
狸のような生活も悪くないかも? | いよいよ入梅ですね。ジメジメした毎日が続きます。皆さんお元気でしょうか?紫陽花が綺麗に咲いているのをよく見ます。梅雨の時期はそういった楽しみもあるんですよね。 散歩をしているとお店や民家の玄関の前に、愛嬌たっぷりのタヌキの置き物をよく見ます。皆さんこの置き物のいわれってご存知でしたか? 狸というとどんなイメージがあるでしょうか? 「タヌキ寝入り」「タヌキ親爺」「捕らぬ
タヌキの皮算用」「タヌキの金玉は千畳敷」などのことわざがありますし、日本人は昔から、狸をひょうきん者とかずうずうしいとか、愛嬌ものとかいう動物として印象づけ、しかも実際生きている動物としてより、絵とか置物にした狸をコッケイ視し、親しみを感じていたんですね。 この陶器製の置き物は、滋賀県甲賀郡信楽町の物が有名で、清酒が酒屋で売られるようになった江戸時代初期から造られていたと言われています。 …と言いますのは、酒が一般
庶民の口に入るようになったのはその時期からで、徳利をもって行って、酒屋で樽から注いでもらって帰ったもので、その使い走りを子供にさせたということです。狸の置物は、酒買い小僧のその姿を置き物にしたもののようです。 右の写
真を見ると、ホントに面白い姿なんですが、ちゃんとした意味があるんですよ!ちょっとご紹介致します。 笠 | 予見し得ない災難を避けるために着けている笠。用心、護身。 | 目 | 前後左右に気を配り、正しく見つめるためのギョロっとした目。 | 腹 | 物事に対する落ち着きと大胆な決断力。太っ腹。 | 顔 | 愛想よく暮らし、誰からも好かれる愛嬌ある顔。白く腹黒くない。 | 徳利 | 飲食に恵まれ不自由しない。 | 通
い帳 | 酒を買う時に使われた通帳。信頼がなければ持てません。 | 金袋 | 金銭の宝。大きなキンタマ(失礼…)。 | 尻尾 | 身を立てる。終わりよければすべて良し。 |
ただボサッとしているように見える狸ですが、だれも‘いてほしくない’と思う人はいませんし、恐がったりする人もいません。でも、そういうどうって事ないものが大事なんですよね。大切とされているものが今の時代変わってしまったのかなと残念に思うこともあります。 最近は犯罪が低年齢化していて、考えられないような事件が毎日のように起こっています。どこの家でも被害者にもなり得れば、加害者にもなり得るというそんな状況です。日本は生活水準が上がって、生活は豊かになりましたが、欲をかき過ぎてはいけません。‘どうって事ない暮らし’が大切だと、この狸の置き物をみてるとつくづく感じます。 立派な暮らしもイイですが、「今日も楽しかった」と素直に喜べるような、そんな生活をしたいものですね。 |