浜松オークOB会に行ってきました・・・・・・

先月(11/14)18歳から8年間(26歳まで)鍋洗いから修行したレストランオークのOB会がホテルであり、出席しました。
当時、すごいシェフがフランスから帰国して、浜松のレストランに来るとの事を知人から知り、その知人に紹介され、オークに入社しました。そのすごいシェフとは、現在袋井(森町)で1日1組をやられているムッシュ今井です 。
入社当時は、ほとんど料理人は東京から来られ、地元の料理人は皆見習いで、鍋洗いだけでも3〜4人いました。鍋洗いや掃除や誰よりも厨房の鍵を開けるかと6:00〜7:00の間に出勤すると、もうすでに誰かが先に開けてたりして、競争の早朝出勤でした。常に料理人が24〜25人はいまして、その分、出入りも激しかったです。1人辞め2人辞めるごとに上に上っていき、3年目位からやっと料理を作る事が出来るようになり、同僚が辞めていっても流されることなく8年が経ち、ムッシュ今井から「もう教える事がないからスイスに行きなさい」と言われ、本当に嬉しかったです。
その間、料理の基礎とフランス語をしっかり勉強しました。今井ムッシュのおかげで基礎ができていたので、スイスに行っても困る事もなく料理は作れましたが、フランス語(スイス・ローザンヌはフランス語圏でした)がなかなか通じなかったので苦労しました。スイスでの一年が過ぎ、いよいよ本場のフランスに今井ムッシュの紹介で、ジュラ地方のアルボワ(ホテル・ド・パリ)に行き、本格的にフランス料理を勉強しました。ムッシュ今井もフランスに行っていたので、フランスでの仕事の事もお聞きしていたので、それほど困る事もなく出来ました。
スイス、フランスでの修行も勉強になりましたが、なんと言っても日本(浜松オーク)での8年間が一番大事な時期だったと、今改めて思います。「いかに基礎(基本)が大事か」と思います。
そんな大事な時期を過ごした方々との再会、40年ぶりに会った人もいました。もちろん、ムッシュ今井も元気でお会いする事ができ、昔話にタイムスリップして、とても楽しい時間でした。
すでに料理人、サーヴィスの仕事を辞められた方やお店を閉められたり、定年を過ぎた方もいました。(自分が一番若かったのでは?)
自分は生涯現役で店を維持しています。10年後、20年後でも元気に店を続けていける様、頑張っていきたいと思います。次回は自分が幹事になってしまいました。2年後位にやりたいと思います。それまで皆さんお元気でいてください。本当に楽しかったです。
今回幹事の南竹くん(エピファニー)お疲れ様でした。
師匠の今井ムッシュと 鈴木支配人と三人で キッチンくるみの鳥山チーフと
けんちゃん(40年ぶり)と

 

サーラプラザに出張料理教室に行ってきました・・・・・・

久しぶりに出張料理教室に行ってきました。
今回は友人である中国料理・華市の山下真理夫シェフの紹介での教室です。
1品目は、店の看板料理であるトマトのムースをやりました。トマトのムースは、作り方がシンプルですので、だれにでも簡単に作れます。店でやっている料理教室(SBS学苑)でも、皆さん家庭で作ってます。よくTVや雑誌でレシピを秘密にしてますが、たとえレシピを教えても、一緒に作っても、100%同じには作れません。作る人によって自分より美味しく作れるかもしれません。(食材、火加減、作る人の心、それぞれ違いますので、自分は隠すことなく同じレシピでやっています)
だから料理作りはおもしろいんです。自分が幼少の頃食べた「おふくろの煮ころがし」は、いまでも同じ味がだせません。まさに「おふくろの味」です。
2品目は「スズキのスフレ仕立て」。この料理は日本料理の「かぶら仕立て」をヒントに作った料理です。この料理もとてもシンプルですので、だれにでも作れます。今、店の魚料理にもメニューに出してます。
皆さん、2品ともそれなりに出来上がりました。いつも自分が心掛けて作っているのは、料理を作るには「愛情と真心」を込めて、丁寧に作る事です。「幼少の頃、おふくろが作っている時、いつも側で見ていて、つまみ食いをしながらおふくろから教えてもらったことば」です。今でも料理を作る時には、おふくろの煮ころがしを思い浮かべながら作っています。

のち、トマトのムース、スズキのスフレ、デザートのキャラメルを皆で食べながらそんな話をしたり、フランスでの修行時代の話をして、とても楽しい料理教室でした。参加された皆さん、是非作ってみてください。うまく出来なかったら、店に食事に来て食べ比べてみてください。アドバイスももちろんします。お待ちしてます。
サーラプラザにて出張料理教室

 

フランスを語り合う会を・・・

2、3ヶ月に一度の、シャンパーニュやワインを飲みながらフランス語を交えながらの楽しい会を先月(11/10)に自分の店でやりました。(休みの日)
3人でやったんですが、水野シェフ(アマンダンライズ)は3年前に一緒にフランスに行った時、1ヶ月間馬田シェフのレストラン(レ・クレイエール)でスタジェ(研修)をして、衝撃を目の当たりに受け、帰国して料理に対する姿勢が改めて変わったようです。以来、フランス語のレッスンに今でも週一で通っているとの事です。
たとえ仕事ができても、言葉が出来ないと相手にされません。(相当悔しかったのでは)以来、会う時でもフランス語であいさつしたり、意識して話してます。そして、曽我ちゃん(伊藤さん)は、料理教室の生徒さんなんですが、3年前に当時の仕事を辞めて1ヶ月フランスに旅に行き、友人の馬田シェフに面倒を見てもらい、帰国してシャンパーニュにはまり、月に一度東京まで行き、シャンパーニュのレッスンを受けたりして、曽我ちゃんも以来フランス語のレッスンに行っています。そんなフランスが大好きな3人で食べて飲んで、楽しい時間を過ごしました。今回飲んだシャンパーニュは、9月にフランスに行った時に馬田シェフが曽我ちゃんの結婚祝いにといただいた「ジャックセロス」のロゼで、メチャ美味しかったです。なんか、フランスで飲んでるみたいで、フランスの香りと樽の香りがして、とても上品な味わいでした。とても幸せを感じました。特に、トマトのムースに合いました。マリアージュ(料理とワインがピッタリ合う事を言います)でした。
今回は曽我ちゃんが来月(12/12)水野シェフの店(アマンダンライズ)で結婚披露宴をやるので、その時の料理やワインの話で盛り上がりました。
披露宴の時間をずらしてもらい、16:00〜なので、自分も出席する事になり、水野くんも出席するんですが、作りながら食べたりと忙しいです。

とても楽しみにしてます。曽我ちゃんおめでとう!!

9月にフランスで馬田シェフから頂いた
ロゼシャンパーニュ

 


シェフ  守屋 金男



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