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大学を卒業後、企業に就職し、営業マンとして大阪、東京、札幌と飛び回っていたある日、親父から一通
の手紙が送られてきました。長男が店の後を継いでいたのですが、3年程したら家を出てしまったのです。
手紙の最後にこんな一文が書かれていました。
「“鶏口となれども牛後と成るなかれ”」
‘ハッ’と考えさせられました。確かに営業マンとして良い成績を挙げていたとしても、大きな牛の一番後ろについている単なる尻尾でしかなかったのです。たとえ個人商店のような小さな店でもそのトップになれという言葉でした。その言葉にのせられて、この浜松に帰ってきたのです。まさに人生を変えた、そんな一言でした。
今思えば、親父がどうしても私に帰ってきて欲しかっただけなのかも知れませんが…。

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