01月10日

早朝、4時、山荘の坂道をくだってレストランへ。

雑木林の真上には残月があって木々の間から顔を出す。

新年をむかえた気分のせいか、明け方の星の数がさらに増えたように感じる。

夜の間、木々の中で冷やされた空気はつめたいが、身体全体でシャワーのようにあびると壮快になり、寒くはない。

カサ、カサと落ち葉をふむ小さな音がする。
細い月のあかりでは、その相手を見ることができないが「えさ」をさがしているのだろう。

一歩づつ、坂道の土の上ふみしめる音も朝の静けさの中では気をつかうが、山の上からかたまっておりてきた風が木々をゆさぶり「あし音」をかき消して去っていった。

今日も、一日が始まる。

 

 

01月18日

雨あがりの夕方。
「おわん」のようなかたちをした月が雲間にうかぶ。

強風にあをられた落ち葉が、その間に割って入る。

ニュースでは、各地の雪による事故のえいきょうをつたえている。

そのせいか「山荘」へおいでいただくお客様の問い合わせが多い。

「山荘」をオープンしてから、今年で17年目をむかえるが、雪による閉店は一度もなく、朝起きて積雪をよろこぶが午前中には雪がなくなってしまうので通行には困らない。

また「とうけつ」の心配も、それぞれの地域の人たちが安全のために「塩化カルシウム」や砂をまいてくれるので安心して通行できる。

それでもご心配の方には「山荘」の登り口に駐車をしていただき「ランクル車」が、むかえに出向く。

秋のはじめ、天敵の「ジョービタキ」とのたたかいをしながら、たえしのいだ「4WD車」のかつやくがみられるのである。

それにしても各地の大雪による被害にお見舞いいたします。

 

 

01月29日

山里のまつりから、3ヶ月もすぎたのに、

山荘へ向かう県道63号線の道路には「まつりのだし」の「わだち」が残っている。

雨が降ると消えてしまったように見えるが、道路がかわくと、またはっきりと見えてくる。

昔は、人力により坂道をひいて登ったというが、今は電気のモーターが「かつやく」している。

思いだせば、山荘が出来たばかりのころは、地元の若い衆も多かったのに加え、もちろん、モーターの「ちから」を使って「山荘の坂道を上って来たのだから」……。
まつりも、「だし」も、元気があった。

その音におどろいてか、杉林の中から「仔うさぎ」がとびだしてきて、「だし」に参加したことがあった。 「ウソ」のような話は、それほど古くはない。

最近は、「うさぎ」の出現はないが、相変らず「いのしし」や「しか」の姿をみかけることがある。

ふだんは静かな「山の中」、ニュースといってもこんなのんびりしたものしかお知らせがない。

ただ「こよみ」をめくる日々の早さには、ちょっと気になるが……もう2月になるのだ。

 

 

02月05日

天候不順の2月。

上空を寒波が通ると冷たい空気がおりてくる。

5〜6度は異なる温度差に身震いする。
陽が落ちると、その差はさらにひろがる。

翌日、朝から雨が降る。雨をもたらす気温は10度前後、これはもう春を感じる。

とつぜん「コジュケイ」がなく。
たしかめようと茶畑の方に近づいたが「なき声」はそれっきり………寒さの「アンバランス」に
「コジュケイ」が春の到来とばかりに「はしゃいだ」
ひと「なき」だったようだ。
いまごろ巣の中で「赤面」をしているのかも知れない。

雨水をたっぷりとかぶった土手の枯れ草の間に青い葉っぱが見えている。

春は近づいているのだ。………

やがて「美声」とはいえぬが「コジュケイ」の「コチヤコイ、コチヤコイ、」……音頭が…
山里に「コダマ」する日がやってくる。

 

 

02月15日

まだ寒い日が続く。

ディナータイムの客席をまわる「ごあいさつ」のときにも、寒さについての「説明になるが」。
「いやー寒いから星が見れるのですよ」……と、冬だから楽しめる「天体ショー」を期待なさる声が多い。
次は夜空の天候が気になるが、あいにくの雨雲におおわれている。

夜の間に降った雨はやみ、「山の景色は」数分ごとに変わる。「キリ…」の発生は「すみ絵」の美しさをみせてくれるので、「カメラ」に風景をおさめる人が多い。

数羽の小鳥たちが茶畑の中でたわむれている。「すずめ」…「いや、ほほじろ」「コガラ…」かな……確認する前に動きまわられるので、集団の正体はわからない。

あたたかくなれば「なき声」で見分けがつくが、今朝の寒さの中では……「なき声」がない。

春はもうそこまでやってきているのに。……

「ベランダ」の下から「春一番」のあいさつをしてくれる「フキノトウ」はあと数日で顔をみせる。

 

