オステリア・ダ・ミケーレ
 
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イタリア紀行

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今回はフィレンツェにアパート滞在する友人の所に転がり込ませてもらえるという機会に恵まれたのと、息切れ気味の自分たちのリセットを!!ということで行ってきました。久しぶりの成田よりKLMにて。機内は心地良く、サービスも気持いいです。

アムステルダムにてフィレンツェに。ここで機内は一気にイタリアムード!!何とも言えないこの感じ。 この客室乗務員の方がイタリアーナ丸出しでおもしろかったです。日本人の新婚さんが、イタリア語が分からないと思ってからかっているのを見て、僕だけ笑っていたら、少しイタリア語が分かることが判明したらしく、ゲラゲラ笑いながら話しかけてきたり。しばらくして目の前に現れて「ちょっとチケット見せて」なんて言うから、「いいけど何事?」「いやちょっと…リスボンに行くの?」「なんで?!フィレンツェでしょ??当たり前じゃん。何がリスボンなんだ?」と…意味不明で頭グルグルでいた所、「ちょっと待ってて…」

横の席は中国系の2人連れだったのですが、戻ってきたそのイタリアーナ、2人を見て「ゲート間違ってるわよ!この飛行機はリスボン行かないわよ!」なるほどね〜。と、また顔を見合わせてゲラゲラ笑ってしまいました。要するに出発ゲートが変更になった事を2人は知らなかったようで、そんな事もあるんだ、気をつけなきゃいけないなあと思ったのでした。機内アナウンスで機長のアナウンスの時「この飛行機はアムステルダムからフローレンスに…」とアナウンスがあったら、そのイタリアーナがまた人のとこ来て「フローレンスッ!!」とか言って大げさに言いながら去って行っちゃって。出だしからMaxイタリアモード。こりゃ今回も楽しくなりそうだ…?

 

 

毎回イタリアに来る時は昼はここ、夜はここ、と食べに行きたいお店をピックアップしてくるんですが、到着日翌日の昼はここ!と決めていたトラットリーア・ダ・ロッコ。一足先に着いていた友人ご夫妻も一押しのこのお店。サンタンブロージョ市場の中にあるお店。とにかくひっきりなしにお客さんが来るし、相席当たり前、メニュー口頭、アンティパストなし、すべてフィレンツェ料理という素敵なお店。そして何より感動するのは従業員がとにかくよく動く、働く。
そりゃそれだけお客さんがひっきりなしに来れば動くしかないでしょとか、昼だけの営業だもの、いいよね。なんて言うのは簡単で、国内外からの旅行者も含めた多種多様なお客さんが来ると雑になってしまったり“ボロ”が出てきて居心地悪い店なんかが結構あるけど、それがみじんもない。
そしてとにかくお店がきれい。新しい古いの話しじゃなく、清潔というのかな。窓ガラスが汚れていないし、よどんだ空気がないんですよね。素晴らしく居心地がいい。気持いいです。そんな店内で食べる料理はコテコテフィレンツェ伝統の味。
パスタ コンスーゴ、ポモドーロetc。、、ペペローニ リピエーニ、…。


ラザーニャ


リボッリータ
ロスティッチャーナ


タッキーノ アッロースト
トリッパ アッラ フィオレンティーナ


こんな素敵なトラットリーアが味が悪いわけがない。ワインも飲んだ分だけ払うという仕組みで、全部で1人1,500円ぐらい!!なんなんでしょうか、この価格は。とにかく安いし、早いし、もちろんうまい!と大満足なお店でした。すべてにおいて勉強になりました。清潔なお店はどこでもはやってますね。

その後アパートに戻り、休憩。時差になれるまでは変な時間に眠くなるなぁ。その辺を予測して、夜はワインバーに行く予定でした。不思議なもので、何もしていなくても夜になるとおなかが減ってくる。それでも翌日以降もあるし、ここは予定通り実行! Le Volpi e uva(きつねとブドウ)に。





小さい店だから早めに出かけた。19:00ごろ。すでに店内は満員。カウンターまで。
テラス席は空きがあって、そこに通される。さすがにめちゃくちゃ寒いから「いや、こりゃ寒いよ」とシニョ−ラに告げると「ストーブを今つけたばかりだから寒いけど、この角の席が一番暖かくなるから大丈夫よ」と。納得しながら席についたけど、こりゃやっぱりド寒いよ…。足元が。
メニューはワインに合うつまみ系のみ。パスタとかありませんよ。初めてだからオススメを聞き、それにしたがいオーダー。とにかくていねいに説明してくれて、とても気持がいい。寒いけどね。これはお店が悪いワケじゃないから、ひたすらストーブが本領発揮するまで耐えるのだ。この寒さは空腹からもきてるのでしょうね。まずはプロセッコでチンチン!!おぉ〜しみわたる〜。


来ました来ました!こちらおすすめのワロストーネ2種。これが塩味がきいてフォルマジとサルシチャがうまい!
もうひとつはスペック・フォルマージョ・ウンポディミエーレ。このハチミツが最後にきいて激うまな“つまみ”。プロセッコの濃厚な味にマッチ。すぐ飲んじゃうなぁ。気がつけばテラス席も仕事帰りの人達でうまっているし、そう言えばポカポカしてきた。
もうひと皿はサラミの盛り合せ。こちらもイタリアの味で気分が盛り上がります。
「このクロストローネのフォルマッジョは何?」と問えば「これはアジアーゴで、このフォルマッジョにする理由は…」と、ものすごくていねいに教えてくれて、ここでも納得。居心地がいいなぁ。

その後赤で各々違う銘柄にワインをグラスでいただき、また寒さが足元から上がってきたので、ここは他のお店に移動!!の号令ともに、目星をつけておいたピッツェリーア・バーに向かう。




Yellow Bar。目星をつけといたと言うよりも、修行時代、日本人の仲間と何度も行ったお店で、仕事帰りで寄れる店ってあまりなくて、ここは遅くまで営業してくれているので、とても助かっていたのです。メニューもイタリア料理なら何でもあるし。経営者変わってなければいいけど。何度かご挨拶をした事があったけど、懐かしい顔が見られれば嬉しいのに、と思いつつ入店すると、ウェディングの家族が。やっぱはやってるな。以前もそうだった事を思い出す。
僕達が案内される順番が来た。「チャオ」と見覚えのある顔。オーナーだ。こういうので随分ホッとするものです。まあ、覚えているはずもないから、人数を告げると、程なく大きなテーブルに案内された。何も変わってないなぁ。この紙のクロスもメニューも。サービスの子達が若くなったな…。いや、自分が年とったんだ。ハハッ。でもオーナーは変わってないな。全然。

パスタにピッツァ!いや、ここは生ビールだ!!ヴィーノ デラ カーザだ!ひとり盛り上がる。お恥ずかしい限り。

 

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