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 郡上八幡城は戦国時代末期に建てられた城です。現在の城は、昭和8年に再建され、天守閣等は八幡町重要文化財煮指定されています。再建された城の中では一番の古さです。山の上にそびえる城は、なんとも言えずいい風情。

いい城です

山の上にそびえる郡上八幡城

 郡上八幡から見下ろす城下町。昔の殿様はどんな気持ちでここから町を眺めていたのでしょうか。
  私達が住む地方は温かく、農作物が一年を通して何かしらできますが、ここは冬は雪に閉ざされてしまいます。そのため不作の年は私達では創造もできない苦しみもあったらしく、飢饉や百姓一揆、直訴で磔になった事もおおくあったようです。領地を治める人間が、人の命を左右したのでしょう。上に立つ人たちは過去の歴史を、よく心にしてもらいたいもんです。


 続いて郡上八幡資料館に入りました。ここは無料のガイドさんがついてくれ、郡上八幡の歴史を知ることができます。


展示パネル

 私は路地が好きです。なんだかそこに住む人たちの生活感が伝わってくるじゃないですか。
 郡上八幡は“水の町”です。名水百選にも選ばれている「宗祇水(そうぎすい)」があります。500年も前から生活用水として町の人々に大切にされてきたようです。お味の方はもったりとしたお水でした。


昔の見附のような街並

名水百選宗祇水

吉田川 きれいな水です

この立っている橋から“飛び込み”が行なわれます 高さは12mくらい

 そしてこれが“うだつ”です。うだつとは防火壁のこと。昔に建てられた家は、町のほとんどが中二階です。高さが同じのため火事になった時に火の回りが早い。そこで隣の家の火事や、自分の家から出た火が隣に行かないように、うだつを建て周囲に気を配ったわけです。またうだつの屋根は隣の家に入ってもよく、そういった知恵でうまく地域社会が仲良くやっていたんじゃないでしょうか。
 ちなみにうだつがある家は裕福な家。そこから出世したり、金銭に恵まれたりしない、よい境遇になれないことを、「うだつが上がらない」と言うようになったようです。


うだつがあった造り酒屋さん
なんと敷地の広さは3000坪
この立て掛けてあるのが犬柱 犬が近寄らないようにするだけでなく、人が壁際に立って盗み聞きされないようにする工夫でもあるようです

 


こんなでっかいへっつは初めてです

 そして最後は“へっつい”です。
 食の原点なんていうと大袈裟ですが、シンプル イズ ベストで 庶民的。なんとなくあったかみがあります。昔の家庭はたいていが一汁一菜でした。おのおの茶わんをしまう箱があり、食事の最後にお湯を茶わんにいれたくわんできれいにします。そして自分で拭いて箱にしまう。自分のものは自分で拭くから、きれいに使い、ものを大事にし無駄 がありませんでした。母親の家事も減って、非常に合理的。ここにも生活の知恵があったんですね。


 古きを訪ね、そしてまた古いものはいいと、実感した旅でした。