久しぶりにコンソメスープの仕込みをやりました・・・・・!!

自分がこの世界に入って(見習い)、一番驚いたのは、コンソメスープができるまでの仕込みのときでした。
肉のブイヨンを仕込んで、濁ったブイヨンが黄金色に澄んだコンソメを見たときでした。そのとき、「コックさんは、マジックだ」と思ったこと、いまでも、そのときの事は忘れられません。
まだ18歳の時で、コックさんってすごいな?と思い、自分もいつかマジックのようにコンソメを仕込んでみたいと思い、日々修行をして4年過ぎた頃から仕込めるようになり、初めて出来たときは本当に嬉しくて、コックさんになって良かったと強く思った事を思い出しました。
玉葱の皮ごと、焼いて、焦げ目をつけて、ブイヨンの中に入れ、牛スジをミンチにして、卵白を入れて、火にかけると、見事、黄金色になるんです。(ビックリです)
今では、既製品がほとんどで、コンソメを仕込んでいる店はないと思いますが、自分は以来、今でも最初からコンソメを仕込んでいます。
仕込みの原点なんです。(失敗するとスープになりません)
かなりコストがかかりますから、大変なんです。修行時代、2度失敗して、先輩にひどく叱られたことを覚えています。
今回も(2月26日)修業時代を思い出しながらドキドキしながら仕込んだんですが、うまくできました。
なんか、ドキドキワクワクしながら料理を作るときがなんとも言えない楽しさがあります。
そのたびに、料理人になってよかったと思いながら、今日もそんな気持ちを大切にしながら料理を作っています。
(料理人になるために生んでくれた両親に感謝です)

 

澄んだコンソメスープが
出来上がりました

 

久しぶりに農場見学に行ってきました・・・・・!!

先月17日(火)に、料理教室の生徒さん達や仲間を誘って、2軒の農家さんに視察に行ってきました。
午前中に三方原で野菜の農場をやっている今津農場へ。今津くんはまだ若い(27歳)のに、美味しい野菜を追求して自分の農法を探り出して猛勉強をしている青年です。
昨年のクリスマスから3月までほとんどのメニューに使ったんですが、(ちりめんキャベツ・ブロッコリー・小カブ・カリフラワーetc...)お客様から「味が濃くて甘みがあり、香りもありとても美味しいと評判が良かったです。
今回は、トマト・バナナ・アボカドに挑戦していると張り切ってました。
又、ラディッシュをもぎ取り、土をはらい食べてみたんですが、とてもみずみずしくて美味しかったです。(少し土の味がしましたが・・・笑)
でも、無農薬ですので、安心して、土も食べてしまいました。もう一人スタッフがいるんですが、当日は配達に出ていて不在でした。清水くんといって、いつも配達してくれるんですが、若いのに挨拶や会話が爽やかで、気分が良く、好青年です。
清水くん、がんばって素晴らしい野菜を作れるようになってください。

 

そして、ランチを弟子の店(ポーズカフェ)に行ったんですが、店に入るとお客様がいっぱいで、ビックリしました。自分の店のお客様も行かれて、「シェフの料理と同じで優しい料理で美味しかった」と言われます。
オープン当時は、カフェとして10席しかなく、マダム1人でやっていて、川合シェフは自分の店で働いていたんですが、お母さんが亡くなられて、今の店に戻り、だんだん広くしてフランス料理をやるようになり、今では38席に広くしてランチは安くやっているのでいつも満席とのこと。
彼は、自分の店(浜名湖オーベルジュキャトルセゾン、大平台のシェ・モリヤ)で修行して、フランスに行き、帰国して又、自分の店で一緒にやりましたので、100%、伝授してますので、弟子として頑張っているので本当に嬉しいです。
これからも「真心と愛情を込めて、丁寧な料理」を作って下さい。
今日もとても美味しく、サービスしてもらいありがとう。初めて行った人も、とても美味しいと言っていました。
マダムの志麻くん、気を使ってくれ、ありがとう、又、皆で遊びにきてください。

 

ランチを終え、午後から掛川市の石山農園(美味しんぼにも登場する究極トマトです)に高速を使って行きました。
35年前、石山さんのトマトに出会ったおかげで、トマトのムースが生まれました。
最初にトマトにがぶついたときは、声がでないくらいの美味しさで、「なんだこのトマトは!」とビックリしたことを今でも覚えています。そのときは、まだフランスから帰国したばかりでしたので・・・。
当時フランスでは、「赤ピーマンのムース」が話題になっていましたので、赤ピーマンをトマトに置き換えて、イメージしたら美味しそうだったので作ってみたら、イメージ通りにできたので、以来、今日までトマトのムースを看板メニューとして作っています。
これも、石山さんと出会ったおかげで出来た料理です。
石山さんは、トマト一筋で40年。すごいです。当日も忙しい中、トマトの説明をしてくれ、トマトを丸かじりさせてもらい、初めて行った生徒もいて、皆ビックリしてました。最近では、甘いトマトは出回ってますが、甘くて酸味のあるトマトはなかなかありません。石山さんのトマトは、甘味と酸味のバランスが絶妙なんです。
フランスやイタリアでトマトを丸かじりしたことはありますが、石山さんのトマトが一番美味しいと思います。
87歳になるおばあちゃんも現役で、元気にお手伝いをしているとのこと。。美味しいトマトを毎日食べていられるから、元気でいられるのでは・・・。
当日、石山さんと自分の会話(トーク)が面白いと、奥さんや皆大笑いでした。
石山さん、マダム、お忙しい中、時間を取っていただき本当にありがとうございました。当日おみやげにトマトのムースを作って持って行ったら、次の日電話でとても美味しかったと行ってもらい、良かったです。
(作り手と食べ手の、まさにマリアージュでした)

