02月06日

テレビの天気予報が寒波のニュースを流している。

強くふく風は、つめたくて肌をさす。

この寒さはいつまで続くのか・・・・・・

ところが風がなくなった午後は暖かく春のような陽気となる。

雑木林に小鳥の群れがやってきた。

朝の寒さはそこにない。

もうすぐ春だ。

〜〜〜 ・ 〜〜〜 ・ 〜〜〜 ・ 〜〜〜 ・

パソコンの具合が悪く、2月の予約スケジュールがうまく出ない。

原因がわからないので、しばらくお待ちください。

便利になったら不便さも倍になってやってくる。

どうぞご予約は電話で確かめてください。

 

 

02月24日

「フキノトウ」の「てんぷら」と「みそいため」のお好きなお客様から問い合わせの電話・・・・・・

「ベランダ」の前の地面に降りてさがしてみるが、まだ出ていない。

落ち葉の下にあるのかも知れないが「顔」を出してくるまで待つことにする。

今年は一度も雪をかぶらなかった地面は、少しの雨水をふくんでいるので「フキノトウ」にとっては育ちやすいのではなかろうか・・・・・・

1号室のまわりの「たらの木」は、窓から手をのばせば届く程の大きさに育っている。「たらの芽」の「てんぷら」も朝食のメニューの仲間だ。

春はもうそこに来ている。

暖かさと共に「春のおいしさ」も運んできてくれる。

「ミヤマキリシマ」が芽吹いてみえるのも気のせいだろうか・・・・・・

雑木林にも春をよぶ小鳥たちが集まりはじめた。

 

 

03月04日

季節風が「雑木林の木々を大きくゆすっている。
午後、風がおさまるとポカポカとした陽気で気持ちがよい。

春の花、一番のりは「ミヤマキリシマ」だ。
レストランの前にあるので、咲きはじめるとその花のにぎやかさに目をうばわれる。
それも、あと数日であろう。

一足早い「河津桜」が、小さなレストラン入口の「ガーデン」で「ちら、ほら」と咲きはじめた。
この「桜の木」も、お客様のいただきもの、今年も見事に咲きました。

木々の成長は早く、小さな苗木であったのが、腕の太さになっている。

同じころ植えた「しだれ桜」は駐車場の片すみで枝ぶりを誇っている。
今年は花をつけるかな・・・・・・

楽しみである。

「フキノトウ」落ち葉をおしのけてやっと顔を出しました。

 

 

03月13日

春が近づいているにはちがいないが、続けてやってくる寒波には、全べての命がとまってしまう。

それを感じさせる強い季節風は上空を通り過ぎていく。

ときおり、風のかたまりのようなものが舞いおりて来て、木々を大きくゆさぶっていく。
これも春先きの「ショー」のひとつである。

「ゆったり」と景色をながめていただこうと「長イス」を用意してある。

あたたかい日には、ここに座っていただいているが、この寒さのなかでは・・・・・・ちょっときびしいが・・・

それもあと数日で楽しくご利用できるでしょう。
今は梅の花が満開だ。

「うぐいす」もふえてきたが、まだ「なきあわせ」まではいかないが、その日のための「スタンバイ」ははじまっている。

いっせいに姿をみせた「フキノトウ」は、たくさんつんだので「みそいため」にして、朝食の仲間になりました。

 

 

04月02日


昨日まで「つぼみ」だった桜の花が、今日のあたたかさで「いっせい」に咲きはじめた。

この一週間はめまぐるしい季節の変化だ。

それは「いろいろ」な花の木の開花にある。

「みつまたの木」「みやまキリシマ」「山ざくら」etc・・・・・・

寒波の日が続いた3月の月初めは「うめ」や「モモ」の花が咲いて、山里に春が来るのを知らせてくれたが、今は「さくら」が主役である。

しかし「さくら」の「おしらせニュース」はめまぐるしく、開花から満開が速いスピードである。

満開のあとは「花ビラ散る」花吹雪が楽しめる。
この花吹雪もあと数日・・・これを楽しみに来荘なさる常連さんもおられる。

山荘のお客様、季節ごとのリピーターである。

集中する日があり、ご予約がむづかしい日もありますが、あきらめずに前後の日をみつめてください。

日によっては空いているのです。

山荘のランチもおすすめです。

・・・・・・☆ のんびり、ゆったり、自然の中で ☆・・・・・・

 