 

02月22日

今年は真冬が長い。

テレビから聞こえてくる天気予報は、あいかわらず「サムイ……」お知らせ。

寒さは覚悟して戸外に出るが「寒い」というより「イタサムイ」…

日中、太陽の下では「あたたかく…」もう春を感じるが、朝夕の吹きつける風は……つめたいのである。

しかし、あきらめの中で「みつけた」「フキノトウ」には感激する。
枯れ葉がちらばる「ベランダ」の下で2ヶのフキノトウをみつける。
早速、摘み取り「朝食のてんぷら」に……
…と思えど……「じっとガマン」をして、そもままにする。まわりをみると少しだけ頭を出しているのがいくつかある。3日後の「てんぷら」の約束をしてベランダをはなれる。

木々の枝の先には芽ぶいた「小さなツボミ」がついている。春はそこまで近づいている。

 

 

03月06日

朝夕の寒さを気にせず、木々が枝の先を芽ぶかせている。

日中の太陽の下では、もう春だ。

レストランのベランダからながめると、茶畑が広がり、その向うに見える「たまの樹」が美しい。樹齢150年の巨木はパノラマの中でも、ひときわ目立つ。

風の谷から「ジャレ」ながら飛んできた2羽のカラスが、大きくジャンプをして「たまの樹」の枝の中に消えた。

小鳥たちの遊び場は、「ながめて楽しむ」リピーターたちにとっても評判はよい。
「これを見るために来るんだよ」とおっしゃるファンの方は多い。

新茶のシーズンをのぞいては、前方に見える茶畑はわき役であるが、少しずつ春の気配を感じさせてくれる。

この畑を「なわばり」にして、「コジュケイ」たちがさわぐ日が近い。

なき声の「コチャコイ、コチャコイ」音頭がパノラマのBGMになる。

 

 

03月13日

紅白梅の花が満開に咲いている。

この一週間、暖かい日が続いていたので開花を早めたようだ。

梅の花に誘われたか「めじろ」が数羽やってきて、花びらをついばんでは落として遊んでいる。

日中は「のどか」な春だ。

もう寒波はやってこないだろうと「春めいたスポーティルック」で散歩する。しかし、日陰に入るとやはり寒さはまだ残っている。

上空には白い線が走っていくが、機体は見えない。いつも山の中で「コダマ」する「爆音」は、澄みきった上空に吸いとられているのか聞こえない。

剪定した桜の大木は「身ぎれい」になって開花の日を待ちわびている。

「自然のいたずら」……「つぼみ」がついてからの寒波が来ないことを願う。

 

 

03月23日

季節の花、開花ラッシュでにぎやかだ。

台風でいためつけられた「みつまたの木」の花が黄色く色づいている。

「つる」がまきついていた「ミヤマキリシマ」は、冬の間に手入れをしておいたので「のびのびと」たくさんの花でベランダを飾る。

レストランの玄関先には「スイセンの花」が可憐な花をつけ、同じ方向に顔をむけて咲いている。あい変らず規律正しい。

桜の開花のニュースがにぎやかだが、山荘の大木はまだ「つぼみ」がふくらんだ程度。
今後の天気ぐわいによるが、10日間ぐらいおそく咲くだろう。

山荘へ向う道路ぞえの「桜」もまだ開花はしないので、順番でいけばその開花よりおそく咲いて、4月の第一週ぐらいまで楽しめる。

小鳥たちも花の開花にあわせて山へ向ってやってくる。山荘のまわりは行動範囲が広くなるので気持ちが良いのだろう。
花から花へと飛びうつり「花見」とシャレている。

 

 

03月26日

「おじょうず〜おじょうず」……と、なき声をほめられた「初音」は……(ウグイス)…
それが聞こえたかのように、さらにオクターブをあげて続けてないた。

下の山里でトレーニングを積んだようで、かなり「美声」で聞き入る者を「ウットリ」とさせる。

なぜか…彼らには「ナワ張り」はなく、東西南北のそれぞれの区割りの中で「代わりばんこ」に春を告げている。

桜の花は、街の方から開花のお知らせが届く…

太田川の岸辺の桜が「ぼつぼつ」咲きはじめたようだ。

三倉川の入り口近くの市川商店さんの桜が1本だけ満開だ。

山荘の入口の桜は「まだまだ」……

山荘のベランダの桜はまだで〜〜す。
……今、「ミヤマツツジ」が満開……。

 

 

04月03日

三鞍の山荘は海抜500メートルの山の中にある。

太田川や三倉川の岸辺の桜は、今日の雨で散りはじめている。

例年ならば、山荘の桜は今が見頃なのだが……500メートルの高さは温度差が3−4度あるために涼しい場所の桜の開花は「ゆっくり咲いて」「のんびり」散っていく。その風流さがじまんであるのだが、今年は残念のひとことである。

桜の花が「ちらほら」とついているだけの「さくらの大木」をながめ、みんなで「ため息」をつくばかり……
このさみしいかぎりの桜の開花の原因は……最後の寒波かも知れないあの日の寒さは、花の「つぼみ」を凍られたのかも。

地元の人の話では「ウソ」という鳥がたくさんやってきて「つぼみ」を食べてしまったという。
????? ほんとうかしら ?????

