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 今回のイマコレは、浜名湖のあさり!浜松に住む人なら、誰でも浜名湖での潮干狩りが思い出に残っているんじゃないかと思うほど、浜名湖での潮干狩りは風物詩となっています。シーズンは4月から8月。子供たちを連れて潮干狩りに来たら、お父さんとお母さんのほうが夢中になってしまい、 あやうく子供たちとはぐれてしまうところだった、なんてのもよくある話。宝探しみたいでおもしろいんですよね。



 このあさりは、海水をきれいにするのに一肌脱いでくれているんです。あさりの食べ物は小さなプランクトンなど。あさりはエサを水ごと飲み込み、体の中でそれをろ過。ろ過できる水の量 もたくさんで、あさり一つで1時間に1リットルくらい。しかも食べない汚れを吸い込んでも、粘液で包んで排出、それが他の生き物の食べ物になって生態系のバランスを保ち、自然をきれいにします。こんな小さくても、偉いな、あさり。もうずーっと昔からこうやって自然は守られてきたんでしょう 。



 あさりには、悪性貧血に効果的なビタミンB12が、貝類の中では一番たくさん含まれています。またタウリンも豊富。タウリンは肝臓病の予防や治療に効果 があるから、酒のつまみにあさりってのは、まさに相性ぴったりなんです。



 寿し半で使っているあさりは、浜名湖産の一番大粒のもの。これをシンプルに酒蒸しにしてお出しします。やっぱりね、こういう食材はそんなにこねくり回さないほうがいいだよ。使うのはお酒と、かつお出汁と醤油のみ。どちらかっていうとあさりを食べるスープみたいな感じで、あさりからでた出汁としょっぱさが、しみじみ旨い。そして酒蒸しだから、やっぱり日本酒でしょ。ビールじゃなくて。冷えた酒にあさりの旨さが、体中に染み渡ります。

 
このスープに旨味が出てます

 いくら浜名湖があさりが有名だからって、捕れる量 なんてたかがしれています。それに一年中あるわけではないし、真夏になるとあさりも産卵を終えてしまって脂が乗っていない、貝毒の心配もあるから、まさに今が食べごろ。毎回言うようだけど、せっかく浜松にこんないいものあるんだから、それを食べないなんてホントもったいない。



 しかし近年、あさりが少なくなってきています。その原因は今切口が固定されて潮の流れが速くなり、赤ちゃんのあさりが砂に定着しなかったり、あさりを食べるツメタガイが大発生したからともいわれています。詳しいことは調査中で、きっと原因はもっといろいろあるとは思うんだけど、やっぱり人間が自然を大切にしなくちゃいけないってことじゃないかな。自分たちが生まれ、育ったこの街とこの自然に感謝する気持ちが大切だと思います。そしてそれらを守るためには、まずその価値が素晴らしいってことを知らないといけません。  だから寿し半は、浜松の旨いもの、素晴らしいものをもっと多くの人にしってもらうためにがんばります。ぜひ皆さん、食べにきてくださいね!

 
   
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