 

04月10日

あたたかい日が桜の開花を早め、大事な花ビラが降る雨にうたれ、あえなく地面に落ちる。

それでも「ウグイス」はなく。・・・・・・
雨の中で美声は似合わないが、右から左からたえまなく聞こえてくる。

今朝は寒さがもどり、みんなふるえている。

この花冷えの日がすぎれば春本番、山荘のまわりには、全べての「いきもの」が活気づいてくる。

坂道の名前も知らぬ草花が「いろ」づいてきているのも、はっきりとわかるようになってきている。

「桜」の花の咲きおくれた「つぼみ」も開花して「しぶい」季語となる。

調理場の中ではアク抜きする「ワラビ」の落とし水が規律正しく聞こえ、朝食の献立に加わる出番を待っている。
「たけのこ」も・・・・・・

 

 

04月18日

ベランダの「さくら」の木がすっかり青葉で包まれ、春本番となる。

争って咲いた「ヤマザクラ」の花ビラが坂道に落ちて「白いジュータン」の模様をつくっている。
「ヒヨドリ」が数羽たわむれながら枝をゆするので、風がないのに「ハラハラ」と花ビラが舞う。

季節の変化は「まわり」の山の木々に配色をつけ、季語の「山が笑う」となる。・・・・・・これをながめるのも楽しみのひとつである。

楽しみといえば「山の空気」がおいしく感じるのも、今がいちばんだ。

まだ空気がつめたいからだろう。

空気の味つけは、木々の新芽と前方の茶畑だ。

言葉で「おいしい」という表現は、変わりゆく山の活力を見るからだろう。

大きく深呼吸をして今日がはじまる。・・・・・・

 

 

05月01日

山荘の下に広がる茶畑にふりそそぐ太陽がまぶしい。

標高500メートルの茶畑は新茶の摘みとりがおくれるが、その分だけ味が濃くなり、お茶の成分に深みが増す。

不思議なことに「新茶」の味わいは平凡で物足りないが、1年ぐらい過ぎると、「うまみ」が加わってお茶本来の「香り」「にがみ」「しぶみ」がよくなる。

森町には茶処として「それぞれ」のおいしい「お茶」の味が楽しめる。

それらの「お茶」の味とは異なる「山荘」の「お茶」も「いっぷく」してみてください。

新茶の季節に「古茶」をいただく…ちょっと変化な……

まあ「山荘」での「オアソビ」のひとときに「ゆっくり」「おのみ」ください。声をかけてください。スタンバイします。

ベランダに座って「ウグイス」の美声をお聞きください。「うまくなく」ようになりました。

 

 

05月15日

広々とした森町の田園風景は、その季節によっていろいろな特産物がつくられる。

秋の「次郎柿」や「米」なども知られているが「レタス」も有名である。
これからは「とうもろこし」が主役になる。

先月まで白い「ビニール」ハウスが目立っていた畑も、今は「ピーン」と背すじをのばした「とうもろこし」の苗木が日毎に大きく成長している。

良質のこの特産品は、予約ができないほど人気がある。「やわらかく」て甘いので好まれるのだろう。

入荷がむづかしくなる程、素材への期待感がつよまるので求めがいがある。

味覚のシーズンの旬は、あっというまに「すぎ去って」いく。

 

 

05月22日

おくれてやってきた「ホトトギス」が「ウグイス」にせかされるようにして「声…」をはりあげる。
おたがいに「ナワバリ」はあるらしく、決まった場所を少しづつ替えながら「さけんで」いる。

ウグイスはもうすっかりなきなれて「美声」を聞かせてくれるが、「ホトトギス」の声は「やたら…」甲高く、かんだかく、せわしなく聞こえる。

仲間?さがしと同情して聞いてみても「キョ、キョ、キョ」は静かな「山里」には、ちょっとうるさすぎる。
「メにアオバ、ヤマホトトギス……」の名句…を口ずさんで気分をまぎらわしてはいるが……

