暮らしの中のちょっとした気遣いが、生活を喜びのあるものに変えます。‘食’も同様。器をちょっと工夫すると、食べることが2倍も3倍も充実します。そんな名脇役の‘器’に恋した、しい葉の主人・椎葉哲夫が綴るコラム。


‘陶器と磁器の違い’


記念すべき第1回目です。
今回は皆さんもよくご存知だとは思いますが、「陶器と磁器の見分け方」という割と易しい点を取り上げたいと思います。

私は九州で生まれ育ったせいか、個人的には磁器の方が好きで、お客様にも磁器をお勧めしたいと思っているんですが…それにはまあ色々と理由があるんですけれども…。

まず、陶器と磁器は原材料からして違います。
下にちょっとした表を作ってみましたのでご覧ください。簡単に書くとこんな感じです。

 
陶器
磁器
材料
粘土主体
陶石

焼成温度

1,100℃以下
1,250℃以上
特徴

ぬくもり、手作り感、吸水性、厚い、光にかざしても透けない、叩くと鈍い音がする。

絵柄が繊細、吸水しない、薄くて丈夫、光に透ける、叩くと金属音がする。

普段何気なく使っている食器の中にも、磁器と陶器がありますが、用途によって使い分けないといけないことが分かりますね。
例えば、陶器は吸水性があるので、においがつきやすく、カビが生えやすいということがいえます。その点では吸水性のない磁器の方が食器には向いているといえますね。
しかし、茶道では陶器のお茶碗が使われます。長年使っていくと、お茶が良い具合に器にしみ込んで味が出てくるんですね。ホントに器って名脇役なんです。

このように用途によって違った食器選びをするのも楽しいかもしれませんよ!

 


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