 

 

04月07日

昨夜から降り続いた雨は、満開に咲いていた「山桜」の花ビラをすべて落としてやんだ。
ピンクとホワイトの小さな花ビラは、坂道にびっしりと張り付いている。秋の落ち葉のジュータンにはおよばぬが、それでも自然のつくる「美」のひとつである。

この花ビラの道を、意地悪な軽トラックがタイヤの跡を残して登っていった。通ったあとには、二本の線がはっきりとついて山の奥へと続いている。
この道路は林道として利用されるので、悲しきかな仕方がないのだ。

山桜は、花ビラを落としたあとは赤いマッチ棒のような「くき」を続けて落とす。そのあとは若葉が何事もなかったように活きづいている。
まだ青葉としての色はうすいが、あと数日で緑色になり、そして深緑となる。

天候不順は、花と実と葉を争わせて成長させている。

それぞれの植物は、バランスをくづしながら自然に立ち向っている。

 

 

04月18日

四季の移り変わりがあまりにも、スピードが早く、ついていけない。
天候不順が原因かも知れないが、季節を告げる生き物たちがそれぞれの立場の中でバランスをくづしているにちがいない。

初夏のような「あつさ」が続いたと思ったら、とつぜんに寒波がやってきたある朝、目の前に広がる茶畑を「霜」がおそった。
無防備の新茶の芽はその被害をまともに受けた。幸いにして、半分「風上・・かざかみ・・・」は助かったようだ。半分は「黒っぽく」色づいて、はっきりと「冷害」にやられたことがわかる。

自然派「美しく,やさしさがある」・・・と変わりゆく季節の中で親しみをもっていても「自然のいたづら・・・という「しっぺ返しがある。」
「生きものたち」はそれをいち早く察して行動をおこしているのだろう

なんじゃもんじゃの木の花は、例年より、半月も早く咲き始めた。

 

 

04月26日

山また山を見おろして「ほほじろ」の高鳴きは続く。
杉の木の「てっぺん」をひとりじめにして……

風にゆらぐ山里の「こいのぼり」に聞かせているのかも知れぬ。

山荘を取りまく木々は、
つい先日までの淡い緑が、色濃くなって深緑となる。

この木々の間を通る風には、香りがついて、深呼吸するたびに、心がなごむ。

木々の中でひときわ目立つのは「藤の花」、
鮮やかな紫色がまぶしい。
今年は、いつもより「藤の花」の房が多く見えるのは、気のせいだろうか……

杉林の中は「しやが」の花が満開に咲いている。
目立たぬように、陰地斜面に群集している。

厚くて光沢のある剣状の葉に咲く花は「アヤメ」に似ている。色の白さがまぶしい。

もう季節は初夏をむかえる。

 

 

05月02日

4月終わりにみた満月は徐々に欠けている。

にぎやかに、あわただしく、ゴールデンウィークに突入して、はじめてみる風景は・・・・・・
深緑に染まった木々の間から見える月であった。

明方、ひんやりと冷やされた空気の中で全べてが5月のはじまりであるが、この一週間の山荘は、にぎやかなのです。

静けさを求めて来荘なさるお客様には申し訳なく、頭のさげっぱなしのスタッフのシェフは「子ら」が大好きなのです。

最初に来たときに「おいかき」をしていった「モデル」の私たちも年を重ねたが「子ら」はすっかり「大人び」ている。「もう6回になります」と云われて再会によろこびが増しますが、

一年はなんと早くすぎているのだろう。

「空気に味がある」といった「子ら」は、今年はどんな言葉をのこしていってくれるのだろう。

出来れば「まんまる」の月を見せてやりたかったが・・・・・・

 

 

05月10日

早場米の「田んぼ」の蛙が落ちついた声で鳴いている。

稲の苗木もからだ半分を水面から出して風にゆれている。育ちが早い

山荘のある「山里」の地区は、田植がおそい。3度程の温度差があるためだが、そのころは雨期に入るので、田植には最適なのである。

三倉川の岸辺にはたくさんの「ねむの木」が生えている。この木々も「雨水」を待っている。
雨期で増水した川の水を吸いあげ、あらそうように葉をつけると、「花火」がはじけるような「花」をつけて季節を謳歌する。

