親・爺と同僚で隣同士、家族ぐるみでの友人でした。)
宅に一日中入り浸るくらいに彼女も懐いてました。しかし、それ以外に
特におじさんにはこれといった趣味もなく、娘の成長と共に以前のように
彼女もお宅に伺わなくなっていきました。それと時期を同じくして
お二人とも定年後から病気がちになり入退院を繰り返して、この半年の
間に相次いでお二人ともお亡くなりになってしまいました。
それらの半年も空けずに伺ったお葬式で、最後のお別れ、その時に
5歳の娘が見せた嗚咽は今でも印象に残っています。



例えばこんな、数年間の間に起きた自分達を取り巻く環境で
現実に起きたある意味どこにでも当たり前に起きうる事、
そしてそんな出来事を通して、これら一連の想い出のひとコマ
ひとコマの作用が、この映画の映像を媒体として感じたメッセージが、
その後の時間の経過を経て自分の経験というフィルターを通し、
この訪問と文章に起こす行為により、何か自分の心に沈殿していた
ものが鈍痛のように蘇って来ました。




この映画の伝わってくる・戸惑い、泣き笑い、心揺さぶられる。




人は最後は一人で死んでいく。



また近々この映像が観たくなりました。



2009.07.05
焼津で見つけました。熱い酒屋さん。


アンチ虎ファンの人はお酒かってくれないんでしょうね。
そっちの方が心配になってしまいます。










2009.07.03
Anguilla alla mugnaia
イタリアでは鰻を食べる習慣がある地域はすごく狭い
限られた地域でしか存在しません。



もともと流通経路が発達していなく、【わが村・町】が一番と
思っている国民性も手伝ってか、河川のそばで鰻が棲息している
地域に近いエリアの域を出ないという、かなり限定された食環境になります。
ですから自分も湖の側のトラットリアで一度だけ目にしたことがあり
そこで注文したことがあるくらいの経験しかなく、その後も帰国してから
文献で鰻についてたどるくらいしか出来ません。


が、しかし、土用の時期が近づいてくると、鰻は使いたくなる食材です。



現地ではカルピオーネ、ソット・アチェート、炭火焼、赤ワイン煮
などでしょう。日本では言わずと知れています。
その中間地点で何か鰻の好さを出せる着地地点に落とせることが理想です。
今年は、ムニエルにしてエシャロットヴィネガーのアクセントと
新城・作手野菜の湯引きの香草風味のヴィネグレットで、インパクトの
ある仕立て方が出来ました。

2009.07.03
キビレ鯛
ぱっと見、黒鯛ですが、鱗の色が銀色で尻びれと尾びれ
に黄が入っているのが外観の違いです。


梅雨のこの時期になると、顔を出します。


サッと湯引いた時の香りは何処となく地中海沿岸で取れた魚
を彷彿とさせるような気がします。


サッと湯引いて冷水に落としアンチョビとレモン、ニンニクを利かした
ヴィネグレットでマリネしてからルッコラと合わせます。

2009.07.01
Tagliata d`agnello al tarutufo nero d`estiva
北海道産の仔羊腿肉を直火で炙って、ルッコラとパルミジャーノ
夏トリュフを合わせました。


冬の間には蝦夷鹿を使用して仕立てているこの料理を、これから
暑くなってくるこの季節に合わせて、これからがシーズンの
仔羊を使って仕立てます。腿肉を直火で香ばしく炙ることにより、
日本人にも馴染みやすい焼き鳥・焼肉的なAppetitoを刺激する
芳香に。そこに蓋いかぶせるように夏トリュフを効かせた
ルッコラのインサラータを添えて夏らしい一皿になりました。

2009.07.01
日本のビール
いつもあることを思って仕事をしています。


旨いビールを一日の仕事の後に飲めるように、その日のベストを尽くす。



頑張った後の一杯のビールを呑むために一日の仕事をしていると
言っても過言ではありません



【自分が納得できる仕事が出来たと思えるから必然的に飲むビールが
旨く感じる、何かのトラブルや些細なミスが起きたときには、それは旨
くないビールを飲むことになる。当たり前のことです。】
でもその当たり前が365日の営業の中ではなかなか難しいのです。




レストラン用には、エビスの小瓶を置いていますが、これからの季節
とくにのどが渇いた時など、贅沢な話ちょっと濃すぎることと、
小瓶だと複数本開けるのもどうかと言うことになり(独り言なのですが)
賄い(自分用に)用に【サッポロラガービール】を取りました。



休みの日などにゆっくりとリラックスして飲める時などは、
あまり詳しくないのですが、ディスカウントショップなどで
ラベル買いでベルギービールや何やかんやと買ったりします。
そういった機会に頂くものは香りやコクのあるビールを
チョイスして、普段『きゅうぅっ』と呑る時はやはり日本の
ビールだなぁと思います。




イタリアに住んでいたとき当時勤めていた日本料理店に置いてあった
キリンやアサヒビールを何度か頂きましたが(輸入物のため製造年月日から
日数が経っていることや値段も高く)やはり向こうの気候に合わない
のだと思います。やはりその土地のものPeroniやNastro Azzuroなどは
ほんとに美味しいと思いました。




別の例えで言うならば、以前旅行した北海道で頂いたサッポロ黒ラベル
は、あまりに美味しくて瓶の裏側を読み返してしまうほど彼の地では
美味しく感じられましたし、オリオンビールにしても去年沖縄で
頂いた際にはまったく同じ経験をしました。



オリオンビールはたまに頂く時に「ここで飲んでもそんなでもないけど、
これあの沖縄の満天の星の下で飲んだらうまいんだろうなぁ。」ほんとうに
そうでした。

やはりビールは(自分にとっての普段使いの場合)なるべく気候や
水が近い所で作られたものが馴染むような気がします。




そして酒飲みは雰囲気も大事だと思うので、自分の好みの瓶ビールの
ラベル、それは【サッポロラガービール】がいちばん旨そうに見えるので
今回そんなこんなの理由でこの一ケースになりました。
もう一つ蛇足で、もうかれこれ20年以上前に製造を止めた
アサヒのラガービール、あの太陽のような白っぽいラベルのマーク
だったと思います。あれ一回でいいから飲んでみたいです。


なんか今時のCMは第二・第三のビールのばかりで、あの一番絞りで
いい味を出していた佐藤浩市さんまでも・・・ですし、もったいない。


アサヒさん復刻しないですかねえ?【アサヒラガービール】

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