日中は汗ばむ気候に「小鳥」たちの「さえずり」も「ボヤケ」気味だが、それでも朝夕は「肌寒く」、ひんやりとした空気の中を歩くと気持ちがよい。

坂道で足下に落ちている「まつぼっくり」を蹴ると「コロコロ」と道にそってころがっていく。
これも散歩の楽しみでもある。

雑木林の木々の葉の色がさらに色づき、深緑となる。

 

 

06月04日

雨水も加わった沢の水が「田んぼ」の中を「うるおい」、山里の「おそい田植え」が終わった。

それを待っていたように「どこからか」白い「渡り鳥」がやって来て、「田んぼ」の新たらしい住民となる。
頭の先が水面から少ししか出ていないので、稲の苗木の間に「えさ」になる「モノ」がいるのかは見えないが、「じっと」みつめている姿は、「生きる」力の強さを感じる。

やがて「山里」のまつりにあわせるように「稲」は実のり、収穫されるまで「田んぼ」の中に変化をあたえ、「おいしさ」をつくりあげていく。自然の「すばらしい」生命力である。

「つゆ入り」のシーズン。三倉川の岸辺の「ねむの木」にも、この雨水が恵みを与える。

やがて「ヘリコプターの」「プロペラ」のような花をつける。これも「つゆどき」の自然からの「おくりものである」。

 

 

06月16日

三輪の花をつけた「山ゆり」が一本だけ坂道に咲く。

細い茎は強い風にもゆれながら耐えている。

つぼみのうちはうける風は少ないが、大きく開くと動きもつらそうだ。

淡いピンク色が目立たぬが、「ケイタイ」で写真にとってみると実に「うつくしい」。

短い花の命はあとわずかだが、自然の中で地味に終わろうとしている。

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午後から降りだした雨にうたれ、「ついに」花は散った。

おたがいに「いのち」をあわせ、ほとんど同時に落花した。

「山ゆり」の季節から「あじさいの花」が見ごろとなる。

「シトシト」と降る雨に「あじさいの花」はよく似合う。

雨水をたっぷりと吸った木々の香りが山荘をやさしく包んでいる。

 

 

06月26日

「シト、シト」・・・とふる「つゆ」の雨水を受けて、「あじさい」の花が「どんどん」大きくなった。
「つぼみ」から両手を広げた大きさになるまで約1ヵ月、その間、何度も「色が」変わった。

昨夜からの雨は、「花」全体にしみ込んだため、地面についてしまうほど重くたれさがっている。

毎年のことながら花の命もこれまでと枝を切りとり、花だんにおいた水鉢にうかべて、再度「花」の美しさを楽しむことにする。

今年の「あじさい」の花は「つゆ」の雨水の受水がよいのか、小さな「水鉢」に入りきれないので、調理場の大きな「ボール」を水鉢の代わりにしてみたら、花が4ツも入り、「にぎやかな」「あじさい鉢」が出来上がった。

花だんの中の「ミント」の葉が「ボール」を「かくしてくれる」ので、「つゆ」の日の「花だん」が出来あがり、大満足である。

 

 

07月03日

まだ「つゆ」が残る7月の早朝。
親鹿の「なき声」がウラ山の方から聞えてくる。
ヒュルル、ヒュルルと規則正しく口笛を吹いているような音色は仔鹿をよんでいるようだ。

真冬の仲間をさがしているのとは少し違い、「ゆったり」としているのでなぜか聞きほれる。
やがてヒュルルは小さくなると聞えなくなった。
よびよせた仔鹿と共に安全な「ところ」へと帰っていったのだろう。

静かになった山荘のまわりに「くちなし」の花の匂いが、かすかにただよう。
花の季節はすぎてわずかに残っている花ビラが「あまずっぱい」香りをただよわせている。

「くちなし」の白い花が消えたあとには「時計草」が咲いている。
この花は地味で、4〜5メートル先まで「つる」がのび、たくさんの花がついているがあまり目立たない。

 

 