これをながめるのも「雨期」どきの楽しみでもある。

 

 

05月20日

朝食、ランチタイムがすんでディナーのスタンバイが終了……。

わずかの間だが自分のリラックスタイムとなる。

新茶をのみながら、ベランダでくつろぐ。

いただいた「バームクーヘン」を食べながら、洋菓子でもいけるわい…とひとりゴチル

小鳥たちの「なき声」がBGMだ。

リル、山バト、コジュケイ、もず、ひよどり、山ガラ、四十ガラ、メジロ……。

そして、主役は「うぐいす」だ。

4〜5羽が「かわりばんこ」に鳴いている。「ホーケキョッ」となくのはまれで、ほとんどが
ケキョ ケキョ ピ、ピ、ピ……○×☆……谷渡りといわれる美声である。

音階のはっきりしていて「かわりばんこ」に鳴くのを聞くと、とても「ナワバリ」宣言…には聞こえない。
彼たちの世界は「平和」なのである。

全ての小鳥たちは姿をみせないが、「なき声」だけで、バードウォッチできるのも楽しいものである。

昨年、聞きわけることができた「アカショービン」も、明け方には杉林の奥で仲間をよんでいた。

 

 

05月28日

8号室の入り口付近に咲く「アザミ」の花が雨に打たれて生気をとりもどした。

その数は、昨年よりさらに増えた。

草刈名人の「Sさん」が、雑草の中から「草花」を刈らずに残してくれるので、「野生の花壇」が楽しめる。

「草花」の寿命は地味なものほど長く咲いている。

駐車場のまわりの空き地に群集して根を張る「クローバー」は、「4つ葉」をさがす「子ら」の楽しい遊び場になっている。

自然の花にくわしい方の説明によると、それぞれの草花に「名前」があって、ほとんどが外来語であり、初めは外国からの輸入された種が蒔かれたりしたものが繁殖したようである。

毎度であるが、聞いた花の名は覚えられず、「あの花」「この花」でシーズンを終わる。

桜の花を咲かせなかった「大木」は、ベランダ全体に枝をのばし「あつい日差し」をさけてくれる。
そのみどりの葉がうつくしい。

 

 

06月03日

6月はじめの雨が時折、音をたてて強くふる。

「つゆ」の感じがしないのは、じめじめとした「つゆ」特有の湿気を、まわりの木々が代わりに吸い取ってくれるからだろう。

山荘の周りは、風の通り道。
強く吹く風は大きな木々が受けとめ、そっと吹く風は小さな草花が目立たぬように動いてとめる。

これらの自然の動きが、「つゆ」の季節を忘れさせてくれるのだろう。

数年前まで、つゆどきに咲いて「おみみえ」した「笹ゆり」は「いのしし」の餌食となってからは数本が咲くだけだ。これも、偶然に「いのしし」が取り残したというのも、急勾配の山肌にあるためで助かったようで、平地にあれば全滅だったのだ。

この花の好きなお客様の来荘も決まっている。

無事に咲いてくれと願う。

 

 

06月09日

「つゆ入り」の予報が間違いのような天気が続く。

「晴れ」の予報は、「熱中症」も加わってすっかり夏をむかえてしまったようだ。

「山荘」の周りは朝夕が寒さを感じるので「つゆ」のことは忘れてしまうほどである。

そのせいか、めっきり増えた「ホトトギス」が夜明け前から「さわいで」いる。

鳥類の本によれば「ホトトギス」は「ウグイス」の巣の中に卵を産んで、あとは他人まかせで子育てはしないという「けしからん」「やつら」らしい。

それが明るくなると「ウグイス」も加わって鳴くので「にぎやかな」朝になるのだろう。

「子育て」をし ようとする「ウグイス」が「卵産め」とせかしているのかと想像すると、複雑な気持ちになる。

この山荘だよりを書いたら、びっくりするような大雨が降る。

山里のおそい田植えがはじまったので、タイミングとしては恵みの雨になった。

雨があがると「コジュケイ」がさわぎはじめた。

 

 

06月20日

「つゆあけ」のニュースが近い。

今年の「つゆ」は、夜中にたっぷり降り、日中は晴れ間が見えたりしたので「霧にむせぶ山荘」のイメージ絵は少なかった。

鳴きっぱなしの小鳥たちの「さえずり」も、「山の涼しい」空気の中で風に流して楽しんでいる。

気のせいか、今年はその数が多い。

どうにか間に合った「田んぼ」の水量も苗の成長を早めている。

頭の先端しか見えていなかったのが、この数日でからだ全体を見せている。

自然の恵みは、「つくりびと」の愛情を受け、大きく、確実に育っている。

 