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ラディッシュをガブついている今津くんと もぎたてのラディッシュ 今津くんを囲んでみんなと一緒に

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人気のキッシュ料理 川合シェフと一緒に

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トマトを持った石山さんと 糖度を測っている石山さん
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究極のトマト 石山さんと一緒にハウスの前で

 

行きつけのジャズ喫茶に・・・・・!!

いつも、スイミングに行く時間、スイミングに行けないときに近くに素敵なジャズ喫茶があり、疲れを癒しに行くんですが、その喫茶は「トルネ・ラ・パージュ」(ページをめくる)というフランス語なんですが、もう10年前から営業しているんですが、当時、美人姉妹でやっていると話題になりました。(オープン当時いったことがあるんですが)
現在は、妹さん(真理さん)が一人、一人にカフェをいれているんですが、自分はいつもカウンターに座って、いれているところを見ながら香りをかぎながらウットリ見ているんです。(笑)
真理ちゃんがいれてくれるカフェはとても美味しくて、癒されます。お話も上手で、とても楽しいんです。
その真理ちゃんが昨年秋に結婚して、相手は一緒に働いている鈴木くんという方なんです。
二人は結婚を機に3月いっぱいで店を辞め、独立するとのことです。
鈴木くんが日本酒が大好きで、「日本酒バー」をやりたいとのこと。現在勉強中で、4月から自分の料理教室にも入会して、料理の勉強もしたいとのこと。二人は自分の店にも来てくれ、とても仲の良いカップルです。
昨年の11月頃、鈴木くんのお母さんが自分にと、ニット帽を手編みでプレゼントしてくれたんです。色も、自分の大好きなグリーンの毛糸なんです。とても気にいって、いつもかぶって買い物やスイミングに行くと、皆から素敵ですね、と言われていました。
(お母さん、皆から褒められました。本当にありがとうございました。)本当に嬉しかったです。
二人が辞める最後の日(3/29)に、カフェに行ったんですが、真理ちゃんや鈴木くんのファンが店内いっぱいで、皆さん名残惜しんでいました。カフェを飲みながら寂しさがこみ上げてきました。
真理ちゃん、10年間、本当にお疲れ様でした。「少し身体を休めて充電して、又、新たに次のステップ」にと、頑張って下さい。
鈴木くんは、料理教室でビシビシ、しごきますので、覚悟してください。(笑)
又、二人で食事にいらしてください!待ってます!

P.S トルネ・ラ・パージュは、お姉さんが引き続きやっていくとのことです。

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妹の真理さんと一緒に ニット帽をかぶって鈴木くんと

 

年に一度のSBS学苑の講師たちの懇親会パーティーが・・・・・!!

今年も、先月(3/24火曜日)、浜松駅前のプレスタワーにて、講師たちの親睦パーティーがあり、火曜日で休みでしたので、出席してきました。SBS学苑 の料理教室は、大平台のお店の時からやってますので、かれこれ12?13年になります。講師の人達と会うのは、年に一度しか会えないので、いろんなジャンルの人達とお話する事ができ、とても勉強になりました。(年配の先生方が多く、60歳?80歳)
料理教室を長くやっていると、いろんな方が参加するので、とてもたのしいです。
職業もバラバラ、年齢もそれぞれで、若返ります。
毎月、いろんなイベントを計画して、いろんなところに行くんですが、お店のお客様は誘わないんですが、料理教室の生徒さんたちは勉強になるので誘ったりするんですが、皆さん、料理教室だけの参加ではなく、イベントが楽しいから続けている方達がとても多く、5年?10年と教室に参加されている方達が多いです。
あるときは、震災後、仙台の塩釜でレストラン(シェ・ヌー)をやっている友人(赤間シェフ)の店に、生徒12名で励ましに食事に行ったりと、楽しくやっています。自分も、一人で行くよりも皆で行く方が楽しいですから!!
これからも、いろんなイベントを計画していきたいと思います。
4月から又、新しい教室がスタートしますので、是非、興味を持っている方がいましたら、連絡下さい。
一緒に楽しく料理を作りましょう。お電話お待ちしています。
(途中からでも入会できます)

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SBS学苑の担当者と パーティー会場

シェフ  守屋 金男



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