07月14日


ベランダに座って前方を見る。

桜の老木の枝の間から「キリ」に包まれた山並みが消えたり現れたり、たえず変化をしながら、絵になってみせてくれる。

自然のギャラリーは美しく「いつまで見ていても」あきない。

このひとときは、なにか「得」をしたような気分だ。かすかに通り過ぎる「風」も気持ちがよい。前方の山にも、この風が吹いているのだろう。「キリ」が大きくいくつもに割れて、山の上に登っていく。

今年の「つゆ」はながく、さらに台風といっしょになっていつまでもいつまでも木々をぬらす。

「被害」という自然のいたづらもあるが、ほどほどにと願う。

「雨あがり」によろこぶ小鳥たちもやってきて、「にぎやかに」なったが、再び現れた「キリ」につつまれると、いつのまにか姿を消した。

 

 

07月23日

大雨による増水が気になった三倉川.......

「つゆあけ」による晴天が続きにごりのなくなった流れが気持ちよい。

「つゆどき」に咲く「ねむの木」の花が岸辺に「たくさん」あるのに気がつく.......

小さな花は、少ないと目立たず地味だが 満開の今は「ねむの木」全体を包み込んだように咲いている。

それにしても「水」が好きな「ねむの木」にとっては雨の多い今年は「花」の豊作?なのかも知れぬ.......

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三倉川の岸辺に気をとられていたが 山荘の宿泊棟の雑木林にも「ねむの木」がたくさん咲いている。

こちらは小鳥たちの「アソビ」場所になっている。

相変わらずなき慣れた「ウグイス」の「なわばり」だが.......

 

 

08月04日

夏本番。日中のあつさには記録づくめの毎日;8月になっても続くだろう。

あつさの中「赤トンボ」がとんでいる。

山荘の朝夕は涼しいので、日中のあつさをのぞけば、涼しい風は「トンボ」にとっても気持ちがよいだろう。
「トンボ」の数はこれからどんどんふえていく。

山は季節の変化が早い。

山荘で「のんびり」自然を楽しんだお子様のリピーターも、来荘を約束して山里をはなれていった。

次においでいただくときには「大きく」なっていることだろう。

「セミ」と「秋のむしの声」と「ウグイス」がなく。
そして「赤トンボ」が加わった「山荘」は、にぎやかで「のんびり」「ゆったり」とした夏休みのシーズンにはいりました。

 

 

08月12日

山荘の朝夕は、涼しく気持ちがよい。
杉林や雑木林から聞こえてくる「日ぐらし」の声も「ゆったり」としていて、さらに気分がやすまる。

明け方の空気は木々の中で冷やされたので、「日ぐらし」にとっても自然の冷房だ。
夕方はさわやかな風がふく。
この少しの温度の変化が「日ぐらし」の「なき声」にえいきょうしているのだ。

日中のあつさの中で「さわぐ」「セミ」たちとはちょっとちがう。
みな、「セミ」たちのラブソングとしては、その音色のちがいにとまどいながら−
−夏のすぎさるのを待っている。

猛暑の記録にとまどう街の中を、少しはなれた「山の中」で「セミ」たちと同じ気持で見守っている。
・・・・・・秋の気配を感じながら・・・・・・

 

 

08月21日

山荘のうら山、雑木林からけたたましい「モズ」の鳴き声が聞こえてくる。

しばらく聞いていなかったので、「夏場」にはよけいにあつ苦しく、「おじゃま」さんである。

悪の仲間・・・「いのしし」の「ワルサ」も気になる。

「親のおしえ」を守らぬ行動は「つかまえて」「とっちめて」やりたいが、なにしろ夜行性なので「手におえない」。

「親いのしし」なら「ぜったい」に「しないだろう」「食べ物さがし」の行動は、「にくらしい」し、腹が立つ・・・・・・
木の根を掘りおこして「食べる」のだろうが、その掘りおこし作業は大胆すぎるので「カワイイ、ウリボーのしわざ」と笑ってはすませぬ問題だ。

「人間の大人が」すっぽり入れるほどの大きな穴を垣根にしてある「山茶花」の根元をやられるのだから、たまったものではない。
毎年、「ゆりの根」はやられるので覚悟はしているが、今年はどうも好みが「ちがう」らしい。