 

06月27日

台風がもたらした大雨は、まる二日間降り続く。

そして、台風一過の晴れた日が続いて、今日は、雨。

霧雨が山荘を包み込んでいる。
茶畑も半分しか見えず、名木・・・「たまの木」は、水墨画の中にある。
たぶん、雨宿りしているだろう小鳥たちの「なき声」だけが聞こえてくる。

いつもあわただしくなく「コジュケイ」も「ホトトギス」に持場をとられて静かにしている。
あいかわらず「ウグイス」の谷渡りは冴えていて、雨の中でもワンマンショーを楽しませてくれる。

肌寒さを感じ長袖を着ているので、季節感に迷うが、この寒さも気持ちはよい。

やがて夏をむかえるが、街の中では体感できぬ朝、夕の温度の変化が山の中の自然の「おくりもの」として楽しんでいただけるので夏もまた待ち遠しいのである。

霧が大きく動いて別な水墨画になった。

 

 

07月04日

山荘がオープンして16年目になる。

建物のまわりに植樹をした木々が、すっかり大きくなり、前からあった雑木林と見分けがつかなくなった。

7月になってからの、日中のあつさの中でも、日かげに入ると涼しさを感じさせてくれるのは、うれしいことである。

ディナータイムに「ごあいさつ」にでるシェフの会話は、「山荘」の・・・涼しさから始まる。

6時ごろのディナータイムはまだ明るい。

ご希望されるお客様には「アペリティフ」をベランダでおすすめしている。
山の中から通る少しの風にも「みどり」の香りがついて、「美酒」・・・がさらにおいしくなる。
(アルコール分のないものも・・・あります。)

静かな「山の中」に、ゆったりとした時間がたっぷりとあります。

 

 

07月11日

例年より早く「つゆあけ」したようだ。

続けて降った雨も今朝はひとやすみ。

雨の合い間に茶刈機が「うなりごえ」をあげていたが、その音も消えて、景色だけが一変した。

茶の葉が摘まれたあと茶畑は、休息をとるため、「ボーズ頭のように」刈られる。

円盤のようにはられた「くもの巣」がぬれているため、朝日をうけて光って見える。

山の中は、寒暖差があるため、坂道の草むらでは「秋の虫」の声が聞こえる。

夜明けに「さわいだ小鳥たちの声も」いちだんらくしたあとは、「カラスのファミリー」が「ゴロゴロ」というノド元で音を出してジャレあっている。

そのようすに「山里の犬」が気にくわぬのか、威嚇して吠えているが相手にされず、あきらめて静かになった。

 

 

07月19日

夏休みが近づくと
山荘のまわりの虫たちがやたらさわぐ……
日中は、あついので草むらにかくれてあつさをしのいでいるが、早朝と夕方はだまっていない。
今までは、静けさをよそおい「いっぴき」の虫だったが、仲間がふえるにしたがい、全べてを仲間か「テキ」にしている。

草むらの虫に気をとられていると、「ゆったり」とリズム感のある「ひぐらし」がないている。
その数が日ましに多くなり、「夏休み中」には「山荘」をおとずれる人たちに「うたい」かける。
……やすらぎのうたを……
あまりにもそれがすぎるとめづらしい「とまどい」の言葉となる。

夏なのに「うぐいす」がなき「ホトトギス」もさけぶ。
そして「セミの声」……草むらでは「虫の声」…… 「すごいな」ーと子らもさけぶ……
気持ちのよい涼風があるからでしょう。

 

 

07月29日

可愛い花をつけた「ねむの木」の季節も終わり、セミの声がはげしくなってきた。

夏休みに入ると、「虫とりアミ」をもった子らの「山の家」になる。

早すぎた「猛暑」にエネルギーを使いはたしたか大きな「クワガタ」が、ベランダで横になっている。命あれば勇姿を見せられたのに残念だ。

体調をくずしたのは虫ばかりではない。
うだるような連日のあつさには覚悟はしていたが、高温はまだこれからが本番、せめて「山の空気」の中で生気を養ってもらいたいと願う。

日中のあつさは太陽のめぐみ、このあつさは仕方ないとしても朝夕の涼風は「山の中の」木々の「ごちそう」・・・・・・たっぷりとそれを味わっていただきたい。

町場と3度ほどちがう温度差は、ありがたい自然のめぐみです。

 

 

