ソルトの「職人が教える料理のちょっとしたコツ シリーズ」は、皆が知ってるようで知らない、料理を美味しくするちょっとした工夫を紹介していきたいと思っています。

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記念すべき第一回目の今回は“来"留芽”のマスター八木さんにお願い致します。

八木:ご家庭で美味しいフライを揚げましょう。今回はフライを揚げる時のちょっとしたコツをご紹介します。ちょっとした下ごしらえで、とてもおいしくなります。(写真はイメージです)


 onepoint
[1] 塩コショウのタイミング
食材によって、塩コショウをするタイミングがちょっと変わってきます。
ちょっと早めに
魚介類は塩を振ることによって水分が出ます。余計な水分を取ってから揚げましょう。
揚げる直前
肉は塩を振ると旨味が出て固くなってしまいます。揚げる直前に塩コショウしましょう。
野菜
揚げる直前
これもお肉と同様、野菜の美味しさを逃がさないようにしましょう。


[2] 衣の付け方
衣を付ける順番は、(1)小麦粉、(2)卵、(3)パン粉の順番ですね。
ここでのポイントは、小麦粉を付けたら良くはたいて余分な小麦粉を落とすこと。小麦粉を付けるのは表面 の水分を取り、卵が付きやすくするため 。こうすることによって揚げた時に衣が剥がれてしまうのを防げます。
次にパン粉は軽く表面にきれいに付けます。ぎゅうぎゅう衣を付けてはいけません。


[3] 揚げ方
180℃の油で揚げることは常識として知られているでしょう。最初に食材を油に入れたら、衣が取れなくなった頃を見計らって一度菜箸で持ち上げてみます。ここで重さを確認。それからまた油の中に戻し、頃合を見計らってもう一度持ち上げます。食材の中の余分な水分が抜けて軽くなったらもうOK。ここでのポイントは、ちょっと気持ち早めに揚げること。うまく余熱を利用することによって、中まで火が通り過ぎないおいしいフライが出来上がります。

PS.キャベツのフライなんかもおいしいですよ。 油に入れて衣に色が付いたらそれで出来上がり。たまにはキャベツも脇役じゃなくて、メインにして揚げましょう。



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