無事に残った「タカサゴユリ」は今が満開である。

 

 

09月03日

たくさんの雨水をかぶった木々もめいわくそうだ。

連日の猛暑に「セミ」たちの出番がなかったようだ。

異常気象の中で自然界の気まぐれをまともに受けた動物たちも、どうしていいかまよっている。

その例が「いのしし」たちだ。親のいのししは「ルール」を守っているが「食べざかり」の「こどものいのしし」・・・・・ウリボーたちは手あたりしだいに「えさ」を求め、「木の根」を食べるため穴を掘っている。「ユリの花」の小さな根っこでは物足りないとみえ、たぶん「食べ物」としては好みなのだろう「木の根」を掘りおこしている。

「えさ」となる「根っこ」は求めているものだけを掘ればよいと思うのだが、彼たちの行動は「ヒド」すぎる。
腹を立てながら穴をうめているが、どこにこのエネルギーがあるのかと思えるほどの作業にさらに「にくらしさ」が増す。

これもすべて異常気象だ。

すくわれるのは涼しい山荘の空気だ。

夜は星もきれいだ。そして虫の声も楽しめる。

 

 

09月17日

お客様との会話も・・・・・・
「よく降りますね」ではじまります。・・・

全国のニュースの中でも降雨量の多さで森町がとりあげられるため、友人、知人、お客様からのご心配の問い合わせがあります。

今回の台風くづれは、同じような大雨を日本中に降らしていったので、翌日には、こちらから「だいじょうぶでしたか」とお見舞いの電話を入れる結果となった。

「山荘」のまわりの木々は保安林になっていて、勝手に切ることは出来ないため、降水の貯水林としての役目を果たしています。そのため「山から・・・しぼり出す水は年間を通して一定」しているので「おいしく」料理やお茶などにも使わせていただいておりますが、「ニュース」になるほどの量が降るとちょっと困ります。

・・・その雨水の流れを集める「三倉川」は、大雨の翌日は土砂をふくんだ茶色の水が濁流となって流れるが、その水も3日もすれば清流にもどります。
あの流れの「すさまじさ」をみれば、今回水害の被害にあった方たちのお気持ちもわかります。

一日も早い復興を祈ります。

 

 

10月03日

山里のおそい稲穂が黄色くいろづいて「村まつり」の日が近づいた。

森町から「はなれた村から」順に「まつり」はやってくる。

「山荘」のある「山里」は、順番からするとおそくなるので「まだそのムードは」ないが・・・・・・

やがて笛やタイコの音色と共に若者たちも田舎に帰ってくる。

「まつり」の屋台が通行の「おじゃま」になるが、それへの「ご協力してください」の立て「カンバン」は目立つところに立てかけられ、少しづつ「まつり」は近づいている。

雨の多い今年は「秋のごちそう」の野菜の収穫にえいきょうしているが、その中で「おいしさ」を求めるのが「プロの仕事」・・・・・・

「ガンバリマス」・・・・・・

 

 

10月15日

まだ青い「イガグリ」が風に吹かれて坂道をころがってくる。

雑木林の中に「くりの木」があって、雨水に流されて道路に、そして今度は風によって坂道をくだってきたのだ。

勾配のある斜面をまるで「生きもの」のように動いていく。

坂道には、落葉が重なりはじめ、その中には「どんぐり」がまざっている。小鳥たちがついばむのは、自然界の「おくりもの」だ。

それにしても「イガグリ」はめづらしいので、つまんでみるとまだ中身は見えない。レストランのフロントに飾ることにする。

「山荘」のまわりには、ほとんど採ることのない山栗や「しぶ柿」がレストランのベランダから見えるが、これらは見るだけのもので、「食べる」のは小鳥たちや小動物の「ごちそう」になっている。

秋は、日ごとに深まっている。

夜空の星も楽しみがふえた。

 

 