08月05日

茶畑の再生のため、頭部を刈りとられてから一ヵ月、その作業の効果があらわれた。

茶色になっていた茶の木の先端に新芽がつき、春先きと同じような葉がついている。
グロテスクにも見えた頭部刈り込みも、これで一安心。

夏休みを楽しまれ記念に写真をとられる方たちの後方で立派に役目を果たしている。

冬の冷害にやられ、今、猛暑の中で茶畑の木々が美しい葉を見せてくれると、自然のなにげない力強さを感じる。

自然の山の中で朝夕の涼しい風を両手ですくおうとした方の気持がわかる。

「ひぐらし」の声が少ないのは猛暑に対する自然の受け身なのだろう。

そう思うと朝夕の「カナ、カナ、カナ」の声は愛着を感じるのです。

 

 

08月16日

線香花火のパチ、パチとはじける閃光をみつめるファミリー。

山荘の花火は、静かな線香花火が中心で、上空や地上でハレツする花火はない。

小さな「火の玉」が消えると、「水の入ったバケツ」の中へ、命の終った紙の棒は捨てられる。
短い束のまのショーは、「山荘の夏休み」の恒例の行事である。

大人も子供も、それぞれの「思い出」は残り、まわりにひろがった「けむり」は消えていく。

山荘でむかえる17回目の「夏の夜」は、日中の「猛暑」とは、比べものにならない程の「涼しさ」がある。

「山荘」だから感じられる、「朝夕のひんやりした空気」は、おいしい。

「夏休みは、まだ、これからが本番」!!

利用の仕方では、満室の日を避けられる、「山荘のカレンダー」が便利です。

 

 

08月29日

友人から「酷暑おみまい」の便よりが届く。

まだ、日中の猛暑はつづく。

夏休みはもう終わりなのに。

日中のあつさに気をとられていたが・・・・・・
朝、夕はさすがに涼しくなった。

全べてがおかしかった夏は「こよみ」だけが先走っている。

例年、「ホタル」が乱舞する三倉川の上流では、さみしく数匹がみられただけの6月。

夏休み前に見られる「昆虫館」のウインドーのように姿を見せる「虫たち」も、今年は少なかった。

「セミ」も静かにないて終わるようだ。

桜の大木に「ウソ」という鳥がやってきて、花の芽を「全部食べていった」・・・・・・という「ウワサ」も本当だったのかも知れぬ。

だが「山荘」の「山の空気」は、まちがいなく秋の気配だ。それを感じるだけで幸わせになる。

 

 

09月05日

山の夕暮れは早い。

落陽と共に暗闇がやってくる。

山里の犬が義理めいた声で2-3回吠えた。

日中のあつさも、いくぶんやわらいできたが、陽射しはあつい。

しかし、山には空気がある。朝、夕の涼しさは、街の中とは、くらべものにならない。

ひんやりの草むらの中では「秋の虫たち」がさわぐ。

その「なきごえ」におくられて、ファミリーが坂道をおりてくる。夕食どき、足どりも軽く、「おいしさ」への期待もおおきい。

シェフの「かつやく・・・・・・?」は、これからだ。
秋の素材は「あつさ」の中で厳しさを耐えしのんできたので根情がある。

その「おいしさ」に囲まれて「シェフ」の「ガンバリ」が始まる。

 

 

09月14日

めっきり秋らしくなってきた。

続けて降った大雨のせいで流れてきた木々の葉が、坂道につもっている。
これは、季節の落ち葉ではなく、猛暑の中、雨が降らなかった夏の洗礼をうけた木々が、耐えられなくって落とした分身である。

今、さわやかな風に吹かれて、静かに落ちるのは風情ある秋の落ち葉だ。

落ち葉には色がある。

涼しさから寒さへと変わるこれからの山の空気に色づけされて地上に落ちてくる。

秋の「虫たち」は季節到来にいちはやく反応し、美しい音色を聞かせてくれる。

友をよぶ「虫の声」は、夜どうしないてもまだ足らず、昼間も草むらのあたりはにぎやかだ。

続けざまに落ちた枯れ葉がベランダを横切っていった。

 

 

09月24日

「夕やけこやけ」で「日がくれて」 「山のカラス」が……
この音楽は山の中まで聞こえてくる。

町の有線でながしている。

夕ぐれどき、「夕やみせまる中で」「コダマ」して、聞こえてくるので、つい「いっしょになって」「くちずさんで」しまう。

町の広報でながす放送は、この音楽で一日が終わる。

なつかしい童謡がそのままの風景の中で聞くことができるのもぜいたくだ。

山荘のまわりには、この他にも「チャッキリ、チャッキリ」の茶畑が目の前に広がる。

町の中を流れる「太田川」は広沢虎造の浪花節の中にでてくる「ながれも清き太田川」……と……でも上流にダムができて、流れる水は少なくなってしまったが…残念……。

 

