| 2006.01.03 |
| 正月そうそう魚伊さん頼み |
仕事始めの今日から、早速濃い予約が入っています。 お正月週間は毎年お魚無しと決めています。が今年は そういう訳には行かない“あの方”がいらっしゃいます。 とびっきりのお魚を何時も扱われている方だからこそ お出ししたいお皿があります。
よくうちの店では、お客様がいい食材を呼び込む ことがあります。まさに今日がそんな感じです。 1.3?の天然物の寒平目、良くぞ売れずに年を越して 残っていたなと言うくらいの上物です。以前魚伊さんに “うちをおたくのお店の水槽だと思って、あるものは なんでも分けるから。”と、うちもそう思っています。
これで“細工は流々”です。
ある程度こちらのストックが潤沢であればあとは お顔を拝見してからでも如何様にでも変えていけます。 昨年いろいろな方に鍛えていただいた成果が発揮で きます。夜の営業が楽しみです。
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| 2006.01.01 |
| 大晦日の空気感 |
自分が住んでいた1986年頃のローマでは、さすがカトリックの 総本山のヴァチカン市国のお膝元だけあり旧市街、チェントロの 主要な通りの歩道に深紅のカーペットが敷き詰められました。 最近12月にイタリアを訪れていないので現在のローマのクリスマス事情 は分かりませんが今思い返しても豪勢で粋な街の取り組みです。
海外にある程度住んだ方はいくら楽しいクリスマス月間があっても 大晦日、元旦を彼の地で迎える物悲しさを感じた方は僕だけでは ないはずです。当時は今のように携帯電話もパソコンもない時代 ましてやイタリア人の中にたった一人、HNKの紅白の南極観測隊の 電報を出す気持ちがわかったりしました。
紅白を見終わり実家の傍にある板山神社に初詣に一人で出かけました。 久しぶりに訪れる小さなお宮さんは自分が大きくなった分少し 小さくなっている様な気がしました。昔子ども会などの世話役のおじさん がお爺ちゃんになっていたり、見知らぬ青年会(自分より一つ上)の 人たちが厄落としの振る舞いをしています。小さな村の鎮守の森は、 暗い方角にあり、夜空を焦がすように大きな焚き火が炊かれています。 実家の庭からも見えるその焚き火の隅でお神酒の茶碗を啜りながら 御参りに訪れる村の人たちの顔を眺めていました。ほとんど浦島太郎の 気分でした。
神社の向かいに行者講と言う火の神さんを祀ったほんとに小さな 祠がありそこにも折角なので立ち寄り振る舞いの年越し蕎麦を頂きました。
旧年中はいろいろお世話になりました。今年もさらに精進して 色々なことに取り組んで行きたいと思っています。この春には、 二人の新人も入る予定です。そしてうちの奥さんが4月に出産 予定なので夏ごろまで育児休暇をとります。その分新メンバー でがんばります。今年もよろしくお願いいたします。 |
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| 2005.12.17 |
| 赤ワインの力 |
ピエモンテを代表する煮込み料理“Brasato" エミリア・ロマーニャでは“Stracotto"双方とも イタリア料理を代表する赤ワインを使った煮込み 料理です。どちらも牛肉の脛などの部位をその土地 のたっぷりの赤ワインで煮込んで作ります。 ただ以前は、ストラコットの方は馬肉で作っている レストランや家庭の主婦(マンマ)も多かったそうです。 シンプルな料理なだけに素材の調和、一体感を出すのが 何度調理しても難しい料理です。先日トスカーナの良い 赤ワインが “sa di tappo"(コルク臭のするワイン) で、お客様にお出しできずに置いてあり、普段料理には 使えないこの質の赤ワインを使って早速“ブラッサート” を仕込みました。お料理を出した後の鍋の中、我ながら よく出来たなと自画自賛です。どなたかが言われていま した。「食材6割、料理人の力・力量4割」で、合わせな いと100にはならないのです。脛肉の持つパワー、 ワインのポテンシャル、調理の手順の見切り、そのすべて が調和して初めて納得した仕上がりと言う結果が得られます。
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| 2005.12.09 |
| 笑い話? |
二三日前から魚伊さんの一番大きな水槽に七、八s はあろうかというハタが今日半身に下ろされて店頭に 並べられていました。「フラスカティさん、そのハタ やってください。キュウマルね。」活けのハタの値段 は別格と言うのを肌で判っていたつもりなのに、とっても イージーミスです。半身での値段とキロ単価を取り違い してしまいました。伝票をチェックした時にはすでに、 三枚に下ろし、生と焼きで味見も完了していました。 正味にして単価を出して引きつった笑いと冷や汗が でてきました。 美味しいはずです・・・。 このホウキバタはどうなっていくのでしょう。
お魚がお客様を招き入れてくれると言うことがうちの お店ではしばしば起こります。お昼に(お昼から) 東京から帰省されるとお見えになる男性の方とフリーで 来店された二度目の母娘の方にカルパッチョで召し上 がっていただきました。アラも炭火で半生で炙って お出ししました。まだ先は、長いですけど後は、 うちの奥さんにお任せします。 |
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| 2005.12.04 |
| 初雪 |
久しぶりに森林浴と下の子の子守とを兼ねて、南設楽から巴川沿いに 作手村に抜ける山間の道をドライブしました。新城に引っ越してきた 7年前当時、上の娘が10ヵ月でよく午前中ぐずり、お店もオープンしたときは、 夜だけの営業だけだったので、朝から子供をチャイルドシートにのせて 奥三河一帯の山間の道を散策した時に見つけたルートです。 街道沿いにひっそり佇む十数戸の山村、もう街では見なくなった 苔むした石垣、地元の主婦だけで切盛りしている小さな川魚料理店 巴川縁の木立なかに点在する広葉樹、深紅に紅葉した もみじ、そして思いも寄らぬ雪が舞い始めました。 街道と言っても舗装された林道と言った箇所が大部分で折からの小雨 がその在る地点から霙に変わり、そしてしんしんと雪模様に様変わり していく神秘的な中をゆったりとドライブしていきました。 後ろのチャイルドシートの子供といえばいつの間にか、すやすやと 寝息を立てていました。そんな時の止まったような景色の中と、 車の中の雰囲気に自分を取り戻していく温かな時間を感じること ができました。 |