10月29日

山荘へ向う道路にコスモスが咲き、山里のまつりの「チョーチン」とのコラボがなんとものどかである。

山荘のまわりの木々の紅葉は例年より色づきがよく、秋の深まりを感じさせる。

前の山にまんまるい月が見えるのも夜空のショーのはじまりで、星をながめて詩人になる・・・・・・

秋のまつりの「トリ」は森町の中心部にうつり、11月6日、7日、8日に行なわれる。

各町内の屋台の「ひきまわし」と「舞子」がえしの行事は、「主役」の「舞子さんより」まわりの人たちがなぜか「なみだ」をさそわれるほど感激するのである。
「まつり」の伝統の良さであろう。

坂道には、落ち葉のジュータンが日増しに厚くなっている。

 

 

11月06日

少し「欠けた月」のまわりにたくさんの星が輝いている。

月あかりの中で星雲まで見えるのであるから、澄みきった夜空である。

あまりの美しさに坂道でしばらく立ち止まる。

雑木林の中で落ち葉を踏む音がする。

こちらの様子を見ているのかも知れない。

美しい夜空を共有してながめるのであるから、相手は「だれ・・・・」でもよい。

星座の名前を調べれば楽しみも増すのであろうが、これだけたくさんの星をながめると名前などどうでもよい。

キラキラと光を放っている星の大きさにも興味がわくが、無数の星雲をながめると夢をみているような気分になる。

雑木林の「うごめく」相手はそんな人間様を見アキたのか、去っていってしまったようだ。

冬は、この満天の星が楽しめるのです。

 

 

11月16日


山荘のおそい紅葉がはじまった。

春のさくら・・・・・・

夏、雨の日のキリのカーテン

秋、さわやかな風

冬、満天の星

太陽と風と水に恵まれた、この地を求め、山荘をオープンして、20年、早いものである。

料理のつくりびとは年が加わったが、自然の変化はない。

その季節になると訪れる人に感銘を与えてくれる。

山荘をおとずれるリピーターの方が増えるにつれ、まちがっていなかったことに満足をしている。

加齢というおまけのついた調理の技術は「今が旬」・・・?

いずれにしろ、楽しんで料理をつくらしていただいている。

気候の変化による素材とも「たたかい」ながら、料理づくりを楽しんでいます。

ベランダに座り、コーヒーをのみながら、おくれてやってきた「ジョービタキ」と話しあっているのです。

 

 

12月03日

せっかく静かな山の中でのんびりしていたのに、トラブルのメーカーがやってきた。

知らない人は「ひとなつっこいトリですね・・・」というが・・・
彼の「しつこい」やり方にまたまた怒り百倍である。

気持ちのよい晴れた日に「せっせっ」と愛車ランクルをみがきあげ、とくに念入りに「ミラー」をやったばかりである。

「ジョービタキ」可愛らしい名前の「ヒビキ」にも腹が立つ・・・

近くの木の枝にとまって、こちらの様子をみていて、「イタヅラ」は「シマセンヨ〜」てな態度をしている。
こちとらも忙しいからいつまでも「つきあって」いられない。

そこの弱みにつけこんで「さあっと」とんできては「ミラー」をつつき、そして「フン」をかけていく。

この攻撃のしつこさは、これから真冬になるまで毎日くり返される。

 

 

12月27日

山荘の坂道に積る落ち葉のジュータンがいつもより多い。

雑木林に散った木の葉は、風や雨水によって流されてくるので、そのバランスのせいだろう。

静けさの中で、その木の葉の音がカサ、カサと小気味よい音を出す。

上空にはたくさんの星が輝き、澄んだ空気が早朝の自然を演出している。

言葉には現わすことのことのできないこんなことが、全て「ぜいたく」な「ひとりじめ」がうれしい。

「空気のおいしさ」を寒さの中で身体全体で吸い込んで、仕事場へとゆっくりと歩く。

「たまり池」の水でものみに来たのか「子鹿」のなき声が聞える。

それに答える「親鹿」の太い声も加わって、夜明けの「とき」を知らせている。

山荘の年末と新年のスケジュールがはじまるので、気持ちの高ぶりも「ゆっくり」「ゆったり」「のんびり」のリズムでやっていこう。

そんなシェフを残月が見送ってくれている。一日の「はじまり」である。