 

10月02日

山里に入ると「村まつり」のための交通規制看板が目立つ。

先日の台風にも耐えた「稲穂」は黄色に色づき、あと数日で収穫される。

これらの「お米」は「遅場米」で「秋のまつり」には丁度間に合い「収穫祭」としての主役となる。

この「お米」をねらうのが「いのしし」である。
数年前に、この被害にあった「田んぼ」をみたことがある。せっかく実って、もうすぐ刈り入れをするころを見計らったように「田んぼ」の中の稲穂を、広い範囲で「食べあさり」、あげくのはてに「寝ころんで」いったため、この「お米」は全て廃棄されたのである。………悪臭がついて食べられないとのこと………

今はこの被害をさけるため、「田んぼ」のまわりに電流を流す「ガード」線がはられている。

どのくらいの電流が流れているのかわからないが、一応「キケン」という看板が立てられているので「さわらない」ことにしている。

聞けば「ふれる」と不快であり彼らは近づかない・・・とのことであった。

大切な「お米」を守るためには仕方がないのである。

もうすぐ「まつり」の「タイコ」と「笛」の音が聞こえてくる。
山里は少し、「にぎやか」になるのです。

 

 

10月12日

山荘のまわりの木々が色づき、秋の気配を感じる。

過ぎ去った台風の影響で落とされた地面の落ち葉はまだ青さがのこる。

朝夕の空気の「つめたさ」は実に心地よい。
澄みきった空の青さを眺めると、自然の美しさにしばし、見惚れるのである。

こんな夜の空には星がきらめき、欠けた月の弱いひかりの中で小さな動きをみせる。

秋は「きびしい冬」をむかえる前のひとときのやすらぎを与えてくれる。

この季節の「料理づくり」は楽しさもくわわり、調理場にならんだ「食材」に深く感謝する。そして・・・・・・
「おいしさ」の演出に「ちから」がはいる。

やがて、すっかり色づいてくる紅葉にますます「食欲が」わいてくるのです。

 

 

10月22日

坂道の落ちている「どんぐり」の実を拾い集め、道路の片すみにおくのが日課になる。

完熟の実は、ふっくらとしておいしそうだ。

これを食べる相手は、「にくらしいいのしし」だが、他に害を与えないときの「彼ら」は、同じ山里に住む仲間だ。

山荘のまわりにある「ゆり」の花の季節は、ある程度の数が咲いて終ったが、被害にあわなかったのは、「いのしし」たちの「えさ」が充分にあったのだろう。

「ゆり」の根っこを掘りかえさなければ、のどかな山里の様子として伝えることができる。

しかし「ワナ」にかかった「いのしし」の親子づれのニュースを聞くと気持ちが沈む。

今朝は「ピー」と鳴き合う「鹿」の声も聞こえる。
「えさ」として求めるものがやわらかい木の皮と知ると、やはり彼らも「にっくき」山里の「テキ」なのである。

たまに坂道で出合う彼らはにくめない顔をしているのに・・・・・・

 

 

11月05日

まつりがすんで街も山里も静かになった。

これから紅葉が楽しめます。

森町に入り、太田川の支流三倉川を上流へとすすむ。

山荘へのアクセス道路の整備がよくなり、便利になったが、(今はコスモスが咲いています。)
快適に車を走らせているうちに異なる方向へと行ってしまい「行方不明」でごめいわくをかけています。

カーナビの便利さはわかるが「山の中」の道路では、目的地を見失うことがあります。

カーナビは「少しでも早く目的地へ着こう」と近道を教えるためかも知れないが、複雑な動きをする。
途中から「カーナビ」が不能になったら、もう最悪です。

山荘の「お知らせ」の中で「アクセス」が最初に記載しているのは、そのためです。

「ゆっくり」「のんびり」と山荘に御来荘いただくためにも、迷わずに「すんなり」とおいでくださることを願っています。迷いましたら、まずお電話を!!
ご誘動いたします。

 

 

11月19日

桜の木の落ち葉がベランダの上で「ちょうちょ」のような動きをする。

少し「はだ寒い」が、空気が実においしい。
仕事の合い間に、自然の中にふれられるのも、山の中で味わえる「自分のための」うれしいひとときである。

「コーヒー」の味も格別だ。

ひきたてのコーヒーの香りが、秋の空気にふれておいしさが倍加する。

寒さが小鳥たちの「なき声」を小さくする
静かな雑木林から唯一聞こえるのは、聞き覚えのある「キュ・キュ・」となく、「ジョービタキ」だ。だがまだ姿は見せない。

この「なき声」を聞くと、反射的にみがまえる自分がいる。

車のミラーや、ガラス窓に体当たりしてくる日が、もうすぐはじまる。

自然の中での「小さなたたかい」は、愛車「ランクル」を守るために毎年、冬の間続くのです。

 