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| 2005.12.01 |
| お粥とリソット |
世界には、色々その国を代表するお米料理があります。 イタリア料理の中にも各地方ごとにそこの特産物を使った お米料理“リソット”があります。日本のお粥とイタリア のリソットの一番の違いは、調理法もですが、お米の違い だと思って何時も調理しています。その違いは、 少し抽象的な表現になるかもしれませんが日本人に とってのご飯の香りであり、イタリアのそれは穀物特有 の香りが強く、お皿に仕立てたときに食材の一つとして 存在してくるということです。
エミリア・ロマー二ャの三ツ星レストラン Dal Pescatore のスペシャリテ、鯰のリソット・エルバ・チポリーナの香り を日高シェフがカワハギに代えて日本に広めた “かわはぎのリソット”自分は、ウマズラハギより 本カワハギのほうが身がしっとりとしていて好きで 必ず活きたものを買い求めるようにしています。 香味野菜と一緒に極弱火で煮出したカワハギのブイヨン でイタリア米を炊き上げ、仕上げに解しておいたカワハギ の身とたっぷりのパターでマンテカーレしてお皿に 盛り付け芽葱を散らします。カワハギの甘さと、バター のコク、イタリア米の存在感が渾然一体となることを 目指して調理していきます。シンプルだからこそ、 どこの工程も気の抜けないお皿で、イタリアらしい 食材の捉え方を確認できる、僕にとっては教科書的な 料理になっています。 |
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| 2005.11.29 |
| こころの内から湧き上がってくるものを感じた瞬間 |
日曜日、マリーン・ジャズコンサートに御津ハートフルホール まで行って来ました。今から23ー24年前、高校生の頃初めて 知りその後ブランクが在り10年前“夜もヒッパレ”と言うテレビ 番組で何度かゲスト出演されていて圧倒的な歌唱力に魅了されました。
先日ふと立ち寄ったお店に置いてあった情報誌にこのコンサート の記事を見つけ次の日、早速問い合わせて予約しました。 お店にお客様の置いていかれたオペラのコンサートのパンフレット の横にこのパンフレットも何気なく置いておきました。 それとなく気づかれたお客様も当日二組お会いすることが出来ました。
こういう声量,表現力のあるシンガーにはCDの容量は小さすぎる と言うことが帰り道、車の中でホールで買ったCDを音量をかなり 上げて聞いても、今聞いた同じアーティスト?と思うほどでした。 |
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| 2005.11.16 |
| 嵩山のおばちゃんたちの作る野菜たち |
愛知県の外れ、もう少しで静岡県との県境という 姫街道沿いの一帯を嵩山“すせ”と言います。そこで 週3日水・土・日と路地で自分たちの作った野菜を売って いる地元の農家のおばちゃんたちが居ます。街道沿いに ぽつんと建っている小さな小屋で雨の日も、風の日も、 暑い日も寒い日も、週3日笑顔で、彼女たちの人柄を 表わす様なあったかい野菜たちを売っています。 そこで野菜を買い始めて彼是3年になります。 ここの野菜からインスピレーションを得て生まれた料理たち も徐々に増えてきました。豊橋という地域性“Regionale" を生かしたイタリア料理を作り続けるよう、この野菜たちが 導いてくれたことも少なくありません。 |
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| 2005.11.15 |
| 富士山麓の天然茸 |
土曜日親戚の結婚式出席のため沼津に行きました。 恙無く式も終わり、親戚一同、伊豆長岡で一泊して 翌朝10時に現地解散になり、こんな時間に寝坊助の 自分が自宅から200q離れた所からスタート出来る チャンスは滅多にありません。迷わず富士五湖目指して 出発しました。予想以上の渋滞で目的地を山中湖に絞り “三島由紀夫文学館”と“サンタクロースミュージアム” で家族サービスをして富士山を山梨側から抜けるルート 沿いに富士山麓で採れる茸を売っている露店が幾つか ありその中の一軒に寄って茸を買いながら色々なお話を 聞くことができました。富士山麓には500種類もの 天然茸が自生していることや、ポルチーニやジロール茸も 採れること、種類によっては7月から出荷できること、 東京の仏・伊レストランにも卸していることなど、 収穫大でした。土曜日お店を閉めてもこれで元が取れました。
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| 2005.11.09 |
| 料理王国12月号を読んで思うこと |
今僕らの居る伊料理業界、ましてや仏料理業界ですら町場のレストランの 歴史はそんなに長くありません。20代の頃憧れた大先輩シェフ 穴の開くほど読み、盛り付けのセンスの良さに惚れ惚れした本 “シェフシリーズ”やお店に伺って直接お料理をを頂いた 方々の現在の立ち居地、新しい挑戦が綴られて居ます。 イタリア料理の現在トップシェフの方々でも50才台そこそこです。 そんな料理界の短い歴史、速い移り変わりの中で現在の 大先輩がたの最先端で旬な取り組みが綴られていますし、その他の 特集も客観的に書かれていて久しぶりに読み応えがありました。 |
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