 

11月26日

日中なら、紅く色づいた「もみじ」の木が、坂道を登る目線を楽しませてくれるが、早朝の月夜の「あかり」では、その風情は見えない。

少し欠けた「月の光り」は、前山を黒いシルエットで写す。そして、白い雲間に見えかくれする「星たち」も、時折り「強い光」を放つ

夜どおし冷やされた空気は、「ねむけ」をさますには充分の「つめたさ」がある。

深呼吸をすると、なにか得をしたような気分になるのもこの季節のごちそうだ。

今日、一日の幸せのはじまりだ。

桜の大木の葉は残り少なく、秋の深さを感じさせるが、そのスピードの早さが気になる。

残り少ない11月の「カレンダー」を見つめながらつぶやく俳句が川柳となり、ひとりごちる。
「こりゃーだめだ」......と......

 

 

12月01日

ベランダの風車が強くまわっている。

晩秋の風は気まぐれで、詩情がわく「くる、くる」とまわる吹き方はしてくれない。

のんびりと落ちてくれれば地上に着く前に「落ち葉」のシャンソンでも歌ってやるのに・・・・・・

はしゃいでいるのは風車だけだ。

坂道には、先日の大雨で流されてきたたくさんの木の葉が折り重なっている。これも晩秋の風物だ。

ここ数日は満天の星が見られる。
明方はとくに美しい。たくさんの星をみると寒さなど気にならないので不思議だ。

強く吹く風が夜空を「きれいにそうじ」をしてくれるのだろう。

そのおかげで満天の星がみることができる。

自然はきびしさがあるが、「やさしさ」もある。
それにしても星雲までみられるのは、空気が澄みきっているのだろう。

師走のせわしなさは「山」にはない。

 

 

12月25日

おかげさまでX'masは、にぎわいがありました。ご予約のお電話をいただきながらお受けできなかった日もありまして、大変申し訳なく思っております。

重ねて申しあげれば、年末年始をお受けできない日もございまして、ごめいわくをおかけしております。

新年も、10日をすぎますと、また、静かな「山荘」になります。

お電話などで道路凍結の問い合わせがございますが、凍結の心配が予想されます日は、地元の方たちの通勤のための走行を安全にするために曲り角や橋の上などに「塩化燐」をまいて凍結をしないようにしてくれますので心配ありません。

積雪があったのは「山荘オープン以来」16年・・・2度ありましたが午後にはとけて消えてしまいました。

それでもご心配の方たちのためには、三倉の町までおいでいただき、車を駐車場においていただき、「山荘」への山道は送迎をしております。ご安心を・・・・・・

お部屋のコタツがお待ちしております。



12月14日

山荘のまわりの木々が枯葉をおとし、あたり一面にちらばって美しい風景をみせてくれている。

これほど枯葉が色づいたのは、山荘をオープンして以来はじめてである。

11月末から12月にかけての寒波の襲来が原因であるが、北の方では雪の被害が続いている。

紅葉をながめているうちに、12月も半ば、暮れの一日がすぎるのがすこぶる早い。
〈X'masのメニュ−も決まった。〉


///////////////////////////////////////////////////////

オードヴル
(こだわりの燻製、森のサラダ)

スープ
(野菜スープ、牛舌入り)

魚料理
(すずきにホタテのムース詰め)
カニのソース

肉料理
(牛肉の赤ワイン煮込み)

ロースト
鴨胸肉の香草焼
(みかん風味の甘酸っぱいソース)

デザート
抹茶入りのババロア
アングレーズソース、アイスクリームも仲間に入っている

コーヒー
チョコレートの小菓子

///////////////////////////////////////////////////////

このようなメニュ−を「山荘便り」でお知らせできるのも「第二東名」ができて、森掛川インターから25分で来られる近さになったおかげです。

  ※ お泊まりの方も、ディナーだけでお帰りの方も山荘は通常価格でお待ちしております。

  ※ X'masメニュ−は〈12月20日〜12月24日まで〉
   期間中は、ランチタイムでもご予約うけたまわります
〈ランチメニュ−〉はA 3,150円(税込み)
B 4,200円( 〃 )
C 5,250円( 〃 )
X'masメニュ−10,000円(税込み)

   〈お申込みは〉電話にてお願いします。 0538-86-0225